お母さんたちとの座談会を振り返って - セコムと話そう「子供の防犯」ブログ -
-
セコムの舟生です。
明日は春分の日ですね。春分の日の前後各3日を合わせた7日間がお彼岸にあたりますが「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、例年この時期から過ごしやすくなります。いよいよ春本番ですね。今年、卒園・卒業を迎えるお子さんのいるご家庭では、まさにカウントダウン。新入学の準備も進み、お子さんも新たな一歩を前にワクワクとした毎日を過ごしていることでしょう。
さて、先日ママとパパのためのSNSサイト『Macoron!(マコロン)』の座談会に参加してきたことをお伝えしました。今回は、私も大変ためになった、その座談会の様子の続きをお伝えします。
他のお母さん方が、「子供の防犯」についてどんな風に考えているか、気になりますよね?
座談会に参加したお母さん方から「1年生の半ば過ぎまで、歩いて数分の小学校まで登下校時に送り迎えをしていました」「帰りの時間になると家の前まで出て、子供の帰りを待っていました。少し遅くなると心配で...」といった声がありました。
お子さんが小学生になると今までのように"いつもお母さんと一緒"といった環境から子供が1人で行動する機会や行動範囲がグンと広がるため、親が子供の行動を把握しきれなくなってきます。お母さんとしては不安ですね。
学校へ入学をしてからしばらくの間は、集団登下校や保護者が交代で学校まで送り迎えに行くなど、学校側でも子供の安全確保のための対策がとられるところが多いようです。ご家庭でも4月の"はじめての登下校"に向けて、春休みの間に親子で通学路を散歩してみましょう。
万が一に備える防犯シミュレーションでもお話しをしましたが、できればお子さんの登下校と同じ時刻に歩いてみるのが最も効果的です。その時間の通学路の環境を親子で一緒にチェックしながら歩きましょう。できれば1回だけでなく複数回おこないたいものです。何度もお父さんやお母さんと一緒に通学路を歩いていれば、お子さんも4月から自信をもって学校までの道を歩けますね。
親子で通学路を散歩しながら「ここの横断歩道は車が多いから、必ず止まって左右の確認をしよう」とか、「ここは夕方になると人通りが少なくて寂しい道だね。"こわい!"と感じたら、あそこのコンビニに助けを求めよう!」など、親子で一緒に安全チェックをしましょう。
もうひとつ、座談会のなかで地域の防犯活動についても話題になりました。
「保護者が順番でパトロールをおこなっている」「子供の登下校中に犬の散歩に出てくれるようにといった回覧板が回っている」「ごみ収集車が下校時間に合わせてごみの収集にくるようになった」などの声があり、学校や保護者だけでなく地域の方々も一緒になって"子供を守ろう!"という意識が高まっていることが感じられますね。
これから地域での防犯活動を始めよう...というとき、強制や押し付けにならないことが成功の秘訣です。あくまでも有志を募っておこなうことが肝心ですし、そのほうがうまくいくようです。
そういった点では、
・下校時間の犬の散歩や植木の水やりに外に出てもらう
・防犯ステッカーを自転車に貼ってもらうといったことなら、協力をする側も気軽にできそうですね。
子供の防犯にとって特効薬と呼べるような対策はありません。だからこそ、地域全体で共通した危機意識を持つことが大切です。犯罪から子供を守る社会の取り組みでもお話しましたが、子供の防犯に対する社会の意識は本当に高まってきています。子供を守るのは私たち大人の役目。こういった小学校や地域の取り組みが増えていくことは、本当に素晴らしいことだと思います。
さて、この座談会の模様は、今回「Macoron!」さんに特別につくっていただいた、下のバナーをクリックすると、読むことができます。お子さまに携帯電話を持たせることに関しても、いろいろな意見が飛び交いました。
次回は、3月22日(木)に記事アップ予定です、お楽しみに。
2007.03.20