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通り魔犯罪に巻き込まれないために子どもに教えておくべきこと

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セコムの舟生です。

見ず知らずの人を無差別に狙う「通り魔犯罪」。
平和な日常では考えにくいことですが、今年8月には電車内で乗客10人が刃物で切り付けられた事件が大きく報じられました。
2019年には、スクールバスを待つ小学生が襲われる事件も発生しています。

もしわが子が、通り魔犯罪の現場に居合わせたら...?
考えるだけでもぞっとしますが、可能性は皆無ではありません。

今回は、通り魔犯罪に巻き込まれないために、子どもに教えておくべきポイントをまとめます。
自分で自分の身を守れるよう、日ごろから防犯意識を高めさせましょう。


* * * * * * * * *


▼ 子どもも被害者に!?「通り魔犯罪」とは
通り魔犯罪とは、通りすがりの人など、たまたま居合わせた人が襲われる犯罪。
人目が少ない夜間だけではなく、明るい時間帯や人通りの多い場所を選んで犯行に至るものもあります。
加害者は危害を加えるつもりで凶器を持っているケースが多く、抵抗する間もなく巻き込まれてしまうことが少なくありません。

また近年、女性や子どもなどを狙って、わざとぶつかったり、つき飛ばしたりする、いわゆる「つき飛ばし通り魔」と呼ばれる犯行もあるようです。

通り魔犯罪は、不特定多数が行き交う公道、公共交通機関や商業施設など、どんな場所でも発生する可能性があります。
子どもの通学路や習い事の通り道、よく遊びに行く場所などでも、通り魔犯罪が起きないとは限りません。
このことを認識して、普段から「被害者にならないための防犯行動」を徹底させることが大切です。


▼ 子どもが「通り魔犯罪」を回避するための防犯行動
通り魔犯罪に限らず、不審者との遭遇や連れ去りなど、いつ巻き込まれるかわからない事案には日ごろの心構えが欠かせません。
以下のような防犯行動を意識させるようにしてください。

・いつも周囲に目を配り、挙動が不審な人がいないか警戒して歩く
・人通りの少ない道を通ったり、人目につきにくい場所で遊んだりしない
・防犯ブザーを携帯し、いつでも鳴らせるようにしておく
・スマートフォンを使用しながら、音楽を聴きながらなど、「ながら」歩きをしない(周囲の危険に気がつきにくくなるため)
・「いざというとき助けてもらえる場所」(交番やコンビニ、飲食店、子ども110番の家など)を複数把握しておく

「もしかしたら、通り魔のような怖い犯罪に遭遇するかもしれない」と考えながら行動することが、自分自身の身を守ることにつながります。
暗くなってから帰宅するときは、保護者が迎えに行くなどの対策も追加して検討しましょう。


▼ 「通り魔犯罪」から自分の身を守るための防犯行動
予測不可能な通り魔犯罪。
たまたま現場に居合わせてしまう可能性は否定できません。
冷静な行動が求められます。
次のような行動を取るよう、お子さんに教えてください。

・悲鳴やざわつきが聞こえたり、人だかりができたりしていても、絶対に近づかない
・奇声を発するなど、挙動がおかしな人物を見かけたら、近づかないようにする
・少しでも危険を感じたら、「安全な場所」で身の安全を確保する

子どもは好奇心旺盛なので、悲鳴や人だかりの原因を確かめようとするかもしれませんが、それは大変危険なことです。
異変が起きていることに気がついたら、その原因が何であれ、すぐに危険が及ばないところまで急いで逃げることが大切。
そこで起きていることは他人(ひと)事ではなく、自分の命に危険が及ぶ恐ろしい事件かもしれません。
通り魔犯罪に巻き込まれないためには、これくらい警戒心が必要です。
たとえたいしたことがない出来事だったとしても、様子を見に行くのではなく、自分の身を守ることを最優先するように教えましょう。

もちろん子どもが外出できないくらい怖がらせるのも問題ですが、どこでどんな事件に出くわすかは、誰にもわかりません。
折に触れて、「怖いことにあわないために、いつも気をつけていようね」と繰り返し伝えることで、自然に子どもの防犯能力も高まるはずです。


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居住エリアやお子さんの行動範囲で起きた犯罪を把握することも、保護者の方がしておきたいことのひとつ。
地域の警察などが配信する「防犯情報メール」などに登録しておくと、管轄内で発生した不審者情報や犯罪情報をいち早く入手することができます。

万が一、近隣で通り魔犯罪などの事件が発生して、犯人が逃走中なら、無防備に外出するのは控えなくてはなりません。
子どもを守るためにいろいろなところにアンテナを張り巡らせ、もっとも安全と思える対応をおこないましょう。


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第15回キッズデザイン賞の受賞作品が決定しました!
今年の最優秀賞(内閣総理大臣賞)は、学校法人新渡戸文化学園とVIVITA-JAPAN株式会社、tokodesignが協力して行った「VIVISTOP NITOBE FURNITURE DESIGN PROJECT」が受賞しました。

小学5年生がデザイナーと一緒にアイデア発想から図面や模型の制作、発注書づくりなど試行錯誤しながら、自分たちの手で椅子を作り上げるというプロジェクトです。座学と実践、感性と定量化、アナログとデジタルを全て含んだすばらしい活動でした。

ほかにも国立アイヌ民族博物館の体験を通じて子どもの知的好奇心を喚起する「探求展示 テンパテンパ」や、日本では遅れがちの子どもの性教育について分かりやすくスマートフォンでアクセスできるクイズ形式で提供する「SEXOLOGY グローバルスタンダードなセクシュアリティ教育を発信するサイト」など、様々な優れた作品が上位賞を受賞しました。

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2021.10.07

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