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「子ども110番の家」はどこ?夏休みの自由研究に「安全マップ」をつくろう

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セコムの舟生です。

お盆も過ぎ、夏休みも後半戦ですね。
ご家族の楽しい思い出は増えましたか?
夏休みの宿題に焦っているお子さんもいるのではないでしょうか(^^)

今回は夏休みの自由研究にぜひ取り組んでほしい「安全マップ」づくりを紹介します。
安全マップは、自分が住んでいる街をテーマにした防犯学習。
防犯に対する意識が高まると同時に、新学期に提出できる作品にもなると思います。

ぜひ夏休みの自由研究として親子で取り組んでみてくださいね!


* * * * * * * * *


▼ 子どもが「危険」と「安全」を考えるきっかけをつくる
安全マップとは、危険・安全の観点から作成するオリジナルの地図です。
小学校までの通学路、放課後よく行く公園など、お子さんの行動範囲に潜む危険を親子で一緒に見つけ、地図に書き込みます。お子さんの危機意識を高めることが目的です。

もちろん危険な場所を知るだけでは、防犯対策にはなりません。
いざというときに助けてくれる、逃げ込める「安全な場所」も知っておく必要があります。

お住いの地域の安全マップづくりを通じて、さまざまな視点で街を見ること、それを地図としてアウトプットすることで、子どもの防犯レベルは驚くほどアップします。
ご家庭でいくら言い聞かせても伝わらないこともあると思いますが、子ども自身が発見し、どうすればいいかを考えるので、身になることも多いのです。
子どもの防犯意識を高める効果的な体験型防犯学習として、小中学校の授業でも取り組みが広がっています。


▼ 親子で一緒が効果的!安全マップのつくり方
まずは「危険な場所」「安全な場所」がどんなところかを話し合うことからスタート。
子ども自身が発見することに意義があるので、具体的に教える必要はありません。
注目すべきキーワードをまとめたので、参考にしながらお子さんをリードしてあげてください。

<危険・安全を見極めるキーワード>
[危険!] 周囲から見えにくい
駐車場や駐輪場、樹木の生い茂った公園など、通りから様子が見えない場所は危険!
[危険!] ルール違反がある
放置自転車が多い、ごみが片づけられていないなど、管理が行き届いていない場所は危険!
[危険!] 歩くのが怖い
車の往来が多く、歩道のない道や、日が傾くと人通りが少なくなる暗い道などは危険!
[安全!] 助けてもらえそう
子ども110番の家や交番、飲食店やコンビニなど、いざというときに駆け込める場所は安全!

「危険な場所」は、漠然と歩いているだけでは気づかないほど、街に溶け込んでいます。
キーワードを意識すれば「ここは危ないかもしれない」とお子さん自身で気づくようになるはずです。


▼ フィールドワークに出かけよう
インターネットで自宅周辺の地図をプリントアウト。
筆記用具とカメラを持って、フィールドワークをスタートしましょう。
あまり広い範囲を歩き回っても内容が薄くなりますので、できるだけ範囲を限定することが大事。
たとえば、家から学校まで、駅から自宅までなど、お子さんの行動範囲を考えながら歩くエリアを絞りましょう。

(1)街を歩く
先ほど紹介したキーワードに該当する場所を見つけたら、地図にしるしをして、気づいたことをメモしておきましょう。

(2)撮影する
気になったところは写真を撮っておくと、あとで見栄えのいい地図がつくれます。ただし他人の家や庭先がはっきり写りこまないような配慮は必要です。
危険と安全がはっきりわかるよう、ポイントをクローズアップして撮影するのがコツ。

(3)地図をつくる
歩いたエリアの地図を紙に手書きします。大判の模造紙がおすすめです。
描いた地図に集めた情報を書き込んだり、写真を貼ったりしていきます。イラストを書き込んだり、カラフルにペンで色分けしたりして、楽しみながらつくりましょう!


▼ 安全マップに書き込んでおきたい「子ども110番の家」って何?
不審者に遭遇したときなど、怖いことがあったら真っ先に思い出してほしい「子ども110番の家」。
よく見ると、街のいたるところでステッカーを見ることができるのですが、どこにあるのかをすぐに思い出せない方も多いのではないでしょうか。
安全マップをつくる機会に、近隣にある子ども110番の家を把握して、地図にも書き込んでおくといいでしょう。

子ども110番の家は、警察や自治体、PTAが中心となって推進・活動している民間協力による防犯対策のひとつです。子どもが駆け込める場所として、一般のお宅や商店などがボランティアで請け負っています。
最近は、コンビニや飲食店、企業やタクシーなどでも協力するところが増えてきました。

逃げ込んできた子どもから事情を聞き、必要に応じて110番通報と保護者などへの連絡をおこない、お迎えがあるまで保護してくれます。
交番よりも数が多いので、いざいうときお世話になるのは、子ども110番の家である可能性も高いのです。お子さんには「なにかあったら、子ども110番の家に行けば助けてもらえるよ」とよく教えてあげてくださいね。できれば事前に親子であいさつしておくと、いざという時に駆け込みやすくなります。


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夏は草木が勢いを増す季節。
よく通る道や遊びに行く公園などでも、植栽や雑草が生い茂って見通しが悪くなっているかもしれません。夏場は伸びた枝がカーブミラーや標識を覆い隠してしまっていることも、よくあります。
安全マップづくりのフィールドワークでは、そのようなところにも注目してみてくださいね。

新学期からの通学の安全にもきっと役立つはずです。

2019.08.23

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