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[入学準備特集2021(3)] 持ち物に名前を書くときの安全ポイント

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セコムの舟生です。

幼稚園や保育園の卒園が迫ってきましたね。
卒園準備に入学準備も重なって、新1年生がいるご家庭では、何かと気ぜわしくお過ごしのことでしょう。
園までの道のりを親子で歩くのもあと少し。
子どもの成長をかみしめながら、残りの日々を大切に過ごしたいですね。

さて、すでに入学説明会が終わって、小学校で学用品など持ち物への記名について、説明を受けた保護者の方も多いと思います。

子どもの持ち物への記名は、防犯上の配慮が必要なことのひとつ。
書き方によっては、子どもを狙う不審者に名前を知られる可能性があり、悪用されるリスクも考えられます。

そこで今回は、入学準備のひとつである「持ち物への記名」における安全ポイントをまとめます。
ちょっとした意識と工夫で子どもの安全性を高めることができますので、ぜひお読みください。


* * * * * * * * *


▼ 記名に注意が必要な学用品
小学校では学校指定の学用品もあり、皆が同じものを使うことがあるようです。
入学説明会では、子どもの持ち物の記名について「子どもが自分のものだと分かるように、見える場所に大きくはっきり書いてください」といったことを伝えられているかと思います。
パッと見て分かるよう、表側、表面に記名するよう指導されている持ち物もあるかもしれません。

ノートや筆箱など、ランドセルに納める学用品については、それで問題ありません。
注意が必要なのは、外から見える持ち物への記名。
以下のような持ち物は、記名にも防犯対策が必要です。

<記名に注意が必要な学用品>
・ランドセル
・サブバッグ(手提げバッグなど)
・上履き袋
・体操着袋
・通学帽
・防犯ブザー
・ハンカチ、ティッシュケース
・衣服や靴

これらの持ち物への記名については、周囲から名前を知られないための工夫が欠かせません

登下校中の小学生を狙った声かけ事案は、日々全国で発生しています。
名前を知られると、不審者からの声かけに悪用されることが考えられます
「〇〇ちゃん」と親しげに声をかけられたら、知り合いだと勘違いして気を許してしまうお子さんもいるかもしれません。


▼ 「名前の書き方」の安全ポイント
記名によって、周囲に名前が分かってしまわないように工夫をすることが大切です。
記名部分が外側を向いてしまうものは、なるべく内側に名前を書くようにしましょう。

たとえば通学帽は、つばのところに名前を書くと誰のものかはっきり分かりますが、かぶったときに見えやすい場所なので注意が必要です。
ネームタグがある場合は、タグが外側に反っていないかチェックしてみてください。
通学時に履く靴も、かかとの外側ではなく、内側に名前を書いたほうが安心です。

またランドセルに取り付ける防犯ブザーのように、記名を隠しにくいものありますね。
ほかにもハンカチやティッシュは、普通に持っている限り記名部分は見えませんが、子どもが落としやすい持ち物なので、不審者に拾われてしまうと心配です。

記名部分が隠しにくいものや、記名部分が外から見えやすいものには、名前ではなく、マークを書いておく方法があります
「★」「◎」「♪」などの記号や、子どもが好きなマークを入れておくと、ひと目で自分のものだと分かりますし、子どもも喜びます。


▼ 学用品以外の記名にも防犯意識を
子どもの名前を知られるリスクについて、「それほど深刻なことだと思えない」「大げさ」と考える方もいるかもしれません。

しかし、子どもを狙う者の手口は周到で悪質です。

声をかけるきっかけを見落としはしないでしょう。
子どもを守るためには、記名にも細心の注意をはらってください。

学用品以外でも、家の外に置いている自転車や傘、おもちゃなどに名前を書いていませんか。
過去には、玄関先に置いてあった傘の記名から子どもの名前を知り、名前を呼びかけてだまし、車で連れ去る事件が起きています。
このように、名前を悪用した犯罪が過去に繰り返し起きていることを、ぜひ覚えておいてください。

また、表札に子どもの名前を入れているお宅もあるかもしれませんが、できれば名字だけの表記にしたほうが、防犯上は安心です。
身の回りにあるものに、無防備に子どもの名前が書かれていないか、この機会にあらためて確認することをおすすめします


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私が子どものころには、子どもは名札をつけて通学し、体操着にも大きく名前を書いたゼッケンをつけているのが当たり前でした。
昨今では、見知らぬ第三者に名前を知られるリスクを考慮して、名札は校内だけで着用し、体操着にも記名したゼッケンをつけない、という学校が多くなっています。

もし、学校が指定した記名のルールに防犯上の配慮が足りていないと感じたら、学校側に相談してみることをおすすめします。
学校側の判断だけに委ねるのではなく、保護者も積極的に提案する姿勢を持つことが大切です。

子どもを取り巻く環境や社会状況の変化にあわせて、防犯対策も更新が必要な場合があります。
気になることは学校と相談しながら、協力して子どもの安全性を高めていけるといいですね。

2021.02.18

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