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風疹が大流行!?子どもへの影響は

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セコムの舟生です。

昨年からたびたびニュースに取り上げられているように、首都圏で「風疹」の流行が続いています。過去にも周期的に流行することがありましたが、これまでにないペースで感染者が広がっているそうで、医療関係機関が注意を呼びかけています。

風疹というと、就学前の小さなお子さんをお持ちの方でしたら、「MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)」のことが思い浮かぶかもしれません。日本の予防接種制度は、時代によってさまざまな変化があり、年代によって抗体の有無にも差が生じているのが現状です。お子さんの予防接種には熱心でも、保護者の皆さんご自身の接種状況はいかがでしょうか?

今回は、 風疹の話を中心に、ワクチンの役割 について考えてみたいと思います。


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▼ 首都圏で風疹が大流行!
国立感染症研究所によれば、2012年の風疹の感染者数は、全国で2,353人。その前年、2011年の患者数が371人だったことを考えると、爆発的に増加していることがわかります

そして今年は第5週(2月6日現在)の時点で339人。早くも2011年度の総数に迫る勢いです。

例年、春ごろから流行しはじめる感染症ですが、2月にこれだけ猛威を振るっているということは、インフルエンザや風邪と同様、十分な注意と対策が必要だといえます。


▼ 予防接種をすれば風疹にはかからない?
風疹は、風疹ウイルスに感染した人のせきやくしゃみで飛び散る飛沫によってうつります。発疹、発熱、リンパ節が腫れるなどの症状が出ますが、たいてい3日くらいで主だった症状は軽減します。はしかと似た発疹のため「3日はしか」と言われることがありますが、はしかとはまったく違います。重症化すると、まれに脳症を発症する場合もあるそうです。また、妊娠初期の女性が感染した場合、胎児への影響も心配されています。

風疹は、ワクチンを接種することで90%以上の感染を防ぐことができるといわれています。近年の予防接種制度では、乳児期~学童期の定期接種に「MRワクチン」が含まれていますが、お子さんが小さいうちは接種するワクチンも多く、スケジュールが複雑なので、きちんと受けたかどうかをこの機会に母子手帳で確かめてみてはいかがでしょうか。

また、MRワクチンの2回目の接種の対象年齢は5歳~7歳です。1回目接種(1歳~2歳)からだいぶ期間が空くので、忘れないようにしておきたいですね。国立感染症研究所では、小学校の入学準備のひとつとして、2回目のMRワクチン接種を推奨しています。

引き続き風疹の流行が予測される今年度。
対象年齢に達しているお子さんは、早めに接種しておいたほうが安心かもしれません。


▼ お父さん、お母さんも風疹予防に努めましょう!
現在の風疹の流行は、20代~40代の方が中心
風疹の集団予防接種が定着する以前で、風疹ワクチンを受けていない、もしくは自然感染することなく成人を迎えた方々です。

まれに、子どものころにワクチンを接種していても、年数が経過すると抗体が薄れて感染してしまうことがあるそうです。また、1度しか接種していないため、抗体が不十分な場合もあります。子どもの頃に感染したと思っていても、記憶違いや風疹に似た他の病気であったと言うこともあるようです。

風疹の抗体があるかどうかは、抗体検査をすれば簡単にわかります。ご家庭や職場で感染を広げないためにも、保護者の皆さまも医療機関で抗体検査やワクチン接種を行ってはいかがでしょうか。

風疹の感染経路は、せきやくしゃみなどによる飛沫感染ですので、マスクや手洗いも大切ですが、やはりワクチン接種がいちばん有効とされています。


▼ 刻々と変化する予防接種制度、保護者も確認を
子どもの予防接種の種類の多さは、親御さんの頭を悩ませることのひとつですよね。しかも、接種内容には少しずつ変化が見られます。たとえば、以前は任意接種で自己負担だった肺炎球菌ワクチンヒブワクチン子宮頸がんワクチンですが、ここ数年は助成を行う自治体が増えてきました。この3ワクチンは、今年4月から定期接種化が見込まれています。

また、ポリオは生ワクチンより安全性が高いとされる不活化ワクチンに移行し、以前よりも接種回数が増えました。一時は積極接種が差し控えられていた日本脳炎ワクチンも、乾燥細胞培養ワクチンに切り替えられ、積極接種が再開しています。

こうした予防接種の最新情報は、厚生労働省のホームページでも確かめられます。お子さんの健康のために、ニュースや新聞の情報と照らしながら、総合的に現状を把握して対応していくことが必要です。


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定期接種だけではなく、インフルエンザをはじめとする任意接種も含めて、予防接種を受けさせるかどうかは、保護者の努力義務に委ねられています。お子さんやご家族を取り巻く状況によって適切な判断が必要です。かかりつけ医とも相談しながら、お子さんの健やかな成長のために最善をつくしていきたいものですね。


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