「キッズデザイン展2011」に行ってきました!
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セコムの舟生です。
10月8日(土)~10日(月・祝)の3連休に、埼玉・越谷市のショッピングモール「イオンレイクタウン」で開催された、「キッズデザイン展2011」に行ってきました。私が訪れたのは、最終日の10日。今回は、その模様をレポートします。
子どもの健やかな成長につながる社会環境創出のため、デザインのチカラを役立てようと創設された「キッズデザイン賞」。第5回となる今年、受賞作品181点のうち、会場には58点が展示されました。その中には、8月3日のブログでお知らせしたとおり、優秀賞(キッズデザイン協議会会長賞)を受けたセコムの「子どもの安全」に関する取り組みも含まれています。
さっそく、会場の様子や気になる受賞作品をご紹介したいと思います!
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▼ セコムの考える「子どもの安全」とは?
数多くの展示が並ぶ広い会場で、セコムの展示ブースは入り口すぐ左側にありました。なかなか目立つ位置ですね(笑)。ブースには、年間100回以上開催している「セコム子ども安全教室」、「保護者・教員向け講習会とセミナー」の概要、そしてこの子どもの防犯ブログの紹介などをポスター掲示。さらに「セコム子ども安全教室」で使われる「親子で読む防犯のしおり あんぜんブック」の実物も配布していました。
子どもの安全に関するセコムの一連の取り組みで私たちが何より大切に考えているのは、家族や地域とのコミュニケーションです。子どもの安全を守るには、ただ安易に行動を制限すればいいというわけではありません。日ごろから「わが家のルール」について話し合ったり、「防犯シミュレーション」を練習したり、子ども自身の危険回避能力を育てることが大切です。セコムでは今後も「安全・安心に関する啓発活動」を積極的に展開していきます。
▼ 舟生が気になる"キッズデザイン賞"受賞作品をご紹介
たくさんの展示で賑わう会場。どれも興味深く、時間を忘れて見入ってしまいます。なかでも私が気になった作品を3点ほど、ご紹介します!*「ブレイクアウトドアシステム(緊急時解放システム)」(日本自動ドア株式会社)
同システムは、ユニバーサルセーフティ部門で最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞しています。通常は引き戸の自動ドアとして利用されますが、非常時にはドア本体を外側にスイングさせて、まるで開き戸のように開口部が最大化するもの。これなら万一の停電時でも閉じ込めが起きることもなく、ドアに多くの人が押し寄せて事故につながる危険性も少ないのではないでしょうか。この動きには、私もあっと驚かされました。
*「知育玩具 'むーごくんののびのびおえかき'」(ゴムノイナキ株式会社)
木の盤面に並んだ突起に、緑、赤、黄、青、黒の輪ゴムを引っかけ絵を描くという、シンプルな知育玩具です。たとえば大人がこのセットを見せられても、何をすればいいのかわからないでしょう。しかし小さな子どもなら、だれに言われなくても自由に輪ゴムを引っかけて遊び始めそうな気がしませんか。まさに、子どものイマジネーションに訴えかけるおもちゃです。
*「トイトレボーイ-WEEMAN」(有限会社FUKUZAWA)
「男の子専用おまる」とも言うべきこちらは、便器の縁に引っかけることで、幼児でも立っておしっこができるアイデア商品。これまでなら踏み台にのぼって用を足すところですが、やはり不安定で危険を伴うものでした。お子さんがよろけて便器に手をついてしまうこともあり、不衛生です。そこで便器を低くしてしまうという逆転の発想。使用後に本体をくるっと裏返すだけでおしっこが捨てられるところなど、お子さんだけでなくお母さんにとっても便利なグッズですね。* * * * * * * * *
先端技術から手作りの温かみを感じさせる作品まで、展示総数58点のひとつずつに目を惹くポイントがあり、とても楽しい時間を過ごせました。
会場で、キッズデザイン協議会事務局長の大竹裕之さんからお話を伺いましたが、「キッズデザイン展は、受賞者の活動を多くの人に知っていただくのが開催目的のひとつ。そういう意味で今年は、お買い物ついでに立ち寄り、興味深そうに受賞作品を見たり触れたりする親子が多くてうれしいですね」と、手ごたえを感じているご様子でした。
私自身、これからも子どもを産み育てやすい環境づくりや、子どもたちの豊かな未来づくり活動の一環として、「キッズデザイン」という考え方を広めるために活動していきたいと思います。
2011.10.27