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今シーズンも注意!集中豪雨の危険から子どもを守る

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セコムの舟生です。

5月5日、沖縄地方の梅雨入りが発表されました
平年よりも4日、昨年より5日早いということです。

平年では九州地方の梅雨入りは5月末~6月上旬。関東・甲信地方は6月8日ごろ、東北地方北部も6月14日ごろには梅雨入りを迎える見込み。

梅雨入りした沖縄地方では、各地で記録的な大雨に見舞われ、土砂崩れや冠水など、早くも大きな被害が報告されています。

集中豪雨や、いわゆるゲリラ豪雨と呼ばれるような、短時間に多量に降る急激な雨は、思いもよらない場所で、思いもよらない災害を、突然引き起こすことがあります

突然の豪雨に見舞われたら、子どもはどのように対処したらいいのでしょうか。
梅雨時に起きやすい集中豪雨の特徴と、安全確保の方法をお話したいと思います。

 

* * * * * * * * *


▼ 突然の大雨がもたらす危険を知る
梅雨入りしたばかりの沖縄地方の各地が記録的な大雨に見舞われたことはニュースで取り上げられました。石垣島では3時間降雨量が観測史上最大の200ミリを超える猛烈な雨が降るなど、50年に一度の記録的な大雨になったところもあったそうです。

短時間に降った大量の雨は、地盤や川の水位などに急激な変化をもたらします。そのため土砂崩れや地すべり、洪水や冠水などが突然起こるのです。

<集中豪雨に襲われるとこうなる>
■ 街の中
雨水が土壌にしみこまずに直接下水道に流入するので、わずかな時間で道路冠水や浸水を引き起こします。あふれた雨水でマンホールや側溝のふたがはずれてしまうことがあるので注意が必要です。

■ 公園や広場、校庭など
集中豪雨は急激に発達した積乱雲が引き起こすものなので、雷やひょうをともなうことがあります。広い場所、開けた場所にいると、その被害を受けやすくなりますので早めの避難が必要です。

■ 山林のそば
山のそばで一番怖いのは、地盤がゆるんで唐突に土砂崩れや地すべりを起こしたりすること。大量の雨水が土砂や木、岩などを巻き込んで流れ落ち、すべてを飲み込んでしまうこともあります。

■ 河川や海のそば
急激に水位が上がり、短時間のうちに氾濫することも考えられます。穏やかだった川面がわずかな間に濁流に変わることも。海では暴風や高波、高潮などによる災害が発生することもあります。

また、子どもの水難事故で多いのが用水路です。近くに用水路がある場合には、子どもに近づかないよう言って聞かせましょう。急な増水時には特に危険です。

これらのことを念頭に置き、登下校中や外で遊んでいるときなどに、急にバケツをひっくり返したような大雨が降ってきたときは、すぐにでも安全のための行動を起こしましょう。


▼ 安全な建物の中で雨が弱まるのを待つ
急に大雨が降ってきた!というときは、まずは自分の居場所でどんな危険があるかを思い起こし、もっとも安全な行動を取ることを言い聞かせましょう。

・むやみに歩き回らず、近くにある安全な建物に避難する
・河川敷や海岸、土砂災害のおそれがある場所からなるべく離れる
・地下や低地にいるときは、地上や高台に移動する
・落雷のおそれがあるときは、木の下で雨宿りはしない
・雷鳴があり、周囲に建物がないときは、身を低くする

冠水してマンホールのふたがはずれ、下校中のお子さんが落下する事故も過去には起きています。無理に家路を急ぐようなことはせず、近くにある安全な建物の中で待機するようにしましょう。


▼ 大雨の予兆を知り、早めに行動する
梅雨時には、突然の大雨に見舞われやすくなりますが、その予兆を知れば早めに避難することもできると思います。

急に風が強くなってきたときや空気がヒヤリと感じられたとき、遠くに真っ黒い雲が見えたときや空が突然暗くなったときなどは注意が必要です。遠くから雷の音が聞こえることもあります。

「いつもとちょっと違うな」を敏感に感じ取ることも大事です。


* * * * * * * * *


集中豪雨は、よく整備された都市部でも思いもよらない被害をもたらします。一刻も早く安全な場所に避難することが大事。お住まいの地域や周辺の環境によっても、集中豪雨のときの対処方法が異なると思いますので、日ごろから災害のおそれがある場所についてはお子さんに教えておきましょう

各自治体が配布しているハザードマップを見ると、住んでいる場所の危険箇所を把握することができます。自然災害が発生したときに被害を受ける可能性がある地域を地図で示したものです。

子どもと一緒にハザードマップを見ながら、雨の季節に起こりうる危険を話し合ったり、避難場所を確認したりしてみてはいかがでしょうか。

2014.05.15

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