水辺のレジャーは要注意!子どもの水難事故はどんなときに起こる?
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セコムの舟生です。
ゴールデンウイークを目前に控え、外出の予定を立てられているご家庭も多いと思います。
陽気も良くなってきましたので、川遊びやバーベキューなどを計画しているご家庭もあるのではないでしょうか。
子どもは海や川などの水辺が大好きですが、毎年ゴールデンウイークごろから水難事故も報告されています。
水深が十数cmの浅瀬でも、命を落とす事故が発生していますので、水難事故の危険と隣り合わせであることを忘れないようにしましょう。
今回は、子どもの水難事故が起きやすい場所やシチュエーションを紹介しつつ、水難事故防止対策をまとめたいと思います。
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▼ 子どもの水難事故は「水遊び」のときに多発
水難事故というと、真夏のプールや海で発生するイメージがありますが、実は季節を問わず発生しています。公園の池や用水路に転落するケースもあり、子どもの水難事故が生活圏の中に潜んでいることがわかります。
気温が上がるこれからの季節は、レジャー中の事故にも注意が必要です。
警察庁の統計によると、子どもの水難事故のうち、死者や行方不明者がもっとも多かったのは、「水遊び」中の事故。事故が発生した場所は「河川」が多くなっています。
きれいな川の流れを見ると、水に触れたり、足をつけたりしたくなりますよね。
水に関心を持ちやすいお子さんならなおのこと。
しかし、自然の水辺は滑りやすいので、水遊びをするならそれに適した装備が必要です。
流れがある場所では、ひとたび転倒すると立ち上がることすらままならないこともあります。
準備も知識もないままで、水に近づくことは大変危険です。
ゴールデンウイークに河川敷でのバーベキューや渓流での水遊びなど、水辺のレジャーを計画しているご家庭は、このことを心に留めていただきたいと思います。
▼ 大人複数がいるときほど油断が生じやすい
水難事故に限らず、子どもの事故は大人が目を離したわずかなすきに発生することがあります。
四六時中子どもだけを見ているのは困難ですし、目を離してしまうことは誰にでもあると思います。ただし、子どもがはしゃぐような場所や、興味を持ちやすい場所では、思いがけないトラブルが起きる可能性が高くなるため、集中的に注意することが必要です。
「すぐそこにいるから」「声が聞こえるから」と油断していると、取り返しがつかない事態を招きかねません。
水辺では一瞬たりとも目を離さないくらいの心づもりが必要です。
友達家族や親戚など、複数の大人がいると「誰かが見ているだろう」と油断してしまうことがあります。交代制で子どもの面倒を見るなどしましょう。
また、遊びに行く場所の情報入手や状況判断も大人の役目。
海や川は自然のものです。天候によっても危険度が変わります。
晴天でも、前日に雨が降った影響で水量が増したり、荒れたりすることもあるそうです。
事前に気象情報を把握することはもちろん、現地の立て看板を確認するなどして、その場所の特徴や注意事項をお子さんと一緒に確認してください。
▼ 「水の危険」を言い聞かせましょう
子どもだけで遊びに行く年齢になると、用水路や貯水池、河川など、身近な水辺での水難事故が心配されます。
陽気が良くなって水が気持ちいい季節ですが、大人の同行なして遊びに行くのは絶対にやめさせましょう。
河川敷を遊び場にするのもすすめられません。水際で足を滑らせたり、落ちたボールを拾おうとしたりして転落する事故も、過去に何度も起きています。
水辺は、子どもが考えている以上に危険が多い場所です。
着衣のままで水に落ちてパニックになると、わずかな時間で命を落としかねません。
たとえ浅瀬でも、泳ぎが得意な子でも、無事ではいられないと考えるべきです。
「大丈夫だろう」という過信が事故を招きますので、日ごろから厳しく言い聞かせてください。
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水辺で自然に親しむことは、子どもにとって素晴らしい経験になります。
ただし、ライフジャケットやウォーターシューズなどの装備を万全にして、大人が十分に安全性を確保してから遊ぶことが前提です。
水辺の危険を正しく理解して、楽しいゴールデンウイークを迎えてくださいね!
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