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住宅街でも起きる水難事故のリスク

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セコムの舟生です。

水難事故の可能性があるところには、子どもだけで近づかないよう言い聞かせましょう。4月も半ばになり、過ごしやすい日が多くなりました。
天気が良い日は汗ばむ陽気のときもありますね。

暖かくなるこの時期から注意したいのが「水難事故」です。

水難事故は、夏の事故という印象が強いかもしれませんが、夏に限らず季節を問わず発生しています。

公園の池、河川敷、用水路など、身近な水辺に注意が必要です。

今回は、実際に起きた水難事故を教訓に事故防止の対策をまとめます


* * * * * * * * *


▼ 夏以外にも水難事故は起きている
まずは、「子どもの安全NEWS」から、昨年4月以降で夏以外に起きた水難事故を見てみましょう。

・小2男児2人がに転落。護岸付近で遊んでいて誤って足を滑らせた模様(2016年4月 福岡県)
・小1女児がに転落して流され死亡する事故が発生。保護者が目を離したすきに弟と川に行った模様(2016年5月 福岡県)
・小1男児がでおぼれ意識不明の重体。水際で遊んでいて誤って転落したと見られる(2016年5月 岡山県)
・自転車に乗った小1男児がに落ちて意識不明の重体。カーブを曲がりきれず転落したと見られる(2016年5月 岡山県)
・小2男児が用水路に転落する事故が発生。用水路に自転車のヘルメットを落とし、拾おうとして誤って転落(2016年 6月岡山県)
・3歳男児が用水路に転落して死亡する事故が発生。魚を見ようと柵をくぐり、誤って転落した(2016年6月 兵庫県)
・河原の清掃活動に参加していた小1男児が、でおぼれて死亡。父親や友だちと河原に訪れたが、父親が目を離したすきに行方不明になった(2016年9月 広島県)
・6歳男児がに流されて死亡。ボールを拾おうとして誤って川に転落した模様(2016年9月 兵庫県)
・小1女児がに転落。女児は川の近くの道路脇でひとりで遊んでいたが、誤って約3メートル下の川に落ちた模様(2016年11月 福島県)
・4歳と3歳の姉弟がでおぼれる事故が発生。2人は両親と一緒に近くの知り合いの家に遊びに来ていた(2017年3月 香川県)

水難事故が起きているのは、川や池、用水路など、生活圏にある身近な水辺です。
子どもだけ、あるいは保護者の目が離れたときに多くの事故が起きています。

公園の池や川の「浅瀬なら安全」だと思い込みやすいものですが、泥や藻に足を取られて立ち上がれなくなったり、パニックでおぼれたりすることもあります。
過去、わずか20cmほどの水深で死亡する事故もありました。


▼ なぜ子どもは水に転落するのか?
「ちょっとのぞいてみよう」
「水に触ってみたい」

そんな好奇心から、水際に近づいてしまうことがあります。

しかし、川べりや池の縁はぬかるんで滑りやすいため、「誤って転落」する事故が跡を絶ちません。
どんなに慣れた場所であっても、子どもだけで水に近づくのは危険です。

幼児の場合、バランスを崩しやすいため、水辺はもちろん転落のおそれがある場所では保護者がそばにいても安心できません。


▼ 子どもを水難事故から守るためのルール
まずは、お子さんの行動範囲に水難事故のおそれがある場所がないか確認しましょう。
自転車で出かけるようになると行動範囲が広がりますので、近所だけではなく、広い範囲で「水のある場所」をチェックしてみてください。

危険な水辺は、「子どもだけで行ってはいけない場所」として伝えることが必要です。
「水のそばには絶対近づかない」ことを約束させてください。

<子どもを身近な水難事故から守るルール>
・ひとりで、あるいは子どもだけでは近づかない
・物が落ちたりしても、自分で拾おうとしない
・何かあったときは、すぐに大人に知らせる

水に落ちたボールなどを拾おうとして、水難事故につながったケースも多いので、「水のある場所では、絶対に子どもだけで解決しようとしない」ように、言い聞かせてください。


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水難事故は、大人が近くにいるときでも発生します。
ゴールデンウイークには、河原でのバーベキューや釣りなど、楽しいレジャーの計画を立てているご家庭もあるのではないでしょうか。

近くに水辺があるときは、お子さんから絶対に目を離さないでください。
お友達家族とのお出かけなど、大人が大勢いるときほど要注意です。

「誰か見ているだろう」という油断から事故が起きてしまうこともあります。

交代制で子どもの面倒を見るように決めておいたほうが安心です。
水難事故から子どもを守るために、大人の見守りを徹底しましょう。

2017.04.13

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