【入学後の注意点特集4】 入学後の注意点をおさらいしてみましょう!
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セコムの舟生です。
入学式や始業式から2週間ほどたちましたが、お子さんの様子はいかがですか。楽しそうに学校へ通っていますでしょうか。新しい環境にも、子どもはあっという間に適応していくものですね。
さて、これまで新1年生のママ・パパ向けに3回に渡ってお届けしてきた【入学後の注意点特集】も今回が最後です。幼稚園・保育園と小学校の違いを踏まえて、とくに気をつけたいことをお話してきましたが、今回はその総まとめ。もう一度ポイントをおさらいしてみましょう!
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【1】 狙われやすいのは下校時。放課後は「ひとりにさせない」
子供を狙った犯罪は、圧倒的にひとりでいるときに多く起こっています。つまり、最大の防御は「ひとりにならない」「ひとりにさせない」こと。平日の午後2時~6時は特に犯罪が多発する時間帯ですので、放課後に子どもがひとりにならない方法を、考えなくてはなりません。[ ポイント ]
○ 必ず近所のお友だちと一緒に下校する(親同士でも話し合う)
○ ひとりになってしまう場所まで迎えに行く
○ 親が不在のときは、学童保育などを利用するなるべく"空白の時間"を作らないよう、保護者が配慮してあげることが必要になりますが、それぞれの家庭の事情もありますので、なかなかそこまでできない現実もあるでしょう。
万が一のときのために、防犯グッズをしっかりと携帯させる、困ったときに助けを求められるようご近所にお願いしておくなど、いくつかの対策を講じておくとよいと思います。
【2】 生活のリズムを作るコツは、「就寝の時間を決める」
小学校生活が始まってもっとも大変なのは、生活のリズムが変わることなのではないでしょうか。「今までより早起きになったら朝ごはんを食べたがらない」とか「夜、なかなか寝てくれない」など、思い当たることがあれば、これまでの生活リズムを見直す必要があるかもしれません。[ ポイント ]
○ 「早寝早起き」「1日3食」「適度な運動」を心掛ける
○ 毎日決まった時刻に寝る習慣をつけ、例外を作らない
○ 大人も夜型生活を避け、子どもが寝やすい環境を作るまずは就寝時間を決め、お風呂や食事、宿題などの時間は就寝時間から逆算して決めます。寝る時間が決まっていれば、それを意識して行動するようになりますし、だんだん毎日のリズムができてきます。保護者の方も、決まった時間に同じ行動ができるよう、食事やお風呂の準備などの段取りをしてあげてくださいね。
就寝30分前は、テレビやゲームなども控え、布団の中で今日あったことなどを静かに話す時間にするとよいかもしれませんね。気持ちが落ち着くと、スムーズに眠りにつけますよ。
【3】 お友だちと遊びに行くときの「わが家のルール」を決めよう!
保育園・幼稚園時代は親同士で約束してお友だちと遊ぶことが多かったと思いますが、小学生になると「○○ちゃんの家で遊んでくる!」と子ども同士で約束してくることが増えてきます。子どもたちだけで遊ぶ場合に考えられるシーンを想定して、「こういうときはどうするか」をきちんと決めておくとよいでしょう。[ ポイント ]
○ 「だれと」「どこで」「何時に帰ってくるか」をきちんと家の人に伝える
○ 子ども同士の外出は成長に応じて段階的に経験させる
○ "よその家"の基準に合わせず、"わが家のルール"を決める親の同伴なしでだれかの家に遊びに行く、というのも子どもにとっては不慣れなこと。相手のお宅で失礼のないよう、お友だちの家で遊ぶときのマナーなども教えておくとよいですね。帰ってくるときは、なるべく電話を借りて「今から帰るよ」と連絡させるようにしましょう。
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【入学後の注意点特集】では、小学生になりたての子どもを持つ親御さんにとって、もっとも知っておいていただきたいことを抜粋してお話してきました。しかし、これで終わりというわけではありません。
お子さんが成長するにつれて、新たな疑問や不安が出てくると思いますし、季節によって注意すべきポイントも異なってきます。子どもの安全・安心に関わることは、絶えず情報収集を怠らないでいただきたいと思います。
「子どもの防犯ブログ」では、これからも子どもの防犯に関する最新知識をお届けしてまいりますので、末永くご愛読いただければと思います。
2011.04.26