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長嶋茂雄さんと考える、子どもの安全スキルの育て方

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セコムの舟生です。

長嶋茂雄さんは、自他ともに認める子ども好き。子どもが育つ環境について、どのような考えをお持ちなのでしょうか子どもの命を脅かす事件や事故のニュースが頻繁に飛び込んでくる現代。
「どうやって子どもの安全を守るか」という課題が、どんどん重要性を増してきているように感じます。

いつでもそばに一緒にいて、子どもを守ってあげたい。
しかし現実には、いつも一緒にいられるわけではありません。

ですから、いざというとき、子ども自身で身を守れるように安全スキルを育むことが大切です。

ただし、答えだけを教えてしまったり、与えてしまったりすると、かえって安全スキル向上の妨げになることもあります。

子どもが自ら考え、創意工夫することが安全スキルの向上につながります。
実は、この「子どもが自ら考え、創意工夫することが大切」というエピソードは、長嶋茂雄さんの幼少時代のエピソードからお借りしたものです。

今回は、長嶋さんの言葉をお借りしながら、安全スキルの高い子どもに育てるためのヒントを探ってみたいと思います。


* * * * * * * * *


▼ 大人の問題が子どもに映し出される
これまで折に触れて、規則正しい生活や体を動かすことの重要性をお伝えしてきました。体力は、身体の健全な発達のために必要であるばかりではなく、ものごとに取り組む意欲や気力、考える力や判断力といったことにまで影響を及ぼすと言われており、安全スキルを高めるうえで不可欠なものです。

しかしながら、子どもたちの遊び道具はゲーム機が主流になり、体を動かす機会が減っているのも事実です。長嶋さんも、「ワイワイ騒ぎ遊んでいる子どもたちがめっきり減ってしまった。元気に跳ね回る子どもが少なくなったのには寂しさを覚えます」と近ごろの傾向について話されています。

さらに、「交通手段の発達で体を動かす機会が減り、飽食が原因の生活習慣病が心配になり、電子機器による簡便なコミュニケーションで人間関係が薄くなった。テレビや新聞で報じられるそんな大人の課題すべてが子どもたちに重なっている」(長嶋さん)とも。

確かに、親が便利なもの、楽なものに頼る姿を見れば、子どもはそれより面倒な方法を実践しようとは思わないでしょう。便利であることが当たり前になり、体を使っている実感が乏しいと、心や体の異変にも気付きにくくなりますし、考える力さえも奪ってしまいかねません。

まずは大人が、現在の生活スタイルを見直さなくてはならないのかもしれませんね


▼ 自ら工夫してカラダを動かす「遊び」を!
自然豊かな環境で育ち、野山が遊び場だったという長嶋さん。
長嶋さんご自身の子ども時代は、「竹馬のような手製のもので、全身運動で使うものがほとんど。けれど、遊びは、子どもが工夫して体を動かして作り出し、それで夢中になれた」そうです。

"ない"ところから創意工夫して遊ぶ力は、いまの子どもたちにもきっと備わっているはずです。自ら考えて答えを導き出すという能力は、きっと安全スキルの向上にも直結しているように思えます。

長嶋さんは、かつて東京ドームに試合を見に行ったときに出会った男の子のエピソードを教えてくれました。その子は、長嶋さんのいたサロンを覗き込んでいたそうです。
「手を振ると目をキラキラさせている。好奇心に満ちた目。子どもの遊び好きの本能は、いまも昔も変わらない。子どもたちは、いつでも身体を動かすチャンスをうかがっているようです」。

子どもの好奇心や快活さは、素晴らしい可能性の種。親はつい「あぶない」「ダメ」と押さえつけてしまいがちですが、ワクワクする気持ちのままに行動し、自らの体で感じることが必要なのかもしれませんね


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子どもを狙った犯罪の手口がどんどん巧妙になり、信じられないような事件もたびたび起きています。男の子までが性犯罪に対する注意を求められる時代。子どもたちはそうした現代事情にあった安全スキルを身につけなくてはなりませんし、変化に合わせてアップデートしていかなくてはなりません。

自分で考える力を育む一方で、身を守るために必要な防犯知識を入手する手段として、ぜひこの「子どもの安全ブログ」を活用してください。私たちセコムは、これからも長嶋茂雄さんとともに子どもたちの安全と未来を考えていきます

2013.06.03

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