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小学生に多い自転車事故とは?安全運転のために教えるべきこと

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セコムの舟生です。

9月も気温が高い日が続きますが、秋の訪れを感じさせる爽やかな陽気になってきました。
外遊びが気持ちいい季節がようやく到来です。
柔らかな日差しの下、自転車で遊びに行くお子さんも多いのではないでしょうか。

自転車は便利で楽しい乗り物ですが、ひとつ間違えば歩行中以上に事故のダメージが大きくなります。
学年が上がるにつれて自転車操作にも自信がつき、移動距離も長くなってきますが、そんなときこそ油断が生じがちです。

自転車をよく利用するお子さんには、リスクもよく理解させる必要があります。
今回は、小学生に多い自転車事故のパターンや、事故防止のために保護者の方が教えておくべきことなどをまとめます


* * * * * * * * *


▼ 小学生の自転車事故に多いパターンは「出会い頭」
警察庁が発表した「小学生の交通人身事故発生状況~平成30年上半期~」によると、自転車の事故のうち約65%は「出会い頭の事故」が占めています。

「出会い頭の事故」とは、進行方向が異なる二者が出会った瞬間に起きる事故。
出会い頭の事故は、交差点で多く発生しますが、公園や図書館など道路沿いの施設敷地から出てきたときなども、出会い頭の事故が起きる可能性があります
事故発生時の違反内容では、「安全不確認」「一時不停止」「交差点安全進行違反」が三大要因です。

自転車に乗り慣れているお子さんほど、油断も生じやすいもの。
スピードをゆるめるべき場所でブレーキを怠ったり、前後左右の安全をよく見なかったために危険を察知できなかったりすることも考えられます。
走り慣れている道では、「いつも何も起きないから、今日も大丈夫だろう」と思いがちですが、道路状況はいつも同じではありません。
時間帯によっても変わるということを忘れてはいけません。


▼ 「出会い頭の事故」が発生しやすい場所を把握しましょう
走行中の自転車はスピードが出ているため、危険を瞬時に回避することが難しく、安全確認を少しでも怠れば事故に直結してしまいます。

自宅周辺やよく遊びに行く場所への道のりにある、事故の危険性が高い場所について具体的に教えると、通過するときに慎重になるはずです。
以下のような場所では、特に注意するように教えてください。

・信号や横断歩道がない交差路
・「一時停止」や「止まれ」の標識がある場所
・カーブミラーが設置されている場所
・建物や塀、街路樹などで見通しが悪い場所
・スピードが出やすい直線道路や坂道

一時停止をして前後左右をよく確認する、いつでも止まれるくらいスピードを落とすなど、事故が起きるかもしれないという気構えで運転することが大切です。

自転車に乗っていた子どもが歩行者と接触し、加害者になってしまう事故も起きています。
過去には、小学5年生の子が起こした衝突事故で、保護者が監督責任を問われ、1億円近い高額な賠償が命じられたケースもありました。

自転車に乗るということは、他人を傷つけたり、命を奪ったりする可能性もあるということ。
そして、お子さんに安全運転をさせる責任は、保護者にあるのです。
お子さんに繰り返し事故の怖さと安全運転の大切さを伝えましょう。


▼ 出かける前に保護者がチェック!自転車の安全点検
安全に自転車に乗るためには、定期的な点検も不可欠です。
タイヤの空気が減ったり、ブレーキの利きが悪くなったりしていれば、とっさのときに反応が遅れる可能性があります。
サドルの高さやブレーキレバーの握り幅などがお子さんにあっているかどうかも安全に関わることです。

お出かけ前に不具合がないか保護者の方が確認するようにしましょう。
ちょっとでも気になる箇所があれば、早めに自転車専門店で点検・整備してもらうようにしてください。

また、ヘルメットをかぶることも重要です。
万が一のときに命を守ってくれるものですので、着用させましょう。


* * * * * * * * *


これから秋が深まると、日没がどんどん早くなります。
早めにライトをつけることも、お子さんに伝えておきましょう。
ライトは自分の存在を周囲に知らせるもの。事故のリスクを減らしてくれます。

「夕方4時を過ぎたら自転車のライトを点灯する」「天気の悪いときは昼間でもライトを点灯する」など、早めの時間を設定したルールを子どもと約束しておくといいでしょう。

2018.09.20

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