【入学準備特集6】小学生になったら携帯電話を持たせるべき?
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セコムの舟生です。
3月も最終週に入り、だいぶ春めいてきました。
来週から4月だと思うとなんだかソワソワした気分になりますね(^^)入学を控えたご家庭では、もっと落ち着かない気持ちでいることでしょう。
さて、2月からスタートした【入学準備特集】。
今回のテーマは「携帯電話」です。子どもの携帯電話利用について「危険だと聞くけど、何がどう危ないんだろう?」「連絡手段がないと困るのでは?」など、様々な疑問があると思います。
ここでひとつ質問です。
「あなたのお子さんに携帯電話が必要だと思いますか?」まずこの問いに答えてみてください。
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▼ 携帯電話の"持たせどき"を見極めましょう
携帯電話を持たせられる年齢に、明確な指標はありません。子どもの成長と必要性をよく見極めたうえで、持たせるかどうかを決めましょう。携帯電話の"持たせどき"は子どもによって違います。小学生になったから持たせるとか、周囲が持ち始めたから持たせるという考え方では、判断を誤る可能性があります。
入学後しばらくすると、子どもに「みんな持ってるんだよ!」「ちゃんと使えるよ!」と言われることもあると思います。でも、まだ正しく使う能力が不足していると保護者が判断する場合は、携帯電話を持たせるべきではありません。
▼ 携帯電話のリスクを理解していますか?
子どもに携帯電話を持たせるもっとも大きなリスクは、携帯電話でのインターネット利用にあります。保護者が知らないところで有害な情報やモノ、人物につながる危険性があるためです。多くの子どもが単なる電話ではなく、インターネットに接続するためのツールとして携帯電話を利用しているというのが現状です。子どもたちは、大人が驚くほどの速さで便利な使い方を吸収します。大人が先んじて知識を得ておかなければ、いつの間にか「子どもがケータイで何をしているのかわからない」ということになりかねません。
▼ 保護者が使い方をきちんと管理する
たとえ携帯電話を利用する必要があり、子どもも使いこなせると判断したとしてもその必要性に応じ、使うのは通話機能のみにする、メール機能は制限する、フィルタリングサービスを利用するなど、保護者が使い方をきちんと管理する必要があります。誤った使い方をしていないかどうか、しっかりコントロールしてあげてください。携帯電話を通じて子どもが犯罪に巻き込まれるケースがあとを絶たないことを重く受け止め、しっかりと対策をしておきたいものです。子どもの成長度合いを見極めて、段階的に経験を積ませていきましょう。
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携帯電話の利用方法は現在も、便利かつ多岐に日々進化しています。最近は子どもがスマートフォンを利用している姿もよく見かけるようになりました。利用方法のすべてを把握するのは難しいことだと思いますが、新聞やテレビのニュースに目を光らせるなど、子どもと携帯電話の"今"がどのようになっているのか、情報収集を欠かさないことが大切です。
2012.03.26