子どもの安全ブログ

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子どもの自転車の安全を考える

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セコムの舟生です。

新学年がスタートし、青葉がまぶしい季節になりました。
日差しが気持ちよく、お子さんたちは外遊びの時間が増えているのではないでしょうか。

中・高学年になると、自転車で出かける機会も多くなります。
ポカポカ陽気に誘われて、遠くまで行くこともあるかもしれませんね。

自転車に乗るなら、安全についての知識は欠かせません
子どもの自転車事故で保護者の監督責任が問われるケースもあります。
安全に自転車に乗れるよう、交通安全のルールについて親子でよく話し合っておきましょう。
今回は、子どもの自転車の安全について、大切なことをまとめます。


* * * * * * * * *


▼ 自転車事故が起こるのはどんなとき?
警視庁が発表した2017年中の小学生の交通事故状況によると、3年生までは歩行中の事故が多くなっていますが、小学4年生以上になると自転車乗車中の事故のほうが多くなります。
その割合は学年が上がるほど多くなり、高学年になると事故の7割以上が自転車乗車中によるものです。

自転車は、スピードが出やすく、急には止まれないため、歩行時以上に注意が欠かせません。
小学生の自転車事故の特徴をまとめると以下のようになります。

・事故がもっとも多く起きているのは「交差点」。「交差点付近」も含めると、約7割の事故が発生
・6割以上の事故が「出会い頭」に発生
・違反内容では、「安全不確認」「交差点安全進行違反」「一時不停止」が多い

つまり、交差点での安全確認を徹底すれば自転車事故は大幅に減らせるということです。
お子さんの行動範囲にある安全確認や一時停止が必要な場所を具体的に教えておくことをおすすめします。
「ここは事故が起きるかもしれない」という意識でお子さんの自転車の乗り方は変わってくるはずです。

お子さんに重大な違反があった事故では、保護者の監督責任が問われ、多額の賠償金が請求されたケースも過去にありました。
お子さんへの安全指導をしっかりと行うようにしてください。


▼ 自転車の安全ルールをおさらいしよう
自転車は、道路交通法では「軽車両」の扱いになり、「車の仲間」に分類されます。
歩いているときと同じ感覚ではいけないことを、お子さんが自覚しなくてはなりません。
自転車のルールである「自転車安全利用五則」に違反すると、罰則もあります。

<自転車安全利用五則>
(1)自転車は車道が原則、歩道は例外
道路工事などやむを得ない場合を除き、自転車は原則として歩道を走ってはいけません。
13歳未満の子どもは「例外」なので歩道を走行できますが、あくまで歩行者が優先ですので、歩行者に対しての配慮が必要です。むやみにベルを鳴らして、わがもの顔で走るようなことはしないよう教えましょう。

(2)車道は左側を通行する
車道を走行するときは、道路の左側に寄って通行しなくてはなりません。
絶対に右側を走行しないよう、教えましょう。

(3)歩道は歩行者優先、車道寄りを徐行
歩道ではすぐに停止できる速度で走行します。歩行者の通行を妨げる場合は、止まって待つようにします。歩行者が多い場合は、自転車に乗ったままでは危険ですので、降りて押すように教えましょう。

(4)安全ルールを守る
2人乗りをしない、複数で並走しないなどの安全ルールが定められています。
暗くなりはじめたらライトをつけること、交差点では信号を守ることや、一時停止と安全確認を徹底することも自転車を運転するときの義務であり、守らなければ違反になります。

(5)子どもはヘルメットを着用
お子さんが自転車に乗るときはもちろん、保護者が乗せるときもヘルメットをかぶらせましょう。

「道路では歩いている人が優先だから、むやみにベルを鳴らしてはダメだよ」
「運転中は友達とおしゃべりをしない。話があるときは安全な場所に止まってから」
「道幅が狭いところや人が多いところでは、自転車を降りて押して歩くんだよ」

など、お子さんが自転車を運転するシチュエーションに応じて、具体的に教えるとわかりやすいでしょう。

ときどきお子さんが自転車に乗っている姿を確認することをおすすめします。
お子さんの命を守るためにも、「ルールを守れないなら自転車を取り上げる」というくらいの厳しい気持ちで、指導を徹底しましょう。


▼自転車整備は定期的に!
自転車には、乗車することで消耗するパーツがたくさんあります。
乗り方のクセで特定のパーツが傷むこともありますし、成長にあわせて調整が必要な部分もあり、お子さんの自転車は定期点検が必要です。

自転車に頻繁に乗るお子さんは、タイヤの空気が抜けるのもはやいので、1カ月に1度はタイヤの空気圧を確認しておくと安心です。

また、サドルの高さは適切か、ブレーキレバーの幅が手の大きさに合っているかなど、成長にあわせて調整が必要です。半年に一度くらいは自転車専門店で見てもらうと良いでしょう。
身体のサイズにあっていないと、とっさのときの操作に影響する可能性もあります。

その他、ブレーキの利きが悪い、ライトがつかない、走行中に異音がする、スタンドが下がってくるなど、お子さんの自転車ではよくあることです。
いずれも事故につながる可能性がありますから、少しでも違和感がある場合は、早めに教えるようにお子さんに伝えておきましょう。


* * * * * * * * *


バッグのひもや傘がタイヤに巻き込まれて転倒する事故も頻発しています。
自転車に乗るときは、荷物がかごにきちんと収まっているか、両手でハンドルを握っているか、保護者の方が確認してから送り出したいですね。
ヘルメットも必ずかぶるように、声をかけましょう。


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<お知らせ>
「キッズデザイン賞」募集開始!
5月11日(金)まで

キッズデザイン賞「子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン」「子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン」「子どもを産み育てやすいデザイン」を顕彰する「キッズデザイン賞」の応募が今年もスタートしました!

子どもや子育てに配慮されたものであれば、製品や建築の「意匠」「造形」だけでなく「機能」まで、さらには「もの」だけではなく、サービスや空間、取り組みなども含めた、広い意味での「デザイン」が評価の対象です。
子ども向けのものはもちろん、子ども目線を取り入れて開発されたものであれば、大人向けのものであってもご応募いただけます。

たくさんの方のご応募をお待ちしています!

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第12回キッズデザイン賞の詳細はこちらからご確認ください。

2018.04.12

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