「子どもの防犯ブログ」が6周年を迎えました!
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セコムの舟生です。
いつも「子どもの防犯ブログ」をご覧いただき、どうもありがとうございます。
おかげさまで、2月7日でブログ開設6周年を迎えることができました(^^)/振り返ると、あっという間の6年でした。
このブログの開設と同時に生まれたお子さんは、この春、小学1年生になるということですね。子どもの成長に照らすと、この6年がとても感慨深いものに思えます。小さな子どもを持つ親として、防犯のプロとして、できるだけ多くの方に"子どもの安全"について伝えたいという思いから、このブログをはじめました。できるだけわかりやすく、肩の力を抜いて読んでいただきたいからこそ、ブログというメディアを選んだのです。
6周年を迎えた今日、初心に返って、「子どもの防犯の基本」についてお話したいと思います。4月に新入学を迎えるお子さんにもぜひ覚えておいていただきたいことです。親子そろって読んでいただければ、こんなにうれしいことはありません(^^)
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▼ 犯罪にあわないための5つのお約束
お子さんが犯罪に遭わないための注意点をまとめて、警視庁が作成した標語に「いかのおすし」というものがあります。街中のポスターでも見かけることがありますので、ひらがなが読めるお子さんなら就学前から知っているかもしれませんね。覚えよう!「いかのおすし」
「いか」=知らない人にはついて「いか」ない
「の」=知らない人の車には「の」らない
「お」=「お」おごえを出す
「す」=「す」ぐ逃げる
「し」=おとなに「し」らせるお子さんが小学校入学までに暗唱できるくらい、しっかり頭に入れるようにしましょう。
▼ 「いかのおすし」を実践するために
知らない人について「いか」ない、知らない人の車には「の」らない。
ついて「いか」ない、「の」らない、"知らない人"とは、どのような人のことなのか、お子さんはきちんと把握できているでしょうか?ここを曖昧にしてしまうと、何度か見かけただけの人や、挨拶を交わしただけの人も"知っている人"と認識してしまうことがあります。ですから、「いかのおすし」について教えるときには、「知らない人についていってはダメ!」「知らない人の車に乗ってはダメ!」というだけではなく、「知らない人ってどんな人だと思う?」という質問からはじめてみましょう。
<こんな人は「知らない人」>
□ 見たことがない人
□ 名前を知らない人
□ 住んでいるところを知らない人
□ お父さん、お母さんが知らない人<さらに具体的に...こんな人も「知らない人」>
□ ときどき挨拶をするが、名前や住んでいるところを知らない人
□ 近所でよく犬の散歩をしているが、名前を知らない人
□ よく行くスーパーで働いているが、お母さんの知り合いではない人"知らない人"の定義を理解することが子どもの防犯の基本であり、応用の基礎になります。
▼ とっさのときは、「考える」より「行動」!
「怖い」と感じたら、すぐに行動することが大切です。しかし本当に怖い目にあったとき、子どもは足がすくんで逃げることができず、声も震えて出せないものです。警視庁では、「いかのおすし」のなかでも、「大声を出すこと」と「すぐ逃げること」は、普段から練習しておくことを奨励しています。また、防犯グッズの扱いを覚えるうえでも実践が必要。防犯ブザーはいつも手の届く場所につけておくことを習慣づけ、使い方を十分練習しておきましょう。定期的に音を出す訓練をしておけば、防犯ブザーが正確に動作するかどうかの確認にもなります。
実践的な訓練を繰り返すことではじめて、子どもは行動できるようになるのです。
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いかがだったでしょうか。
大人にとっては当たり前のことでも、成長過程にある子どもには「はじめて」のことがたくさんあります。子どもの理解度を確かめながら、ひとつひとつ丁寧にあゆみを進めていきたいものですね。
私もそのお手伝いができるよう、このブログを読んでくださる親御さん、そして子どもたちの笑顔を思い浮かべながら、これからも記事を書いていきたいと思います。
2012.02.07