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有害なWEBサイトやアプリから子どもを守るには?

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セコムの舟生です。

お子さんのインターネット利用にフィルタリングとペアレンタルコントロールは欠かせません。親子でインターネット利用のルールを話し合いましょう。「インターネット」は大人はもちろん、子どもにとっても身近な存在となりました。
幼いころからインターネットで動画閲覧やゲームを楽しみ、小学生になれば学習や調べものに利用する機会も増えてきますね。

パソコンだけではなく、スマホやタブレット端末、ゲーム機など、さまざまなツールでインターネットに親しんでいるお子さんが多いのではないでしょうか。

インターネットは便利で楽しいものですが、気がかりなのは、子どもに悪影響を及ぼす有害なWEBサイトの存在です。

たとえば、アダルトサイトや出会い系サイト。
ほかにも、残虐な画像や犯罪を助長するようなサイトもあれば、ウイルス感染や個人情報の不正入手を狙ったサイトなども存在します。

無防備に有害な情報に触れてしまわないようにするためには、フィルタリングサービスの活用やペアレンタルコントロールは欠かせません。

インターネットを安全に、正しく使えるかどうか見直してみましょう。


* * * * * * * * *


▼ フィルタリングを使わずに利用している子が多い?
インターネット上には、無数のWEBサイトが存在します。
なかには怪しいサイトや危険なサイトもあり、子どものインターネット利用は常に危険と背中合わせです。

けれども、子どもが利用するインターネット端末におけるフィルタリングの利用率は、まだまだ低い状態です。

内閣府が発表した「平成28年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、小学生の保護者のうち、子どもが利用するスマートフォンにフィルタリングを設定していると回答したのは27.8%、デスクトップパソコンでは18.9%、ノートパソコンでは11%。
また、携帯ゲーム機では32.0%、据え置き型ゲーム機では23.7%でした。

フィルタリングを利用していない子どものほうが多いのが実態です。


▼ 親が見ていれば子どもにフィルタリングは必要ない?
フィルタリングを利用しない理由としては、以下のようなものが多くなっています。

・フィルタリングを利用しなくても、子どもの適切なインターネット利用を管理できるため
・フィルタリングを使っていたが解除した
・子どもにとってフィルタリングが不便と感じた
・フィルタリングで使えない(制限されている)サービスやアプリを子どもに使わせるため

子どものインターネット利用について、「親がちゃんと管理できている」と考えている保護者が多いということ。また、子どもの利便性や楽しみを優先するケースも珍しくないようです。

ゲーム機やスマホなど子どもが個人所有する端末も普及が進むなか、保護者の目だけで有害な情報を遮断するのは簡単なことではありません。
インターネットは親の目が届きにくい世界だということを、保護者自身が自覚しましょう。

成長に合わせて、適切なフィルタリングを設定することが、お子さんをインターネットトラブルから守るための第一歩です。


▼ フィルタリングの設定方法は?
フィルタリングは、子どもに見せたくないサイトや、有害情報が含まれるサイトをブラウザ上で表示しないようにすることができる機能です。子どもが利用する機器にはすべて設定しておくことが理想です。
身近なインターネット機器のフィルタリングについて、代表的な方法を見てみましょう。

<パソコン>
フィルタリングソフトの導入やプロバイターが提供するフィルタリングサービスに加入する方法などがあります。
家族が共有するパソコンなら、子ども向けのアカウントをつくって個別に設定するのがおすすめです。
ログインパスワードも設定して親が管理し、子どもだけで無制限にパソコンを利用することがないようにするとより安心です。

<携帯電話・スマートフォン>
携帯電話は各社が提供するフィルタリングサービス、スマートフォンの場合はWi-Fi通信にも対応したブラウザ型のフィルタリングの設定も必要です。
無料通話アプリを利用する場合は、保護者の方が子どもにあった設定や機能制限をおこない、安心して利用できるようにしてください。

<ゲーム機>
携帯ゲーム機や据え置き型のゲーム機にも同様にフィルタリングが必要です。
フィルタリングサービスに加入するほか、特定サイト以外はアクセスできないようゲーム機本体に設定できるものもあります。
インターネットに慣れていないお子さんが遊ぶ場合、ゲーム機本体の設定でインターネット利用そのものをできないようにしたほうが安心です。


▼ ペアレンタルコントロールと「わが家のルールづくり」を
子どものインターネット利用は、フィルタリングにまかせておけば安心というわけではありません
フィルタリングは万能ではありませんし、なかには自分で設定を変えてしまうお子さんもいるそうです。

小学生のうちは、インターネット利用を親がきちんと把握して、安全に使えるように見守る「ペアレンタルコントロール」が必要です。

どんな危険があるのか、どうすれば安全に使えるかを話し合い「わが家のルール」を決めてください
ルール化する事柄は、お子さんの年齢やご家庭の方針にもよりますが、以下のような項目を網羅しておくといいでしょう。

<「わが家のルール」で話し合いたいこと>
・利用時間や利用場所のルール
○時~○時までは使わない、自室では使わないなど、具体的に決めましょう。
利用してもいいサイトやアプリを決める
何のために使うのか、どのように使いたいのかを子どもに説明することを約束させましょう。
各種設定やユーザー登録についての約束
アプリやゲームソフトのダウンロードや利用の制限などは、保護者が設定することを約束させましょう。

大事なのは、ネットは便利だけれども危険と背中合わせなので、「好き勝手に使ってはいけない」ということを理解させることです。
子どもからルールの変更や新しい要望があったときは、その都度話し合うことを習慣化してください。


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お子さんがどのような物事に関心を持っているのか知ることが大切です。
お子さんの気持ちを理解せずにルールで締め付けるだけでは、反発を招きます。
日ごろからよくコミュニケーションを取って、お子さんの目線で安全にインターネットが利用できるよう見守ってあげましょう。

2017.04.20

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