ささいな変化を見逃さないことが事件・事故の予防につながります

セコムの舟生です。

大人の注意ポイントいよいよ、新学期のスタートですね。この春、お子さんが小学校1年生という方もいらっしゃるのではないでしょうか? ご入学、ご進学おめでとうございます。

新しい学校、新しいクラスでの生活、希望に胸を躍らせる子供たちを見ていると、親として、うれしい気持ちになりますね。これから子供たちがどのような成長をしていくのか、想像するだけで楽しい気分になります。

その反面、はじめての出来事もたくさんあり、親も子供も、なにかと不安に感じることが多いときです。学校での出来事について、親子でたくさん話をしましょう。子供が抱えている不安にいち早く気付いて、問題をうまく解決していくには、なにより親子のコミュニケーションが大切です。

子供の防犯についても同じです。その日お子さんが経験した出来事を聞きながら、子供たちのちょっとした変化を見逃さないように気をつけます。子供の表情の変化やささいな出来事に、事件の予兆が隠れているかもしれません。

みなさんは、「ハインリッヒの法則」をご存じでしょうか? これはアメリカの技師ハインリッヒ氏が、労働災害の事例を分析して導き出した「1対29対300」という比率のことで、1件の重大災害が発生したとき、軽傷の事故が29件、事故には至らなかったけれど"ヒヤリ"とする体験が300件の割合で発生しているというものです。

この法則を子供の連れ去り事件にあてはめてみると、1件の連れ去り事件が発生した背景には、29件の実際の事件に至らなかった「声かけ事案」が存在し、300件の「意識されない出来事」が起きていると考えられるのです。

重大な事件が起きたあと、周囲の住民から「このところ不審者がうろうろしていた」「知らない人に子供が声をかけられた」といった話がニュースなどで流れることがありますね。重大事件が発生する以前に、小さな予兆があらわれていることが多いのです。

つまり、日頃から小さな予兆に敏感になることが必要だと言えます。学校からのお知らせや、近所の人との話の間で、不審者にまつわる情報があったら聞き逃さないようにしましょう。「先生やお友達から、変な人がいた、とか危ない場所がある、という内容の話を聞いたり、自分が怖い目にあったと思ったら、すぐに教えてね」と日頃からお子さんと約束して、話をしてくれた時には褒めてあげてください。

また、最近では、自治体などが主体になって、地域の防犯に関する情報をパソコンや携帯電話にメール配信するサービスを行っているところもあります。ある地域では、子供の防犯に特化した情報を選択して情報を受け取ることができ、事件や誘拐の予兆と思われる事案について、日時・場所・概要・対策を頻繁に配信しています。こういった情報を役立てるのも良いですね。

残念ながら「これをすれば、大丈夫」といった防犯対策はありません。しかし親子のコミュニケーションを密にして、ひとつひとつ小さな心がけを積み重ねていくことが子供を守ることにつながる、そういった意識が大切なのです。

2008.04.02

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