新学期スタート!通学路で気をつけることは?
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セコムの舟生です。
今週から新学期がスタートする小学校が多いと思います。
冬休み明け直後は、学校のある生活リズムにまだ慣れていないもの。
元気に学校に通えるよう、早めの就寝を心がけて、スッキリ目覚められるようにしてあげたいですね。
新学期のはじまりとともに、毎日のように通うことになる通学路。
子どもたちにとっては慣れた道ですが、交通事故や不審者による犯罪などが各地で頻繁に起きており、登下校の安全対策はどの小学校でも課題になっています。
通学路で危険にあわないためには、お子さん自身が早めに危険を察知して、回避することがとても大事です。
新年にあたって、通学路で特に注意したい場所や安全のためのポイントをおさらいしておきましょう。
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▼ 通学路で交通事故が起きやすい場所はココ!
子どもの交通事故は、道路を横断するときに発生することが非常に多くなっています。
どのような道路であっても横断時は、車が来る可能性に思いを巡らせることが必要です。
立ち止まって、前後左右をよく見ること。
安全確認を徹底すれば、交通事故のリスクは大きく減ります。
どこで、どのように安全確認をすればいいか、具体的に教えて日ごろから意識させましょう。
まずは、お子さんの通学路にある「交通事故が起きやすい場所」を把握してください。
<危ないのはココ!慎重な安全確認が必要な場所>
・交差点
・見通しが悪い十字路や丁字路
・信号がない横断歩道
・横断歩道や信号がない通り
これらの場所では、車が見えたら渡らずに待つよう、しっかりと言い聞かせてください。
登校の時間帯は、急いでいる車が多く、子どもが思う以上にスピードが出ていることがあります。
また、日が傾きはじめる下校の時間帯も、距離感やスピードを見誤ることが多く、事故が多発しています。
車が止まっても、運転者が自分を見ているか、目をあわせて確認します。
車高の高い車ですと、運転者から子どもの姿が見えていないこともありますから、必ずお子さん自身の目で運転者の視線の行先を確かめさせてください。
手を上げるなどして存在をアピールすると、より安心です。
また車に近づきすぎると死角に入ってしまいますので、車のすぐ前を渡るのもやめるよう教えましょう。
▼ 避けられない交通事故から身を守るには?
昨年は高齢者による交通事故が相次ぎ、通学路でも多くのお子さんが犠牲になりました。
被害者に非のない不運な事故に心が痛みます。
このような理不尽な事故を防ぐためには、いくつかの対策があります。
車の操作ミスや暴走などによる事故は、以下のようなところでよく起きています。
・カーブした道
・信号が少なく、車がスピードを出しやすい道
・ガードレールや歩道がない道
通学路に該当する場所があるなら、お子さんは特に注意して歩かなくてはなりません。
前から来る車だけではなく、ときどき振り返って後ろから来る車の動きを確かめるように教えてください。
エンジンの音が急速に近づいてきたときや、スピードが速い車を見かけたときは要注意。
車の動きから目を離さず、なるべく早く安全な位置に退避します。
交通事故の危険性が高ければ、早めに通学路の変更を学校に申し出たり、通行規制や標識の設置などを警察に相談したりしましょう。また、ボランティアによる旗振りや見守りを行うなど、保護者からの働きかけも検討してみてください。
▼ 通学路の不審者対策は「ひとりにならないこと」
声かけをきっかけとしたわいせつ犯罪がたびたびニュースになっています。
下校中を狙われることが多いですが、登校時に被害にあったお子さんもいます。
不審者が声をかけるのは、多くの場合「ひとりでいる子ども」「ひと目がない場所」です。
男の子も例外ではありません。
わずかな時間・距離はひとりになってしまうこともあると思いますが、そのタイミングを狙われることがあるので危険です。
ひとりになってしまったときは、防犯ブザーを手に持っていつでも鳴らせるようにし、周囲を警戒するよう教えましょう。
<こんな人に注意!狙われているサイン>
・ 行ったり来たりを繰り返したり、ウロウロしたりしている
・ 同じ場所にずっといる
・ 周りの様子をうかがっている
・ こっちをじっと見ている
・ ずっとついてくる
・ だんだん近づいてくる
ひとりのときにこのような人に出くわしたときは、そのまま道を進まず、人通りの多い方に走って逃げたり、近くの家や店に助けを求めたりするなどの防犯行動が必要です。
親子で実際に通学路を歩きながら、「助けを求められる場所」や「いざというときの行動」を考えてみるのもおすすめです。
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毎日通う通学路ですが、そこで起きることは毎日違います。
すべてを予測することはできなくても、起こりうる危険を知っていれば、お子さんの「危険回避センサー」が敏感に働くようになるはずです。
通学路の安全について、親子でぜひ話し合ってみてください。2017.01.10