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3度目の「3.11」。親子で地震・防災対策を見直そう!

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セコムの舟生です。

明日は3月11日。
未曾有の大災害となった「東日本大震災」から3年を迎えようとしています。
どれほど月日が経とうとも、大切な家族や友人、そして安心して暮らせる家や故郷を失ってしまった方々の苦しみや悲しみは、察するに余りあるものがあります。

3度目の3月11日を迎えるにあたって、私たち一人ひとりが被災者の方の現状をしっかりと見つめ、手を差し伸べる気持ちを新たにできればと、強く思います。
心の「絆」。
もう一度、そのことを思い起こしたいと思います。

日本中に震災の恐ろしさを呼び起こした東日本大震災。
あのときのことを思い出しながら、3月11日を「大災害に備える日」とすることが、未来への教訓になるのではないでしょうか。

しっかりと防災意識を育めるよう、親子でできる防災対策を考えてみたいと思います。

 

* * * * * * * * *


▼ 東日本大震災の日。身の回りでなにが起きましたか?
3年前の3月11日には、東北地方だけではなく、広い範囲で大きな揺れに見舞われました。ご自身が住んでいる地域で、どのようなことが起きたか覚えていますか。

たとえば、私の住んでいる東京では、こんなことが問題になりました。
○ 屋内では、家具や備品が動いたり転倒したり、食器などが割れたりして物が散乱した
○ エレベーターが停止した
○ 流通網の寸断により、食品や水などが手に入りにくくなった
○ 電車が止まり、帰宅できなくなる人が大勢いた
○ 家族と連絡が取れず、安否が確認できるまで時間がかかった
○ 学校側での子どもの引き渡し対応にバラつきがあり、混乱した

いかがでしょうか。
住んでいる地域は違っても、似たような状況を経験した方も多いのではないでしょうか。


▼ 子どもの安全を第一に。いざというときの対応を決める
私が東日本大震災のことで一番覚えているのは、家族全員が顔を合わせるまでの不安です。
それは、これまで経験したことがないほど、大きな不安でした。
どのように対処していいかもわからないまま、情報が錯そうし、余計に混乱を招いたような気もします。

電話もメールも使えない状況で、インターネット回線を介したSNSが連絡手段として機能していたと、後日話題になりましたが、次に何か起きたときに、またインターネット回線が機能するという保証はありません。

安否確認の方法は、ひとつに頼らず、複数の連絡手段を想定して準備しておきましょう。

また、震災後におこなったお母さん方との座談会では、震災時の学校側の対応も問題になりました。学校や先生によって、対応にずいぶんバラつきがあったようです。小学校では名簿にある人しか引き取りできないのが普通なので、共働きなどで職場からすぐに帰途につけない状況のもと、お子さんがとても不安な思いをしたということもありました。

震災時の混乱のなかで、どこまで臨機応変に対応するか。これは、ご家族や学校との話し合いの場で、ぜひ議題にしていただきたいことです。お子さんの安全を第一に考え、いろいろな状況を想定した対応を考えてみてください


▼ 子どもと見直そう!わが家の防災対策
子どもの防災意識を高めるためにも、3月11日には、ぜひ家のなかの防災対策をチェックしてみていただきたいと思います。

<子どもと一緒に!防災チェック>
□ 家具の転倒・落下防止対策がきちんとされているか
□ 消火器はすぐ届く場所にあるか
□ 非常用備蓄品は最低3日分あるか(消費期限もチェック)
□ 持ち出し品はそろっているか(電池切れ、故障・破損等もチェック)

備蓄品や持ち出し品などの防災用品は、年々いろいろなものが登場しています。食品、調理器具、簡易トイレ、発電や蓄電ができるバッテリーなど。ご家庭にあったもの、必要だと感じるものについて、お子さんと一緒に「最近の防災グッズ事情」を調べてみるのもいいでしょう。

防災対策は、定期的に見直すことが、非常に大事なのです。


* * * * * * * * *


また、災害時に備えた、避難先の確認もしておきましょう。
地域の小学校や中学校が避難所に指定されていると思いますが、地域の「避難所」と「広域避難場所」は違いますので、「あれ、どこに行けばいいんだろう?」とならないよう、お子さんも含め家族皆さんで話をしておきましょう。

場所だけではなく、「○○公園なら、鉄棒の前ね」というふうに細かく決めておけば、混乱のなかでもスムーズに合流することができます。できるだけ具体的に実際の震災をイメージして、家族で深く話し合っていただきたいと思います。

2014.03.10

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