2015年のスタート!子どもの安全を守るために必要なこと
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あけましておめでとうございます!
セコムの舟生です。2015年がスタート!
今年もお子さんの安全・安心につながる情報を発信していきたいと思います。
よろしくお願いします。2014年は、子どもの連れ去り事件が増加傾向にあるという報道がありました。
事件にならないまでも「声かけ」や「つきまとい」なども、増えているように感じます。今年は、これまで以上に「子どもを犯罪から守る」という強い気持ちと行動が必要になってくることでしょう。
今回は、子どもの安全を守るためのポイントをまとめます。
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▼ 防犯ブザーの効果を高めるために親子でできること
子どもの防犯対策というと、まっさきに思い浮かぶのが防犯ブザー。
ですが、防犯ブザーをつけているからといって、子どもが犯罪に巻き込まれないという保証はありません。子どもを犯罪から守るには、子ども自身の準備と、保護者のサポートが不可欠。
親子が協力して正しい知識と対応策を学び、備えることが子どもの安全性を高めるのです。□ 適切な防犯グッズを選ぶ
防犯ブザーにもいろいろな種類があります。道路沿いで騒音があるような場所では、音で知らせる防犯ブザーは有効ではない場合もありますので、防犯ブザー以外にも生活環境に応じた防犯グッズを携帯させることが大切です。□ 防犯ブザーの使い方を練習する
恐怖に直面すると、大人でも動けなくなってしまうもの。いざという時、とっさに防犯ブザーを作動できるようにするには、日ごろからの練習が欠かせません。親御さんが不審者役になるなどして「防犯シミュレーション」をおこない、防犯ブザーを作動させる動作やタイミングを覚えさせ、繰り返し練習しましょう。□ 学校用以外にも防犯ブザーを準備する
防犯ブザーは、自治体や学校から配布されるところもあって、ランドセルにつけているお子さんをよく見かけます。けれども心配なのは登下校時だけではありません。遊びに行く時や習いごとに行く時にもしっかりと身につけさせましょう。付け替えるのは大変なので、外出用も準備しておきましょう。つけ忘れ防止策を親子で話し合ってみてください。
防犯ブザーは持っているだけでも犯罪抑止力になります。
停車中の車の横を通る時や、不安を感じた時など、手に持っていつでも鳴らせる状態にしておくよう教えましょう。警戒している様子が周囲に伝われば犯罪の回避につながるはずです。
▼ 子どもの安全力を高めるために保護者ができること
防犯ブザー以外にも、保護者の方にできる子どもの安全対策をあげてみましょう。□ 生活圏にある危険箇所を把握する
・周囲から見えにくい場所...駐車場や樹木の生い茂った公園のように、障害物などで死角があるようなところ、人の目が行き届かないところなど
・ルール違反がある場所...ゴミや落書きがそのままになっているところ、自転車が放置されているところなど
・歩くのに不安がある場所...ガードレールがない歩道や、路上駐車の多い道、信号機のない横断歩道、見通しが悪い通りなど
・不特定多数が出入りする場所...誰がいても見とがめられない、商業施設や繁華街などこのような場所は、事件や事故が発生しやすく、子どもだけで近づくのは危険です。
具体的に危険な場所を知ることで、類似する場所でも「ここは危ないかもしれない」とわかるようになります。子どもと一緒にオリジナルの「安全マップ」をつくるなどして、危険な場所、理由を具体的に伝えていきましょう。
もちろんただ不安にさせるばかりなのも良くないので、安全な場所、逃げ込める場所も同時に教えてあげてくださいね。
□ わが家のルールを具体的に決める
子どもが外出する時は、「誰と遊ぶのか?」「どこに行くのか?」「何時に帰ってくるのか?」を伝えてから出かけるのが基本のルール。ほかにも行ってもいい場所、行ってはいけない場所のほか、「この場所からは、この道を通って帰る」「遅くなるようなら早めに電話する」など、「わが家のルール」を決めておくと子どもも迷いません。
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落書きやゴミが放置されているなどについては、自治体に連絡すると対処してくれる場合がほとんどです。街の中の小さな「異変」を見過ごさないことも、犯罪が入り込む余地を減らします。わが子だけではなく、地域全体を見守る意識で子どもの安全につなげていきましょう。
2015.01.05