夏休みも安全運転!子どもの自転車事故はこんなときに起きる
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セコムの舟生です。
いよいよ夏休みがはじまりますね。
ご家族の予定は決まりましたか?
夏休みの思い出など、家族の共通の思い出づくりは親子のコミュニケーションの機会として、子どもの安全や防犯にたいへん役立ちます。
ぜひお子さんと一緒に楽しい思い出をつくっていただきたいと思います。
学校がない夏休みは、お子さんが自転車に乗って遊びに出かけるケースが増えるのではないでしょうか。
自転車は便利な反面、多くの事故が発生しています。
自転車の安全ルールをおさらいするとともに、自転車事故が起こりやすい状況や場所を把握して、どのように行動したらいいかを具体的にお子さんに教えてあげてください。
お子さんが安全に夏休みを過ごすための約束ごととして、自転車事故防止のポイントをまとめます。
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▼ 小学3年生から増える自転車事故
警視庁が発表した「小学生の交通人身事故発生状況(平成27年中)」によると、自転車乗車中の交通事故は、低学年より中・高学年に多く発生しており、小学3年生が最多。
北海道警察がまとめた平成22年~26年までの「小学生の交通事故実態」でも、最も自転車事故が多いのは小学3年生でした。
小学3年生というと、自転車に乗ることにだいぶ慣れ,子どもだけで遊びに行くことも増えてくるころ。小学校で実施する自転車安全教室も、小学3年生を対象に行われることが多いようです。
子どもが自転車で出かける機会が増えてきたら、要注意ということですね。
乗り方をチェックしたり、交通ルールの理解度を確かめたりして、お子さんが正しく安全に自転車に乗っているか、厳しい目を向け続けてください。
▼ 要注意!自転車事故が起きやすいのはこんなとき
夏休みは友達と一緒に自転車で出かけることもあると思いますが、事故が起きやすいのはそんなとき。以下のようなことに注意させてください。
<小学生のための自転車安全ルール>
(1)友達とのおしゃべりに夢中にならない
(2)急にスピードを出したり急ブレーキをかけたりしない
(3)友達と並走せず、縦一列で走行する
(4)道幅が狭い場所や人が多い場所では無理に通行せず、押して歩く
(5)むやみにベルを鳴らさない
(6)荷物は手に持たずカゴに入れる
(7)短距離の移動でも必ずヘルメットをかぶる
(8)日が傾いてきたら早めにライトをつける
自転車はスピードが速く、運転技術も交通ルールの理解も必要です。
すばやい状況判断なども求められる乗り物でもあります。
友達と一緒でも、そのことをいつも忘れないようお子さんに念を押して、ルールを守らせましょう。
▼ 交差点で多発する「出会い頭の事故」を防ぐには?
「小学生の交通人身事故発生状況(平成27年中)」(警視庁)によると、小学生の自転車乗車中の事故では、「出会い頭の事故」が約7割を占めています。
実際に起きた事故から事故状況を検証してみましょう。
・自転車の小3男児が軽自動車と出会い頭に衝突して死亡。現場は信号機のない交差点。見通しが悪く、一時停止の標識もなかった。
・自転車に乗った小3男児が軽自動車にはねられ、意識不明の重体。現場は信号機も横断歩道もない交差点。国道を横断しようとしたところ、直進してきた軽自動車と出会い頭に衝突した模様。
・自転車の小3女児が乗用車にはねられる。現場は市道交差点で、出会い頭に衝突した模様。女児は頭を強く打ち重体。
・自転車に乗った小5男児が軽ワゴン車にはねられ死亡。男児は祖父母宅の敷地から町道に出たところ、右から来た車と出会い頭に衝突した模様。
・小3男児がトラックにはねられ死亡。現場は直線道路で、男児が公園に隣接する駐車場から出てきところで、右から走ってきた車両と出会い頭にぶつかった模様。
出会い頭の事故は、信号機のない交差点や敷地から出たところで多く発生していることがわかります。
安全確認することで回避できる事故もあるはずです。
必ず一時停止して、左右と前後の安全を確認するよう、お子さんに教えてください。
見通しが悪い場合は、耳を澄まして近づいてくる音にも注意を払いましょう。
どういう場所が危険箇所なのかを具体的に伝えると、お子さんの安全意識も高まります。
ご近所をお子さんと走りながら、具体的に教えてあげるといいですね。
その他、多く発生している自転車事故には、右左折車の巻き込み事故があげられます。
子どもにとって交差点での車の動きは複雑です。
ウインカーの見方や、安全な横断のタイミングを教えてあげてください。
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自転車の事故は、夕方にも多く発生しています。
早めにライトをつけるのはもちろんですが、リフレクターをつけることも重要な安全ポイントです。カゴにつけるタイプ、車輪につけるタイプなど、自転車用のリフレクターもいろいろありますので、ぜひ検討してみてください。2016.07.25