今年も「キッズデザイン博2008」に行ってきました!
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セコムの舟生です。
今回は、「ママ達と座談会」でお世話になった、NPO法人 子どもの危険回避研究所所長の横矢真理さんや副所長の西江さん、一般のお母さん代表としてヴルチェクさん、玉置さんと一緒に「キッズデザイン博2008」に出かけてきました。
昨年と同様、今年も東京・外苑前のTEPIA(機械産業記念館)で催され、会場では、「子供の安全・安心の向上」「子供の健やかな成長発達」に役立つ製品や活動に贈られた第2回キッズデザイン賞 受賞作品展示会が行われました。
今回が第2回となるキッズデザイン賞では、子供の安全・安心と健やかな成長につながる生活環境の創出や普及・推進を目的とした製品・コンテンツ・活動・リサーチといった分野から、「商品デザイン部門」「建築・空間デザイン部門」「コミュニケーション部門」「リサーチ部門」の各部門へ総計247件の応募があり、149件の作品が「キッズデザイン賞」を受賞しました。
さらに受賞作品のなかからキッズデザイン大賞(経済産業大賞)1点をはじめ、金賞6点、部門賞4点、審査委員長特別賞3点、会長特別賞(審査委員奨励賞)3点、計17点が各賞の受賞に至りました。
応募企業・団体数は昨年より増加しており、キッズデザインに問題意識を持つ業界の広がりが感じられました。
また、「少子化に資するキッズデザイン」「子供向けを謳っていながら大人でも欲しくなるデザイン」「大人仕様でありながら"子供目線"をきちんと製品設計のなかに組み込んだデザイン」など、前回の応募では数少なかった提案も、多く出展されているのが特徴です。
今年のキッズデザイン受賞については、こちらのサイトからご覧ください。
受賞作品展示会では同行していただいたママ達からも、「こんな視点もあるんですね」「工夫されていますね」と感嘆の声が聞かれました。ここで、子育て経験者の立場から「これがイチオシ!」「印象に残った作品」という観点で作品をひとつずつ紹介してもらいましょう b(⌒o⌒)
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子どもの危険回避研究所の副所長・西江さんが選んだのは、作品名:給食用食器 「繕い」(滋賀県野洲市、三信化工株式会社)です。物の大切さ、伝統文化の認知、環境への意識向上を目的とした、破損食器の修復プランが評価された作品です。
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ヴルチェクさんが選んだのは、作品名:ジャンボ安全えほんシリーズ 防犯「まもる」 防災「そなえる」 交通安全「わたる」(株式会社学習研究社)です。防犯・防災・交通安全をテーマにした3冊の大きな絵本を手に、「幼稚園や保育園に置いて、子供の安全教育に役立ててほしいわ!」と、感想を述べてくれました。* * * * * * *
玉置さんが選んだのは、作品名:ナーサリーユニフォームR49(株式会社ジャクエツ)です。静電素材や伸縮性などの工夫を凝らし、園児の動きやすさと安全性を重視したつくりが評価された作品です。
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子どもの危険回避研究所所長の横矢さんが選んだのは、作品名:折りたたみ椅子8168ZZ(株式会社岡村製作所 マーケティング本部 オフィス製品部)です。折りたたみ椅子の折りたたみ構造部の安全性を追及、開発したデザインが評価され、今回、会長特別賞(審査委員奨励賞)を受賞した作品です。
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最後に私、舟生が選んだ作品は、クラゲラボ(慶應義塾大学有澤研究室 クラゲラボ)です。一般の人や子供がITを利用して、自分の知的好奇心を高め、もっと海や魚について親しめるようにできるように、新しい水族館のあり方を提案した作品です。じつはうちの子供たちも水族館が大好きなんです。だからもう、迷わず選びました (*^ ^*)
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この日、都心は激しい雷をともなった集中豪雨に見舞われました。そんな悪天候のなか開催された「キッズデザイン博2008」でしたが、多くの参加者が訪れ、昨年に増して、会場には活気が感じられました。また、キッズデザイン賞展示会のほかにもさまざまなワークショップが開催、多くのお子さんが楽しそうに参加していました。これからも子供の安全・安心の向上を目指す気運が高まるよう、キッズデザイン協議会の理事としても、"防犯・安全"のプロとしても、ますます頑張っていきたいと思います。
次回は、「キッズデザイン博2008」で感じた子供の安全や防犯についての座談会の模様を前編、後編にわけてお伝えする予定です。どうぞ、お楽しみに。
2008.08.20