近所にある「ココが危ない!」を見つけよう

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セコムの舟生です。
「危険」はどこに潜んでいるのか。「安全」に行動するにはどうすればいいのか。
子どもの「気づく力」を育むための防犯学習のひとつに「地域安全マップ」があります。▼「地域安全マップ」づくりは「危険に気づく力」を育てる
「地域安全マップ」は、実際に街を歩いて「どこが危ない?」「どこなら安心?」を深く理解することを目的としています。
フィールドワークをしながら学ぶ体験型の防犯学習の一環として、小学校の授業や地域のイベントなどで実施することも多いようです。
【危険に気づく視点を育む】
地域安全マップづくりを通して「ここは周囲からの死角になっている」「車から見えにくそう」など、普段の道でも危険を意識しながら歩けるようになります。
【街を観察する習慣を身につける】
「なぜ危険なのか」を考えながら歩くことで、普段は気づかなかった街の特徴や危険ポイントが見えてきます。
【「安全な場所」や「安全な行動」を理解する】
交番や子ども110番の家など、助けを求められる場所を認識できるようになります。
また「この交差点では必ず止まろう」など、場所に応じた安全行動を考えるきっかけにもつながるでしょう。
【安全についての理解が進む】
地域安全マップを見ながら親子で話し合ってみましょう。
会話というアウトプットを通じて、子どもの記憶にも定着しやすくなります。
▼「地域安全マップ」のつくり方
【ステップ1:準備「フィールドワーク」】
探索エリアの地図をプリントアウトして、実際に歩きながら、気づいたことをメモしたり、写真を撮ったりしていきます。
漠然と歩くだけでは気づきは得られないので、「どんな場所が危険なのか」ポイントを絞って探すのがおすすめです。
たとえば...
・見通しが悪い道や十字路、交差点
・交通量が多い道
・周囲から見えにくい死角
・人通りや街灯が少ない道
・ゴミや落書きが多い場所
「危険な場所」だけでなく、交番や「子ども110番の家」、コンビニなど助けを求められる場所、明るく安心して通れる道など、「安全な場所」も一緒に探してみましょう。
【ステップ2:仕上げ】
歩いたエリアの地図を紙に手描きし、集めた情報を書き込んだり、プリントした写真を貼ったりして、地域安全マップを完成させます。
木や車が多い場所はイラストを書き込んだり、カラフルにペンで色分けしたりして、楽しみながらつくることが大事です。
▼コンテスト受賞作品に学ぶ!地域安全マップづくり 4つのコツ
地域安全マップのつくり方はシンプルですが実際にやってみるとなかなか難しいもの。
「どこに注目すればいい?」「何を書き込めばいい?」と迷うことも多いものです。
参考として「地域安全マップコンテスト」の受賞作品の良かったポイントを紹介します。
「地域安全マップコンテスト」は今年で第19回を迎えました。
私も審査員として参加しています。
子どもたちならではの視点や工夫が詰まった作品が数多く集まりました。
・セコム賞 東京都 東洋英和女学院 Yさんの作品
「ゴミが散乱している」「AEDや消火器の位置」「夜間のトイレの危険」など、複数の観点から丁寧に街を観察しており、わかりやすくまとまっていました。
また交番でのインタビューや、気づきを行動に活かそうとする積極的な姿勢なども伝わってくる作品でした。
・オゴー賞 東京都 玉川聖学院 Uさんの作品
地域をよく知る町内会長さんへインタビューをするなど、細やかな調査の成果を上手に取り入れられています。昼夜での見え方の違いや、町内会長さんの話を実際に確かめるなどしたうえで、地域安全マップづくりに反映している点が評価されました。
・危険回避賞 東京都 東洋英和女学院 Tさんの作品
大事なポイントをしっかり押さえつつ、地域安全マップづくりを楽しんでいることがわかる作品でした。
街だけではなく、服装の安全についても触れられており、第三者が見ても納得感の高い内容になっています。地域安全マップをつくっただけでは終わらず、今後の生活にも活かせることでしょう。
受賞作品を見ていると「良い安全マップ」にはいくつか共通するポイントがあることがわかります。
【コツ1:さまざまな視点で街を見る】
防犯や交通安全だけでなく、AEDや消火器がある場所、川や用水路・工事現場、夜の公園など、さまざまな危険や備えに目を向けている作品が印象的でした。
「もし大雨が降ったら?」「夜はどう見える?」など、「もしも」を想像しながら歩くと、いろいろなものが見えてきます。
【コツ2:昼と夜、時間帯の違いに注目してみる】
昼は安全に見える道でも、夜になると暗く、人通りが少なくなることがあります。
時間帯による街の変化に注目すると安全な行動を考えるきっかけになるはずです。
【コツ3:地域の人に話を聞いてみる】
地域をよく知る人へのインタビューも高く評価されていました。
交番で「危ない場所はありますか?」と聞いてみると地図だけではわからない地域の情報や見守り活動を知ることができます。
【コツ4:「自分ならどうする?」を考える】
危険について理解が深まったら、安全のための行動について考えます。
たとえば「夕方は明るい服や反射材が付いた服を着る、カバンや自転車に反射材を貼る」など、自分の行動に結びつけて考えることも大切です。
どのような行動が安全につながるのかを考えましょう。
地域安全マップは、一度で完璧に仕上げる必要はありません。
「昼と夜」「防犯」「交通安全」など、視点を変えながら何度も街を歩くことで、新しい気づきが増え、理解も深まります。* * * * * * * * *
大切なのは、きれいに仕上げることではなく、「地域安全マップづくりを通して、普段の生活がより安全になること」。
散歩がてら、近所の危険や安全を探す探索をしてみることから、ぜひチャレンジしてみてください。
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