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[緊急提言]急な気温上昇に注意!熱中症から子どもを守る

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セコムの舟生です。

環境省では5月12日から、熱中症の起こりやすさを示す「暑さ指数」の情報提供を始めました。
時を同じくして、全国各地で気温が上昇。いよいよ今年も熱中症の季節がやってきました。

今は春と夏の境目。
まだ朝晩はひんやり感じられることもある時期ですが、天気が良いと、気温はぐんぐん上がり、30度を超える真夏日が増えてきます。

季節の変わり目は、気候の変化に体が追いつけず、大人でも体調を崩しやすいとき。
子どもの場合は、屋外で遊んだり運動したりする機会も多いので、なおのこと熱中症が心配です。

今回は[緊急提言]と題して、子どもが熱中症になりやすい状況や、注意すべきポイントをピックアップ。早めの注意喚起で熱中症を予防しましょう。

 

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▼ 夏前なのに急増するのはなぜ?熱中症になる仕組み
本格的な熱中症シーズンは7月~8月ですが、爽やかなはずの5月の好天日や、6月の梅雨の晴れ間などにも、熱中症で搬送される人が増えることがあります。

これは、体が暑さにまだ慣れていないことが大きな原因のひとつです。

人間の体は、少しずつ暑い環境に慣れていく必要があります。
これを「暑熱順化」というのですが、暑さに慣れて、効率よく汗をかける体になると、熱中症にもかかりにくくなるようです。

急に暑くなって発汗や体温調整がうまくいかないと、熱中症にかかりやすくなります。特に暑さへの抵抗力は、子どものほうが少なく、また体の調整機能も十分ではないため、熱中症になる危険度は、子どものほうが高いのです。

子どもは何かに夢中になっていると、のどの渇きや、体調の変化に気づかないことがあります。日ごろから、熱中症になるかもしれないことや、こまめに水分補給をすることをよく言い聞かせ、熱中症にならないような過ごし方について意識させてください。


▼ 今の時期から実践しよう!熱中症を予防する方法
子どもを熱中症から防ぐには、暑さと水分不足をうまくコントロールすることが重要

「今日は暑くなりそうだな」という日には、学校に送り出す前に、以下のことを言い聞かせましょう。紙に書いて、目につくところに貼っておいてもいいかもしれませんね。

<熱中症の予防法>
(1) 水分は少しずつ、何度も飲む
水分は一度にガブ飲みするのではなく、のどが渇いたと感じる前に少しずつ飲むことが大事です。休み時間ごとに少しずつ水を飲むようにするといいと思います。

2) 無理せず、休息を取る
学校や体育の授業のときでも、少しでも具合の悪さを感じたら、早めに申し出るようにしましょう。また、たくさん学校で運動した日は、ゆっくり体を休めるなどして、体調に注意してあげてください。遊びのときは、定期的に「飲み物休憩」を取るようにするといいと思います。

(3) 暑さを避ける
外にいるときは、直射日光に長時間さらされることを避けましょう。また、屋内でもなるべく風通しをよくして、暑さがこもらないようにする工夫が必要です。

4) 衣服にも注意
通気性の悪い服は避けましょう。せっかく汗をかいても、いつまでも体が汗で濡れた状態では熱が発散されず、熱中症の原因になります。なるべく吸湿・速乾性に優れた肌着やTシャツなどを着せて、こまめに汗をふいたり、着替えをさせたりしましょう。

5) 体調不良のときは特に注意
体調が悪いと、体温調節機能も低下して、熱中症を引き起こしやすくなります。疲れているとき、睡眠不足、風邪や下痢などの症状があるときには、いつも以上に注意しましょう。


▼ こんなときには熱中症を疑い、すぐに対処を
熱中症の症状としては、大量に発汗したり、高熱を発したりすることが挙げられます。
それ以外にもいろいろな症状があり、すぐには「熱中症だ!」とわからないこともあるようです。

初期症状としては、顔色が悪くなったり、立ちくらみを起こしたりしますし、呼吸が荒くなることもあります。また、足がつったり、頭痛や吐き気を催したりすることもあります。

なるべく早い段階で「おかしいな」と気づくことが重症化を防ぐポイントです。

「おかしいな」と感じたら、涼しい場所へ避難して、水分・塩分を補給し、体を冷やしましょう。首や、わきの下など、太い血管が通っている箇所を冷やすと効率よく、体を冷やすことができますよ。
自力で水を飲めない、意識がないなどの場合は、迷わず救急車を呼びましょう。


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熱中症予防には塩分も重要です。
水ばかりガブ飲みしていると、血液中の塩分濃度が薄まって、かえって熱中症を起こしやすくなります。塩分(ナトリウム)やブドウ糖がバランスよく含まれた飲み物で水分補給するなど、工夫してこの時期の熱中症を予防しましょう。

2014.05.26

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