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子どもと交通安全 雨の日に注意したいこと

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セコムの舟生です。

ニュースや新聞で頻繁に報じられている小学生の交通事故
「子どもの安全NEWS」で取り上げたなかでも、登下校中や習いごと、遊びに行くときの行き帰りなど、日常のなかで事故が発生しています。
お子さんを送り出したあとも心配が絶えませんね。

いっそうの注意が必要なのは、雨の日。
ブレーキが利きにくくなったり、ドライバーから歩行者が見えにくくなったりと、交通事故が起こりやすい条件が重なります。

今回は、雨の日に子どもを交通事故から守るための対策をまとめます。


* * * * * * * * *


▼ 子どもに教えておきたい「雨の日のリスク」
雨の日の交通事故は、車側の事故リスクが高まることが一因ですが、歩行者の側にも晴天の日とは違う危険があります。
このことをお子さんにも理解させましょう。

まず、雨の日は傘をさすため、周囲が見えにくくなります。
また傘や雨音で、周囲の音も聞こえにくいですね。

まわりの様子が把握しづらく、近づいてくる車や自転車の音や気配に気づくのが遅れがちになります。

水たまりや広げた傘で、歩けるスペースも狭くなることも心配のひとつです。
車や自転車とすれ違うときに安全に待つことができる場所が、傘をささない時より少なくなります。
水たまりを避けようと車道寄りに出た時に、車や自転車が通ったら、事故が起きてもおかしくありません。

お子さんに「雨の日はいつもと同じように歩いていたら危ないから気をつけよう」という自覚を持たせること。
雨の日の安全性を高めるには、お子さん自身の意識が大切です。


▼ 子どもの交通事故はこんなときに起こる
ここ1カ月ほどの間に「子どもの安全NEWS」で取り上げた事故を振り返ると、圧倒的に多いのは、道路を横断するときの事故。
交差点で曲がってきた車に巻き込まれる事故もありました。

歩行者が見落とされやすく、子どもが危険に気づきにくい雨の日は、事故が発生しやすい場所ではなおさら注意が必要です。
横断歩道や信号がある道路を渡るときも、道幅の狭い通りを横切るときも、必ず立ち止まって前後左右の安全を確かめなくてはなりません

車や自転車が来ているのにあわてて飛び出したり、無理に渡ろうとしたりしたら事故に直結します。
雨が降っている日は、いつもより少し早めに送り出すなど、落ち着いて行動できるよう、ゆとりをつくってあげることも大切です。


▼ 雨の日の歩き方と安全な傘の持ち方
雨の日は、視界や音が遮られるので、いつも以上に「まわりをよく見る」工夫が必要です。
道路の歩き方や傘の持ち方の注意ポイントをまとめました。

□ 傘をさすときは前が見やすい角度を保つ
□ なるべく顔をあげて、先を見ながら歩く
□ 道路を渡るときは傘をあげて、前後左右の安全確認をする
□ 友達と横に並んで歩かない。なるべくたて一列で歩く
□ 水たまりやすれ違う人を避けるときは、周囲を見て車や自転車が来ていないか確認する

さした傘をくるくる回しながら歩いたり、地面ばかり見ながら歩いたりしているお子さんを見かけます。
周囲に目を配らないと、事故の危険に気づけないばかりか、他人をけがさせてしまうこともあります。
雨の日にお子さんが歩いている姿をチェックして、どんな点に気をつけなくてはならないかを具体的に教えてあげましょう。


▼ 「明るい色」を身につけて雨の日のリスクを軽減する
交通事故に巻き込まれるのを防ぐには、いち早く存在を認識してもらうことが大切です。
しかし、雨の日は昼間でも暗いので、黒っぽい色の傘や服は周囲と同化しやすく、見落とされる恐れがあります。
なるべく目立つ色の傘を持たせ、明るい色の衣服を身につけさせて、送り出しましょう。

雨の日や夕方など、暗いときに目立ちやすいのは、白っぽい色や明るい黄色・黄みどり色など。また、蛍光色やパステルカラーも目立ちます。
反対に目立ちにくいのは、紺色や茶色など黒っぽい色や、濃い赤や青、緑など。
Tシャツやジャンパー、靴下など、どれかひとつでも目立つ色を身につけておくと、そのぶん見落とされるリスクを軽減できます。

また、リフレクターも雨の日に忘れずに身につけたいもののひとつ。
暗い日でもわずかな光を反射して、存在を知らせてくれます。

ランドセルカバーやキーホルダータイプのもの、長靴や傘などでもリフレクターつきのものが販売されていますし、シールタイプで好きな場所に貼れるものもあります。

1カ所だけだと傘で隠れてしまうことも考えられるので、いくつか付けておくと安心です。


* * * * * * * * *


さらに、子どもを雨の日の交通事故から守るには、体にあったサイズの傘を使うことも大事です。

大きめの傘は、雨に濡れることからは守ってくれるかもしれませんが、その分「周囲が見えにくくなる」「扱いにくくなる」なることも忘れてはいけません。雨が上がったあとも持て余して、引っ掛けたりケガをしたりするかもしれません。

扱いやすさを第一に考えて、ジャストサイズの傘を選んであげましょう。
お子さんが好むデザインで選びがちですが、目立つ色、周りが見やすい形で、シンプルな構造のものがおすすめですよ。

2017.06.22

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