新学期応援シリーズ[4] ハインリッヒの法則から学ぶ防犯対策
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セコムの舟生です。
ゴールデンウイークも終わり、そろそろ新生活の疲れが出てくるころではないでしょうか。この時期、腹痛や頭痛などの体調不良を訴える子供も少なくないようです。
こんなときこそ、いつも以上にお子さんとのコミュニケーションを密にして、小さな変化を見逃さないようにしましょう。
さて、皆さんは、「ハインリッヒの法則」という言葉をお聞きになったことがありますか?
新学期応援シリーズの第4回は、子供の防犯を考えるときにも参考になる「ハインリッヒの法則」についてお話します。
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■ 「ハインリッヒの法則」とは 「ハインリッヒの法則」とは、アメリカの技師ハインリッヒ氏が労働災害の発生確率を分析して導き出した「1対29対300」という比率のこと。重大災害を1としたとき、軽傷の事故が29、ケガはなかったがヒヤッとした体験が300の割合で発生しているということをあらわしています。
子供の防犯に置き換えてみると、「子供の連れ去り」「誘拐」などの重大な事件が1件発生したとき、
「不審者と遭遇した」「知らない人に声をかけられた」などの小さな事件が29件、
「壁の落書きが放置されている」などの、あまり意識されない異変が300件の割合で発生していると言えるのです。
「壁の落書きがいつまでも放置されている」「道路にゴミが散乱している」「公園の水道が壊れている」といった日常の"些細な異変"の積み重ねは、重大事件へとつながる危険性を秘めているのです。
■ "意識されない小さな異変"を見逃さないために
大きな事件と日常の些細な異変は密接につながっています。だからこそ、親子のコミュニケーションを密にして、お子さんを取り巻く環境のちょっとした変化を見逃さないように気をつけてみてください。先に挙げた「壁の落書きが放置されている」などのちょっとした異変は、お子さん自身も意識していないことが多いでしょう。子供との日常の会話の中で、そうした"些細な異変"がないか探るほか、私たち親自身も、通学路や公園・学校など、子供を取り巻く環境の変化に敏感になり、ちょっとした異変を見逃さないように気をつけたいものです。もし"些細な異変"が見つかったときは、積極的に改善していきましょう。
もちろん、お子さんが何か異変を報告してくれたときは、「たいしたことではない」と聞き流すのではなく、「事件の予兆が隠れているかもしれない」と意識し、行動してください。
次回の「新学期応援シリーズ」は、子供の生活リズムについてご紹介します。
公開は、5月13日の予定です。どうぞ、お楽しみに。* * お知らせ[1] * * 「ココセコム安心通学キャンペーン」実施中! キャンペーン期間 : 2月1日(月)~5月31日(月)
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2010.05.10