心と身体の健康チェック
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セコムの舟生です。
ゴールデンウイークは楽しく過ごせましたか?
わが家では、今年の連休は旅行などの予定は入れずにのんびり過ごしました。新しいクラスのことなど、普段よりもたっぷり子どもと話す時間を持つことができました。
いつのまにかすっかり新緑の装いになりましたね。のびのびと鮮やかな若葉の色は、元気な子どもたちを見るようで、心が華やぎます(^^)本当に気持ちの良い季節ですが、子どもたちにとっては変化の多い時期からようやくひと段落したところ。進学やクラス替えなど、環境の変化からストレスが蓄積していることがあるようです。
なにがあったのか、いまどう感じているのか、うまく言葉で伝えられないこともあるでしょう。今回はそんな声にはならない小さなメッセージを受け止めるために、私たち親ができることを考えてみたいと思います。
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▼ 子どもの変化を見逃さないためのポイント
新しい教室、新しい先生、そして新しいお友だち...新学年になると、ワクワクする気持ちの一方で、不安もたくさん。1カ月経って環境には慣れてきたとしても、気持ちの面ではなかなかついていけないことがあるかもしれません。お子さんがうまく学校になじめているかどうかを知るためには、親御さんのフォローが非常に重要になります。<子どものSOSサインをチェックしよう>
□ 楽しそうに学校やクラスの話をしてくれますか?
□ 登下校を共にするお友だちに変わりはありませんか?
□ 表情は明るく、目が輝いていますか?
□ ひとりになりたがることはありませんか?日常の当たり前の行動や会話の中に、お子さんからのSOSのサインが含まれているかもしれません。大人でも「五月病」と言われることがある時期です。いつも以上にお子さんと向き合う時間を増やし、コミュニケーションを図ってみてはいかがでしょうか。
▼ 「じっくり聞く」「無理強いしない」ことが親子のコミュニケーションのポイント
子どもから話を聞き、変化を感じ取るためには、親は「聞き役」に徹底する必要があります。なにかを言い聞かせたり、諭したりすることが目的ではありません。ですから、大切なのは興味を持って最後まで付き合う姿勢。お子さんの話を途中で遮ったり、家事の片手間に聞いたりするのではなく、なるべく身体をお子さんに向けて「それから!?」「うんうん!」と肯定的に相槌をはさむようにすると、お子さんも話しやすくなるはずです。
気持ちが沈んでいるときなどは、「どうしたの?学校でなにかあったの?」と聞いたところで、すぐに教えてはくれないかもしれません。子どもが「別に」「ほっといて」と言ったとしても、とがめたり問い詰めたりするのは逆効果。機会を改めて、子どもが話す気持ちになったら、とことん聞いてあげれば良いと思います。
精神状態が不安定だと、イライラしたり、上の空になったりすることは、大人にでもあることです。子どもなりに理由があるのかもしれないと考え、気長に話し出すまで待つことも、コミュニケーションのうちです。
▼ 規則正しい生活が強い身体と心をつくる
学校生活の中では、日々の出来事に対応するために、子どもなりに頭と身体を精一杯使っているものです。変化やストレスに負けない健やかな心と身体をはぐくむためには、やはり規則正しい生活習慣を身につけることがもっとも大切だと思います。[ 生活のリズムをつくるポイント ]
○ 「早寝早起き」「きちんと1日3食」「適度な運動」を心掛ける
○ 毎日決まった時刻に寝る習慣をつけ、例外をつくらない
○ 大人も夜型生活を避け、子どもが寝やすい環境をつくるまずは「寝る時間」を決めること。なにがあろうと、これだけは変えない!ということを決めてしまうのです。お風呂や食事、宿題などの時間は就寝時間から逆算して決めます。寝る時間が決まっていれば、それを意識して行動するようになりますし、だんだん毎日のリズムができてきます。保護者の方も、決まった時間に同じ行動ができるよう、食事やお風呂の準備などの段取りをしてあげてくださいね。
就寝30分前は、テレビやゲームなども控え、布団の中で今日あったことなどを静かに話す時間にすると良いかもしれませんね。気持ちが落ち着くと、スムーズに眠りにつけますよ。
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守られていることの安堵感が子どもを強くし、自立への一歩を踏み出す勇気につながるのだと思います。「いつもあなたを見守っているよ」というメッセージをこめて、お子さんとコミュニケーションを取ってみてくださいね!
* * お知らせ(2) * *
第6回 キッズデザイン賞 応募受付中!
募集期間 : 3月5日(月) ~ 5月14日(月)キッズデザイン協議会では、今年も「キッズデザイン賞」を募集しています。今年で第6回となるこの「キッズデザイン賞」は、子供たちの安全・安心に貢献するデザイン、創造性と未来を拓くデザイン、そして子供たちを産み育てやすいデザインの顕彰制度です。
子供向け製品に限らず、「こども目線」を持った良質な商品や施設、プログラム、調査研究活動などを幅広く募集しています。今年は東北の復興支援に関するデザインについても募集しています。
詳しくは 第6回キッズデザイン賞Webサイトをご覧ください。2012.05.07