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夕方の交通安全を再チェックして交通事故から子どもを守る

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セコムの舟生です。

残暑が厳しかった9月も後半。
日没時間はずいぶん早くなりましたね。

これからの季節は、日が傾きはじめると暗くなるのはあっという間。
早めに家に帰る習慣をつけておきましょう。

さて毎年9月は、「秋の全国交通安全運動」が実施されます。今年は9月21日(金)~30日(日)までの10日間です。「夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗車中の交通事故防止」が今年の重点テーマのひとつ。日没時間の早まりとともに増える夕方や夜間の事故を、あらためてクローズアップしていきます。

そこで今回は、夕暮れ時を中心に、交通安全を考えてみたいと思います。
ぜひ親子で「事故に遭わないためにはどうしたらいいか」を考えてみてください


* * * * * * * * *


▼ 明るいのに見えない?黄昏時に起きる事故
秋から年末にかけては、交通事故が多くなる傾向があります。警察庁による「平成23年中の交通事故発生状況」によると、最も事故が多かったのは12月です。

2位は10月、3位は11月と、年の後半に集中しています。これからの時期は本当に注意しなくてはなりません。

行楽や年末の忙しさも理由のひとつですが、日没が早まることも関係しています
夕暮れ時から日没にかけては、1日のうちで最も交通事故が多い時間帯。

人間の目は明るさの変化に弱いので、まだ日が陰りはじめたばかりの時間というのは、見えているつもりでも目はその明度にまだ慣れていないのだそうです。

【よく見えていないことに気付いていない→油断する→事故が起きる】...というわけです。
夕方はまさに「魔の時間帯」ですね。

秋から冬にかけて、お子さんの帰宅時間にあたる午後4時~5時ごろは、まだ明るさが残っていたとしても、ドライバーからは歩行者がよく見えないのだと、話して聞かせてあげてください。また、夕方は距離感もつかみにくくなるので、歩行者であるお子さん自身も判断を誤りやすくなっています。

このことを知っていれば、家路での行動にも慎重さが加わるのではないでしょうか。


▼ リフレクターは身につけていますか?
交通事故から身を守るには、車のドライバーから見えやすくすることが重要
です。帰宅時間帯に目立ちやすいよう、服装は黒っぽいものよりも明るい色、白っぽい色のものを身に付けることをおすすめします。

赤い服は明るいところでは目立ちますが、暗くなってくると見えにくくなります。また暗い色調の緑や紺系の色も見えにくいです。比較的見えやすいのは、白や黄色などの明度の高い色。全身ではなくても、どこかひとつでも"目立つ色"を身に付けておくといいでしょう。

そしてリフレクター(反射板)はいつも必ず身に付けておくようにしましょう。衣服を視認するより遠い距離から、見つけてもらうことができます。夕方や夜間に限らず、曇りや雨の日にも効果を発揮しますよ。

ランドセルにキーホルダータイプのものを装着しているお子さんが多いと思いますが、方向によっては見えないことがあります。複数身に付けておくことも考えてみてください。衣服や靴に貼れるシールタイプの反射材などもありますから、ぜひ活用しましょう。


▼ 自転車での行動にいっそうの注意を!
警察庁によれば、平成22年中に交通事故で負傷した13歳未満の子どもは、約4万7,000人。そのうち自転車に乗っていた子は約1万4,000人で、全体の30%以上を占めました。全年齢層で見ると、自転車関与率は20%程度ですから、やはり子どもは、自転車で事故に遭う確率が大人より高いと考えられそうです。

自転車事故で最も多いのは、出会いがしらの衝突事故。次いで右折・左折時の衝突が続きます。安全確認不足や一時停止の怠りなどが主な原因で、自転車はスピードが出るぶん事故の被害も大きいのが特徴です。

自転車で遊びに行く機会が多いお子さんは、交通事故が多くなるこれからの時期、いっそうの注意が必要です。少し明るくても早めにライトを点灯する習慣をつけ、周囲によく気をつけて安全運転を徹底しましょう。

ここで自転車を安全に乗るためのルールをおさらいしておきます。
(1) 信号を守る
(2) 歩道を走るときは車道に近い側をゆっくり走る(歩行者が多いときは押して歩く)
(3) 2人乗りはしない
(4) ヘルメットをかぶる
(5) 横に並んで走ったり、話しながら走ったりしない
(6) ハンドルにものをかけたり、手に荷物を持ったりしない
(7) 暗くなる前にライトをつける
(8) 飛び出さない。「止まれ」の標識のある場所では必ず止まって安全確認を!


* * * * * * * * *


交通事故を予防するためには、視認だけではなく、音による認識も非常に重要になります。お友だちとの会話やゲームなどに夢中になっていると、車が迫ってくる音に気付けないことがあります。

夕方の時間帯はもちろん、朝の通学路でも、周囲への警戒をつねに怠らないことが大事です。

2012.09.18

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