2012年の幕開け!今年も、子どもの安全・安心のために
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新年あけまして、おめでとうございます。
セコムの舟生です。さまざまな出来事があった2011年が終わり、2012年の幕開けです。昨年、2011年を象徴する漢字は「絆」。子どもたちが安全で安心して成長できるような社会を、地域やたくさんの方との「絆」でつくりあげていきましょう。
私もこの「子どもの防犯ブログ」を通じて、役立つ情報をお届けし、少しでも子どもたちの安全と安心に貢献したいと思います。
子どもたちが安心して過ごせるように祈念して、2012年のはじめの今回は、子どもの安全と防犯のポイントをおさらいしてみたいと思います。
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▼ インフルエンザが流行期入り
厚生労働省の発表によると、今シーズンのインフルエンザは、すでに流行期に入っています。冬休みが終わり、新学期を迎えれば、学校での集団感染にも注意が必要です。インフルエンザにかからないように予防することと、インフルエンザを広めないことが大切になります。インフルエンザの予防には、手洗いとうがいが基本。外出先から帰ったら15秒以上、せっけんや、ハンドソープで手を洗いましょう。手のひら、指先、手首など、洗い残しがないようにしっかりと洗ってください。うがいをする場合は、まず口の中をよくすすぎ、その後、のどの奥を15秒程度うがいし、数回繰り返します。
インフルエンザを広めないためには、「せきエチケット」をきちんと守る必要があります。せきが出たら、早めにマスクを着用してください。もしマスクを持っていなければ、ハンカチやティッシュで口と鼻を押さえるようにし、人から1m以上顔をそむけるようにしましょう。
マスクの着用は、感染予防にもつながります。人が多いところに出かける際には、マスクを着用するといいですね。
▼ 事件に巻き込まれないように
先日もこのブログで取り上げましたが、「通り魔事件」の記憶は、新しいと思います。弱い者を狙った犯行に憤りを覚えます。警察庁が発表した「平成23年上半期の犯罪情勢」では、子どもが被害にあいやすいのは、略取誘拐であるとされています。略取誘拐に限らず、子どもが被害にあいやすいのは、ひとりでいる時です。子どもがひとりでいる時間を少なくする努力と、普段から子どもの危険回避能力を高める練習をしておきましょう。
子どもの危険回避能力を向上させるためには、防犯シミュレーションがおすすめです。これまでにもブログで、犯罪者が子どもを誘うときの主な手口をご紹介してきましたので、犯罪者の「言葉巧みな手口」を理解して親が犯罪者の役で、子どもを誘い出すように話しかけて練習してみてください。
練習後は、子どもの対応を振り返り、どのようにしたらよかったかなどを、一緒に考えてみましょう。親が答えを教えてしまうよりも、子ども自身が考えて答えにたどり着くことが大切です。子どもが答えにたどり着けるようにサポートしてあげてください。
▼ インターネットの利用には「ペアレンタル・コントロール」が不可欠
昨年の「子どもの防犯ブログ年間アクセスランキング」でも上位にランクインし、関心の高さをうかがわせた子どものインターネット利用問題。子どものインターネット利用では、子どもにインターネット利用の危険性を理解させ、ルールを設定することが大切です。そしてそのルールを守らせること。守れないようであれば、危険性を理解できるように指導することを繰り返しおこなう「ペアレンタル・コントロール」が必要です。
総務省が発表した「平成23年版情報通信白書」によると、子どもと親では、インターネット利用への不安に"温度差"があるようです。子どもが成長するにつれて、不安が高まっていくという傾向も認められていますが、親が感じるほどの不安を子どもは、感じていないことをあらわす統計だと思います。
子どもと親の不安に"温度差"があるため、親が一方的にルールを持ち込んでも、子どもは納得できないということがあるかもしれません。「ペアレンタル・コントロール」では、まずこの"温度差"を埋めるところからはじめてはいかがでしょうか?インターネットは便利なものですが、危険と隣あわせであることを理解させ、利用のルールを子どもと話し合ってみましょう。
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今年も、「子どもの防犯ブログ」は、子どもの安全と安心のために、役立つ情報をお届けしていきます。気になる話題や、取り上げてほしいテーマなどがありましたら、「アンケートフォーム」よりお寄せください。感想や、応援メッセージもお待ちしております。
本年も、よろしくお願いいたします!
2012.01.05