【シリーズ 新1年生のための安全教室 最終回】 親子で一緒に新1年生のための「安全・防犯クイズ」にチャレンジ!
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セコムの舟生です。
いよいよ3月も後半。
卒園式や卒業式を終え、あとは入学へ向けて準備を整えるばかり...というご家庭も多いかと思います。「シリーズ 新1年生のための安全教室」も今日で最終回。
1回目は、「知らない人」、2回目は「通学路の歩き方」、そして3回目は「子どもを狙った性犯罪」をテーマにお話してきました。
今回は、新入学を迎えるお子さんと保護者の方に、防犯の基礎をおさらいしていただく意味をこめて、親子で楽しめる「安全・防犯クイズ」をご用意しました!これまでお話してきたなかで、大事なポイントを押さえることができるようになっていますので、ぜひ入学前に、お子さんと一緒にチャレンジしてみてくださいね(^^)/
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▼ 新1年生のための防犯クイズ
自宅周辺や、これから毎日通うことになる通学路でも、注意深く観察すれば、危険や犯罪につながる「芽」に気づくはずです。お子さんにこのクイズを解いてもらって、防犯力をチェックしてみてください。<もんだい1>
しらないひとから「○○しょうがっこうはどこ?」ときかれました。あなたなら、どうしますか?
ア.しょうがっこうまでつれていってあげる
イ.「あっちだよ」とだけいって、いっしょにはいかない<もんだい2>
がっこうからかえるとき、おともだちが「こっちからいったほうがちかいよ」とちがうみちをおしえてくれました。あなたならどうしますか?
ア.ちかいほうがべんりなので、ついていく
イ.ちかみちがあっても、つうがくろからかえる<もんだい3>
がっこうからかえるとちゅうで、わすれものをしたことにきがつきました。いっしょにいるおともだちには、なんといいますか?
ア.「とりにいってくるから、さきにかえっていて」
イ.「わすれものをしたから、いっしょについてきて」<もんだい4>
とまっていたくるまからしらないひとがおりてきて、「おかあさんがケガをしたから、いっしょにびょういんにいこう!」といわれました。あなたならどうする?
ア.たいへんなので、すぐにくるまにのる
イ.「いやです」といって、はしってにげる<もんだい5>
みちをあるいていたら、しらないひとからカメラをむけられました。なにもなかったのですが、そのあと、あなたはどうしますか?
ア.なんともなかったので、だれにもはなさない
イ.すぐにおうちのひとにはなす
▼ 防犯クイズのこたえ 解説編
「防犯クイズ」の正解はすべて「イ」です。正解を知ることよりも、なぜそうなったかを考えることが重要です。解説をご覧いただき、さまざまなシチュエーションに応用ができるように子どもをリードしてあげてください。<もんだい1>と<もんだい4>は、「知らない人」に対する対応を考える問題です。
小学1年生になったばかりのときは、「ことわる」「大きな声を出す」「走って逃げる」という対応だけ覚えていればいいと思います。あれこれ考えて躊躇してしまうほうが危険です。子どもが小さなうちはなるべくシンプルに教えて、対応を迷わせないことが大事です。<もんだい2>は、通学路を歩くうえで、守ってほしいことを出題しています。
「通学路とちがう道を通らない」というのが基本。子どもが自分の価値観で「そのほうがいい」と判断すると、あやまった行動を取ってしまうことがあります。繰り返し念を押しておきましょう。<もんだい3>は、子どもを犯罪から守るうえで最大のポイントとなる、「ひとりにならない」ことについて考える問題です。
公園でトイレに行くとき、忘れ物を取りにいくときなど、「ちょっとの間だから」「友だちに悪いから」といった理由で、子どもはひとりになってしまうことがあります。注意しましょう。<もんだい5>は、些細なことでも大人に知らせること、お父さん・お母さんと話をすることを徹底させるための問題です。
保護者の方も、子どもと毎日話をすることを心がけてください。子ども自身が犯罪の「芽」だと気づいていなかったり、恥ずかしさから言わなかったりする場合もあります。子どもの話の内容にはきちんと耳を傾けて、小さな変化を見落とさないことが大事です。
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小学1年生になると、親と一緒に行動する機会が減り、子ども同士で過ごす時間がだんだん増えていきます。行動範囲も成長とともに広がっていきます。親の目が届かないときに犯罪に巻き込まれないためには、防犯の基本をしっかりと覚えさせることが大事です。ご紹介したクイズを復習して、入学までの間にお子さんの防犯力を高めてあげてくださいね!
2013.03.18