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子どものインターネットトラブルの実態

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セコムの舟生です。

「わが家のルール」はお子さんの成長や理解度から見直しましょう。まだお子さんが何興味をもち、どのようにインターネットを使っている普段の会話から把握して、ルールに反映してください。今や子どもの学習にも欠かせないツールとなったインターネット。
子どもたちはパソコン以外にも、スマートフォンや携帯ゲーム機、タブレットなど、さまざまなインターネット端末に触れているのではないでしょうか?

しかし、子どもが巻き込まれるインターネットトラブルが跡を絶たないのが実情です。
お子さんに自由にインターネットを利用させることにはリスクが伴います

インターネット利用のルールを親子で話し合って決めることが大切です。

しかし、インターネットの世界は日々変化と進化を続けていますから、お子さんの使い方や興味の対象も常に変化していくと言えるでしょう。
お子さんが今何に興味を持ち、どのようにインターネットを使っているのかを把握し、ルールを見直していくことが欠かせません。

インターネットトラブルの事例から「わが家のルール」をつくるヒントを見つけましょう。


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▼ 小学生が注意したいインターネットトラブルの実態
総務省が発表している「インターネットトラブル事例集」は、学校の教職員や情報教育の専門家にヒアリングを実施して、実際に起きたインターネットトラブルをまとめたものです。
平成28年度版の事例集を参考に小学生が特に気をつけたいトラブルを紹介します。

[トラブル事例1]のめり込みによるトラブル
・無料通話アプリを使って友人とコミュニケーションをとっていたが、終わるタイミングがわからずに連日、深夜までスマホを使い、体調や学業に影響が出たがやめられなかった。
・母親のスマホでゲームを楽しんでいたが、アイテムが欲しくなり、パスワードを入力してもらい購入。夢中になりすぎて購入額が高額になった。

このようなトラブルを防ぐためにも、インターネット端末を使っていい時間帯と場所を決めておくことが大切です。
ルールを破ったときのペナルティもあらかじめ決めておき、メリハリをつけましょう。
また購入が可能となるパスワードは親が管理し、絶対に自由に使わせないことが重要です。


[トラブル事例2] ネットいじめや誹謗中傷などのトラブル
・無料通話アプリのグループに悪口を書かれるようになり、グループからはずされてしまった。
・第三者になりすましてネット上に嘘の発言を書き込んだ。

インターネットでは被害者になるだけでなく、安易な行動から加害者になってしまうことも考えられます。「ネットだから何をやってもいい」「ネットだから誰がやったかわからない」というのは間違いです。
お子さんがどのようなツールでどのようなやりとりをしているのか、利用履歴を確認しましょう。
インターネットの仕組みや影響力が理解できるようになるまで、ルールを明確にして守らせてください。


▼ 犯罪に直結!?「個人情報漏えい」のリスク
「インターネットトラブル事例集」では、個人情報が見知らぬ第三者に知られてしまうトラブルが紹介されています。
お子さんの個人的な情報が知られてしまうと犯罪に巻き込まれる可能性があります。
どのような経緯で漏えいするのか把握して、注意しましょう。

[トラブル事例3] SNSなどコミュニケーションツールから個人情報が漏えい
・友人から回ってきたバトン(質問に答えて次の人に回す遊び)に学校や名前などを答えたところ、待ち伏せされるようになった。
・オンラインゲームで知らない人から「ポイントをあげようか」と誘われ、ポイントをもらうためにIDとパスワードを教えたところ、ゲームのアカウントを乗っ取られてしまった。

SNSに投稿した内容は、友人しか見られない設定にしていても、相手の設定や使い方によっては知らない人に見られてしまうことがあります。
断片的な情報でも、組み合わせれば個人を特定することは難しくありません。
投稿内容には十分に気をつける必要があります。
また、IDとパスワードはどんな場合でも他者に教えないのが鉄則です。

ほかにも悪質なサイトやアプリで個人情報を得ようとする手口が横行しています。
適切なフィルタリングを設定し、利用していいサイトやアプリを限定しましょう。


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インターネットトラブルは見えにくいため、お子さんがひとりで悩んでいる間に深刻化してしまうことがよくあります。

普段の会話や様子から、お子さんの変化に気づくことがとても大切です。
トラブルを早期発見・解決するためにも、日ごろからお子さんとたくさんコミュニケーションをとって、なんでも話し合える親子関係をつくっておきましょう。

2017.02.13

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