夏休みの注意ポイントを確認しよう - セコムと話そう「子供の防犯」ブログ -
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セコムの舟生です。
いよいよ夏休みですね。家族で海や山などレジャーに出かける予定もあることでしょう。近所の友達などと外で遊ぶ機会も時間もグンと増える時期ですね。子供たちは遊びから学ぶこともたくさんあります。これらの経験は子供たちの成長にとって、とても大切なこと。安全に配慮して、たくさんの体験をさせてあげたいものですね。
しかし、子供たちの行動範囲が広がる夏休みは親の目が行き届かなくなりがちで、不安なことも多くなることでしょう。まずは、親子で夏休みの過ごし方について話し合い、約束事を確認しましょう。
今回は、夏休みの注意ポイントについて解説します。夏休みだといっても、何か特別な注意をするわけではありません。これまでにお話ししてきた防犯の注意ポイントをもう一度おさらいすることが大切です。ぜひお子さんと一緒に確認してください。
■公園で遊ぶ
公園は公共の場であり、だれでもが利用できる場所です。ときには、大人との交流が生まれることもあります。声をかけてくる大人たちが全て悪い人だというつもりはもちろんありません。むしろ子供が大好きな優しい人の場合が多く、いろいろな人と交流することで子供にとってもプラスになることもあるでしょう。しかし、なかには子供に危害を加えようと考えている悪い人がいる可能性も忘れてはいけません。実際に、公園や道路で子供が被害にあうケースが多いことからも、親はよく注意しておく必要があります。子供に「知らない人にはついて行ってはダメよ!」と注意することはよくありますが、これでは知らない人がどんな人なのかが、子供には正確に伝わりませんので、きちんと具体的に説明をしてあげることが必要です。シミュレーションをして、子供がいざというときに迷わず対処できるように練習しておくと、さらに安心です。
公園での注意ポイントとしてもうひとつ公園内のトイレがあげられます。公園内のトイレは死角となる場所にあることが多く、不審者が潜んでいる可能性があり、実際に子供が被害に遭う事件もおきています。これを機会に、親子で公園に遊びに出かけて、危険な場所をチェックするのもいいですね。家から公園までの道路の安全性も一緒にチェックしておきましょう。
シミュレーションも公園チェックも、親子で楽しみながらやることが大切です。
■子供だけで遊びに行く(遠出をする)
小学校も高学年になると友達と一緒にちょっとした冒険に出かけたくなるもので、子供たちで企画をして、少し遠いところに出かけることもあるかもしれません。最終的にOKするかどうかは各家庭で決めることですが、しっかりと計画を立てさせ、危険なポイントはないか、何かあった場合の対応や緊急連絡先について確認をしておきましょう。また、子供たちだけで繁華街を歩き回ったり、カラオケやゲームセンターを利用したりすることはおすすめできません。そういう場所では、子供に対する注意の目が行きとどかず、危険に巻き込まれる可能性も高くなります。繁華街やゲームセンターにはどんな危険性があるのか、親子でしっかり話し合っておきましょう。
■遊びに夢中で帰ってこない
子供には、まず出かける前に「どこで」「だれと」「何をして」遊び、「何時に帰ってくるか」を必ず親に告げていく習慣をつけ、本人に自覚を持たせることが重要です。そして約束を守らないと親がどれだけ心配するのかも子供に伝えましょう。しかし、夏は夜の7時頃まで明るいことが多いので、遊びに夢中になっていると、ついつい約束の帰宅時間を過ぎてしまうこともあるでしょう。
地域によっては、帰宅を促すチャイムが鳴らすところもあるので、それを目安にするように子供と約束しておきましょう。チャイムが鳴らない地域では、アラーム付の腕時計を持たせるのも方法でしょう。
■その他
・水遊びについて
近くに川や池などがある場合、小さな子供だけ遊びに行くのは大変危険です。転落した場合、命にかかわる重大な事故につながる危険性があります。ひとたびアクシデントが起これば、重大な事故に発展してしまうのが水の怖さです。水深が10数センチの深さでも、溺れる危険性があることを忘れてはいけません。・花火について
家族や近所の友達と楽しむ花火は子供たちも大好きですね。パチパチとキレイに燃える花火につい浮かれ過ぎてしまい、ちょっとしたことから思わぬ事故に発展しかねないので、注意が必要です。火の使い方を学ぶよい機会でもありますので、必ず大人が一緒に付き添ってあげて、夏の風物詩を一緒に楽しんでください。以前ご紹介した、夏ならではの事故についての注意点を取り上げたサイトなども参考にして、事故のない楽しい夏休みを過ごしましょう。
2007.07.23