クリスマスプレゼントは携帯ゲーム機?はじめて使うときの注意点
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セコムの舟生です。
まもなくクリスマスですね。
プレゼントに携帯ゲーム機を欲しがっているお子さんもいるのではないでしょうか?
もしかしたら、お年玉で携帯ゲーム機を買おうと思っているかもしれませんね。しかし、インターネット端末としても利用できる最近のゲーム機は、使い方しだいで子どもにとって有害なものになる可能性もあります。
はじめて子どもに携帯ゲーム機を買い与えるとき、どのようなことに注意したらいいのでしょうか。
今回は、携帯ゲーム機の安全な使わせ方と、保護者が注意するポイントをまとめます。* * * * * * * * *
▼ 携帯ゲーム機は何が危険?
子どもたちに大人気の携帯ゲーム機。
遊び方は、ゲームソフトだけにとどまりません。無線LANを通じてインターネットに接続すれば、アプリやゲームをダウンロードしたり、オンライン対戦したりできます。また、専用ブラウザを搭載しているので、ホームページの閲覧もできます。
携帯ゲーム機は、高機能なモバイル通信端末なのです。
小学生の場合、まだ経験が少なく、インターネットの危険を十分意識しているとはいえません。それにもかかわらず、オンライン対戦や掲示板などを通じて第三者との交流も気軽におこなえるのが、携帯ゲーム機の世界です。好奇心でいろいろなサイトを見ているうちに、有害なサイトにたどりついてしまうこともあります。
携帯ゲーム機で考えられるリスクをまとめてみましょう。
○ 有害なサイトを見てしまう可能性がある
○ 悪意ある第三者と接触してしまう可能性がある
○ 高額請求など金銭トラブルになる可能性がある
○ 個人情報がもれてしまう可能性がある据置型のゲーム機やパソコンと違って、持ち歩ける携帯ゲーム機の場合、これらの問題が「親の目が届かない場所で起こるかもしれない」というのが特徴です。
ゲームに没頭しすぎて生活リズムに偏りが生じたり、視力が低下したりする現象も、問題視されていますね。
子どもにとって、携帯ゲーム機は非常に魅力的で刺激的な遊び道具です。本人の意思だけでは制御できなくなる可能性があることを理解していただきたいと思います。
▼ はじめての携帯ゲーム機、どうやって使わせる?
「わが家のルールを守る」ことの重要性を子どもに理解させること。
時間が来たら、ゲームの途中でも「今日はここまで」と切り上げられるくらいの自制心が育つまでは、携帯ゲーム機を子どもの所有物にするのではなく、"親が子どもに貸し与えるもの"として位置づけておいたほうがいいでしょう。慣れてくると、ゲームだけではなく、携帯ゲーム機でできるさまざまなことに興味が広がるので、子どもを押さえつけるだけのペアレンタルコントロールでは通用しなくなってきます。
子どもが「やってみたい」と申し出たことには、まずはしっかりと耳を傾けてあげてください。成長に合わせて、親御さんが許容範囲の線引きをし、安全に使うためのルールをお子さんと話し合って決めましょう。<はじめて携帯ゲーム機を持つ子どものための安全対策>
(1) インターネット接続はしない
(2) 取扱説明書をよく読み、ペアレンタルコントロールを適切におこなう
(3) 利用時間や利用場所を決める
(4) 子どものゲーム中は保護者が見守る
(5) ルールを破ったときには遊ばせない
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今回は携帯ゲーム機のリスクの面からお話しましたが、決して悪いことばかりではありません。
学習に利用できるアプリやソフトもたくさんありますし、親子のコミュニケーションツールとして、携帯ゲーム機といい関係性を築いている家庭も多いと思います。親御さんもときどき一緒に遊んでみるなどして、携帯ゲーム機のことをよく知っておきましょう。
ゲームの楽しさも理解したうえで、子どもの気持ちを考えながら接するようにすると、「切り上げどき」が身につき、携帯ゲーム機との適切な距離感を体得していけるはずです。2014.12.08