小学生の保護者必読!「防犯情報メール」に登録していますか?
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セコムの舟生です。
わいせつ犯罪や連れ去り事件など、子どもが被害者となる犯罪を防ぐためには、子どもの周囲で起きている危険の芽を小さなうちに把握しておくことが大事です。
「危険の芽」というのは、声かけ事案や不審者の出没など、危険な兆候を感じさせる出来事のこと。
今回はそのような情報をいち早く入手する手段、「防犯情報メール」をテーマにお話したいと思います。
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▼ 「防犯情報メール」は地域密着型
防犯情報メールは、警察や自治体が配信しています。
犯罪に関する情報を地域住民に知らせ、新たな犯罪の発生を防ぐのが目的です。地域に密着したリアルな情報を得ることで、犯罪を避けられるように防犯対策を用意することができます。防犯情報メールを受信すれば、いち早く子どもに注意を促すことができるということです。
配信される内容は、不審者情報や声かけ事案、ひったくりや恐喝、空き巣などの犯罪に関する情報など。地域住民から寄せられた目撃・遭遇情報も含まれているため、ニュースでは取り上げられないような、事件にまで至っていない出来事も知らせてくれます。
ぜひお住まいの地域の防犯情報メールに登録していただきたいと思います。
▼ 事件が起きる前に...「防犯情報メール」でできる防犯対策
このブログの「子どもの安全NEWS」コーナーでは、子どもが巻き込まれた事件や事故をピックアップしてお知らせしています。子どもが被害者となった過去の事件を振り返ってみると、類似の事件が連続して起きていることがありますので、「最近、こういう事件が多いね」「こういうときはどうする?」といった話し合いにお役立てください。防犯情報メールなら、より身近な事柄でそのような話し合いをすることができます。
「○○公園で子どもが知らない人に声をかけられたんだって。ひとりで近くを通らないほうがいいね」
「最近、○○町で空き巣狙いが多いみたい。留守番するときはこういうふうにしようか」といった具合に、被害にあわないよう対策まで考えることができます。
子どもの危機回避能力を高めるには、具体的な例をたくさん挙げて、「もしも」をイメージさせることが非常に役に立ちます。防犯情報メールに登録したら、ぜひ実践してみてください。
▼ 「防犯情報メール」に登録するには?
防犯情報メールは、各警察や各自治体のホームページから登録することができます。自治体の場合、災害情報や火災、事故発生情報なども扱っていることが多いようです。
警察の場合、警察署単位で受信したい地域を選べるところも増えてきていますので、より地域に密着した情報が得られます。いずれも登録は無料ですので、もしまだ登録していない保護者の方は、この機会に登録しておきましょう。
■犯罪情報官ニュースメールマガジン:埼玉県警(埼玉県)
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子どもの行動範囲は、学年が上がるごとに広範になり、親の目が届かないこともあると思います。防犯情報メールを通じて、「行ってはいけない場所」「気をつけなくてはならないこと」をリアルタイムで知り、お子さんの安全を守る手段としてお役立てください。
2014.04.21