「キッズデザイン博2007」をレポートします
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セコムの舟生です。
今回は、東京・外苑前のTEPIA(機械産業記念館)で開催された「キッズデザイン博2007」についてレポートします。
会場では第1回キッズデザイン賞 受賞作品展示会が行われました。
「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」「子どもたちを産み育てやすいデザイン」をテーマに、「なるほど!」と思わせるさまざまな工夫がされている作品が選ばれていました。子供の安全に関する実証データを活用した商品・施設等の総合的なデザインに最も優れたものに贈られるキッズデザイン大賞【経済産業大臣賞】をはじめ、金賞【経済産業大臣賞】6点、部門賞【キッズデザイン協議会会長賞】4点、審査員長特別賞2点を含む、商品デザイン部門63点、建築・空間デザイン部門13点、コミュニケーションデザイン部門23点、リサーチ部門21点が受賞をしました。
セコムからもココセコムを用いたサービスとしてエントリーしていました、「位置検索技術と人的緊急対応サービスの融合による子どもの安全を守るシステム」がコミュニケーションデザイン部門でキッズデザイン賞を受賞しました! ありがとうございます!!
受賞作品展示会は受賞作品をただ眺めるだけでなく、企業や団体の方が説明をしてくれるものや、実際に試してみることができる展示方法となっていて、訪れた人たちは、実際に手に取ってみたり触ったりして作品の感触を確かめていました。
また、キッズデザイン賞の発表・展示のほかにもさまざまなワークショップが開催され、多くのお子さんがイベントに楽しく参加していました。
セコムからも私が、「こども安全教室(子供向け・親向け)」のワークショップを8月10日(金)に2回、11日(土)に1回に行いました b(⌒o⌒)。
前半は子供を対象にしたワークショップで、スライドを見ながら子供たちに「どの人が怪しい人だと思う?」「みんなが外で遊んでいるときや登下校のときに"怖いな..."と感じたら、どこへ逃げたらいいか知っているかな?」といった問いかけにも、はじめはみんな緊張気味でモジモジ...。でも慣れてくるにしたがって、たくさんの子供たちの手が挙がり、大きな声で元気な答えが返ってくるようになりました。みんな楽しく防犯の勉強ができたようです。
後半は親向けのワークショップで、こちらは子供の犯罪についての傾向、防犯ブザーの選び方や子供への持たせ方、「知らない人について行っちゃダメ!」では子供に正確に伝わらないなど、さらに踏み込んだ解説を行いました。保護者の方もこのような話しを聞くのは初めてと言う方がほとんどで、皆さん真剣に聞いていただきました!
ワークショップの後で参加されたお母さまにお話を伺いますと、やはり皆さん、子供の防犯についてはとても関心をお持ちだそうです。なかには「学校から出される《不審者出没の知らせ》は毎週のようにあり、とくに登下校中の安全については、日々不安を感じている」といった方もいました。
ほかにも「子供のランドセルに防犯ベルを付けていますが、付けっぱなしの状態で、実際に鳴らし方などの練習をしたことがなかったので(家に帰ったら)さっそく子供と一緒に練習してみます」「外で不審者にあったときにどうすればいいかを、子供に具体的に教えたことがなかったので、今度、実際にシミュレーションをやってみたいと思います」「学校などの安全講習会にも参加したけれど、今回のワークショップの方がより具体的な内容でためになりました」といった嬉しい声もいただきました。
30度を超える猛暑のなか開催された「キッズデザイン博2007」でしたが、多くの参加者があり、活気が感じられました。これからも子供の安全・安心の向上を目指す気運が高まるよう、キッズデザイン協議会の理事としても、子供の安全を守るプロとしても、ますます努力を続けていきたいと思います。
2007.08.23