新学期の前にチェック!通学路の防犯と交通安全のおさらい
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セコムの舟生です。
早いもので夏休みもそろそろ後半戦。
新学期に向けて少しずつ意識を切り替えていきたいですね。
防犯や交通安全についても、夏休み中にしっかりおさらいして、元気に新学期を迎えましょう!
今回は、あらためて確認しておきたい通学路の防犯ポイントや、通学路の交通安全についてまとめます。▼ 通学路で犯罪に巻き込まれないための3つの防犯ポイント
通学路を歩くときは、犯罪に巻き込まれないために注意したいことがいくつかあります。
長い休みのあとは気が緩みがち。基本的なことから伝えておきましょう。
<通学路での3つの防犯ポイント>
(1)ひとりにならない
子どもを狙う犯罪の多くは、子どもがひとりでいるときに発生しています。
なるべく友達と一緒に登下校し、ひとりになる時間を少しでも減らしましょう。
(2)キビキビと歩く
心ここにあらずでは、不審な人の気配や車が近づいてくる音などにも気づけません。
ときどき後ろを振り返るなどして周囲を警戒しながら、目的地までキビキビと歩くように教えてください。
(3)寄り道をせず、通学路を守る
通学路をはずれて空き地や公園に寄り道する・駐車場を抜けて近道をするなど、保護者や学校の先生が居場所を把握できなくなるような行動は危険です。
通学路以外の道を通ったり、寄り道したりしないように教えましょう。
考えごとをしながらぼんやり歩いている、興味があるものを見つけると立ち止まってしまうなど、注意力散漫になりがちなお子さんは要注意。
不審者に「何をしているの?」「どうしたの?」などと声をかけるすきを与えてしまいます。
通学路を歩くときは、余計なことに意識を向けず、安全に目的地にたどり着くことだけに集中することが大切です。
このことを繰り返し伝えましょう。
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▼ 新学期前に防犯ブザーの点検を
防犯ブザーは、電池を消耗しやすく、またちょっとぶつけただけで故障してしまうこともあります。
ランドセルにつけっぱなしではなく、1カ月に1度くらいは、実際に鳴らしてみるなどして動作確認をしたほうが安心です。
夏休みのあいだに防犯ブザーの点検をしておきましょう。
防犯ブザーの動作確認と合わせて、取り付け位置の調整もおこなってください。
成長期のお子さんは夏休みのあいだに体格が変わることもあります。
防犯ブザーがランドセルの正しい位置に取り付けられているかもチェックしてみてください。
パッと手が届き、操作がしやすい位置が防犯ブザーを取り付ける正しい位置です。
防犯ブザーの動作確認、取り付け位置の調整、さらにもうひとつ。
「防犯シミュレーション」にもチャレンジしましょう。
「防犯シミュレーション」とは、保護者が不審者役になって、子どもに対応のしかたや逃げ方を学ばせる実践型の防犯訓練です。
動作確認、位置調整、防犯シミュレーションで1セット。
防犯力をアップして、新学期を迎えてください。
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▼ 通学路の「今」を確かめて交通安全に役立てる
夏休みのような長い休みを挟むと、通学路の様子が変化していることがあります。
夏は植物の成長の勢いが増すので、伸びた枝や葉がカーブミラーを覆い隠してしまったり、曲がり角の見通しが悪くなっていたりすることも珍しくありません。
また、夏休みのあいだに新しい店舗ができたり、工事がはじまったりして、周辺道路の交通量が増えていることなども考えられます。
できれば新学期前に通学路をお子さんと一緒に歩いて、小学校までの道のりを確認しておきましょう。
「変わったところ」を探しながら歩いてみると楽しいですよ。
さらに通学路の安全を考える機会を持つために、「安全マップ」をつくるのもおすすめです。
「安全マップ」とは、子どもの通学路や行動範囲を実際に歩き、危険なポイントや注意が必要な場所などをチェックしながらつくるオリジナル地図のことです。
夏休みの自由研究にもぴったり。
まだ自由研究のテーマが決まっていないなら、親子で「安全マップ」づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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「子ども110番の家」はどこ?夏休みの自由研究に「安全マップ」をつくろう
* * * * * * * * *新学期に向けて、防犯・安全意識を高めていくことが大切ですが、「〇〇してはダメ」「〇〇しなさい」と言うばかりでは、子どもは聞く耳を持ちません。
「防犯シミュレーション」や「安全マップ」づくりのように、ゲームや遊びの感覚を取り入れながら学ぶことも可能です。
夏休みを楽しみながら、親子で防犯・安全力をアップしていってくださいね!
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