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【入学準備特集6】 こんな言葉に注意!知っておきたい、子どもを誘う手口

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セコムの舟生です。

熊本市で起きた、幼い女の子が殺害された事件。痛ましいできごとに心が締めつけられるとともに、激しい憤りを覚えずにはいられません。

今回の【入学準備特集】は、「子どもを誘う手口」について。新入学を控えたお子さんをお持ちの保護者の皆さんだけでなく、お子さんを持つ全ての方に知っておいていただきたい内容です。ぜひ読んでいただきたいと思います。

* * * * * *

▼ 「子どもを誘う言葉」は主に4パターン
大人が子どもに話しかける場合、特に悪意がない場合が大半だとは思いますし、人に親切にするという気持ちは大切に育てたいものです。でも、中には子どもの純粋さや優しい気持ちを利用して誘い出そうとする悪い大人もいるということを、まずはお子さんに理解させましょう。

過去に起きた子どもの連れ去り事件などを参考に、子どもを誘う言葉のパターンを分析してみました。防犯シミュレーションにお役立てください。

パターン1) 子どもの好きなもので誘う
子どもが興味を示しそうな物をちらつかせて誘い出す手口です。何らかの手段であらかじめ子どもの好みを把握されると、特に小さな子ほど騙されやすく、危険です。
<例>
「お菓子がたくさんあるから、持っていかない?」
「ウチで子猫が産まれたから、見にこない?」
「最新のゲームをウチで一緒にやろう!」



パターン2) 子どもに助けを求める
道に迷った、物を落としたなどと言って、親切心を逆手にとる手口です。優しい子、しっかりした子ほど注意が必要です。
<例>
「君たち○○小だよね。小学校まで案内してくれる?」
「お財布を落として困っているの。一緒に探してくれない?」
「病気で具合が悪いから、ちょっと助けて…」



パターン3) 緊急事態を装う
一大事を装い、子どもを混乱させて誘い出す手口です。家族がケガをした、病気だなどと言われると、子どもはパニックになってすぐに信じてしまいます。
<例>
「君のお母さんが交通事故に遭ったんだ。車で病院に行こう」
「お父さんに○○ちゃんを急いで連れてきてって頼まれたよ。一緒に行こう」



パターン4) 大人の世界に子どもを誘惑する
子どもが憧れそうな話で誘い出す手口です。小学校高学年や、中学生以上の子どもでも注意させたいものです。
<例>
「かわいいね。芸能事務所に紹介するから写真を撮らせてくれない?」
「近所でドラマの撮影しているんだけど、エキストラで出てみない?」



名前入りの学校の道具を持っていると、さも親しげに「○○ちゃん」と話しかけられて、つい反応してしまうことも。どんな誘い文句も、名前を呼ばれるとより説得力を増して信じやすくなりますので、お子さんの名前を知られない工夫も大切です。


▼ 知らない人に話しかけられた!さあどうする?
知らない人から言葉巧みに誘いを受けても、「いやです」「知りません」「お母さん(お父さん)に聞いてみます」と答え、絶対についていかない、ということが基本です。また、状況によっては、何も答えず、身の安全を確保することを優先したほうが良いときもあります。

以下に対応策をまとめてみました。

【知らない人に話しかけられたときの対応策】
○ 知らない人との間隔は、両手を広げた幅以上とるようにし、
  一定の間隔よりも近づいてくるようなら、すぐに逃げる。
○ 車の中から話しかけられた場合、絶対に近づかない。
  危険だと思ったら車の進行方向と逆向きに逃げる。
○ 変だと思ったらすぐに逃げる。または防犯ブザーを
 鳴らすなどして周囲に知らせる。
○ 身体をつかまれたら、大声をあげる。



▼ こんなとき声をかけられやすい!
子どもが犯罪被害に遭うケースは、ひとりでいるときが圧倒的に多くなっています。不審者による声かけも同様です。複数でいるときよりも、ひとりでいるときのほうが狙われやすいのです。

公園で友達と遊んでいても、ふとしたときに離れてしまったり、トイレに行くためにひとりになったりすることもあるかもしれませんが、それは危険なことです。しかし複数でいれば、一緒にいる子が周囲に助けを求めることもできますので、重大事件に発展するのを防げます。

犯罪に巻き込まれないためには、ひとりにならないことが最大の防御策。不審者による声かけは、死角の多い公園や中高層の集合住宅、人通りの少ない場所などで多発していますので、特に気をつけるようにしましょう。
 

* * * * * *

気をつけるのはお子さんだけではありません。近年、保護者や親戚を装って学校に電話をかけ、子どもを呼び出して連れ出そうとするケースもあるそうです。学校側でも注意を払っていると思いますが、こうした問題にどのような対処をするのか、学校と保護者がよく話し合っておく必要がありますね。
 

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2011.03.09

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