小学生におすすめの防犯・安全グッズ
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セコムの舟生です。
小学生になると、学年があがるにしたがって行動範囲がどんどん広がっていきます。
子どもの成長は頼もしいものですが、犯罪に巻き込まれないか、事故にあわないかと親御さんの心配も増えるのではないでしょうか。
行動範囲が広くなり、保護者の目が届かないところで、子どもを守る手助けになるのが防犯・安全グッズです。
防犯ブザーひとつとっても、さまざまなタイプがあり、選ぶのに迷ってしまいますね。
防犯・安全グッズは、「ただ持たせれば安心」というものではありません。
いざというときに正しく使って役に立てられることが肝心。
持たせる目的やお子さんの成長にあわせて必要な機能を検討し、最適なものを選ぶ必要があります。
今回は、小学生の防犯・安全に役立つグッズをご紹介するとともに、選ぶときのポイントをまとめます。
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▼ 「防犯ブザー」を選ぶときのポイントは?
いざというとき危険を周囲に知らせてくれる防犯ブザー。
いろいろなタイプのものが販売されています。
子どもだけではなく、大人の女性も所有することが増えているためかラインアップはかなり豊富です。
小学生に適したものを選ぶことが大切です。
<小学生に適した防犯ブザーを選ぶポイント>
□ ブザー音が100dB以上のもの
大音量タイプの防犯ブザーを選びましょう。
できれば実際に鳴らして音を確かめ、なるべくはっきりと耳につきやすいものを選ぶと安心です。
□ シンプルで使いやすい
音を鳴らすときは、ピン(についたひも)を引く、ボタンを押すなどが一般的です。
お子さんに実際に触らせてみて、感覚的に鳴らしやすいものを選んでください。
多機能なものは操作に迷うことがありますので、小学生はできるだけシンプルなものがいいでしょう。
□ 壊れにくい
小学生が使う防犯ブザーに求められるのは頑丈さ。
防水・防滴機能がついたものを選ぶと、雨の日も安心です。
□ ランドセルにしっかり取り付けられる
ランドセルのショルダーに取り付けたとき、しっかり固定できるものがおすすめ。
フックに引っ掛けるだけでは、ブラブラしてぶつけやすいです。
またとっさに手に取れないことも考えられます。
本体にベルトを通すことができ、ランドセルのショルダーと一体化できるタイプだと、邪魔にならず扱いやすいはずです。
新一年生のお子さんは、学校から防犯ブザーを配布されるかもしれませんが、扱い方によっては壊れてしまうことがあるため、念のため予備ものを購入しておくと安心です。
また、防犯ブザーは電池切れや故障がつきもの。
すでに持っているお子さんも、月に一度は動作チェックをするようにしてください。
音が鳴らない、音が小さい、音が途切れるといったときは、電池交換のタイミング。
改善されないときは、そのままにせず、新しいものに変えましょう。
▼ 交通安全のお守り「リフレクター」を選ぶときのポイントは?
リフレクター(反射板)は、暗い場所でも車や自転車のライトなどの光を反射して、子どもの存在を運転者に知らせてくれる安全グッズです。
夜間だけではなく、日が傾きはじめた時間帯からリフレクターは効果を発揮します。
ランドセルやバッグに取り付けられるキーホルダータイプのほかにも、自転車に取り付けられるもの、好きなところに貼りつけられるシールタイプのリフレクターなどもあります。
どのタイプのリフレクターもそれぞれ効果はありますが、つけている場所や体の向きによっては、目立たなくなってしまうこともあります。
ですから、リフレクターは複数身につけているとより安心です。
購入する際は、反射範囲が広いものを選びましょう。
最近では、ランドセルカバー、ジャンパーやスニーカーなど、子ども向けの持ち物や衣服にリフレクターがついているものもあるので、気に入るものを探してください。
また、リフレクターは汚れていると光を反射しにくくなりますから、ときどき汚れを拭いて、きれいな状態を保つようにしてくださいね。
▼ ケータイ・スマホを選ぶときのポイントは?
防犯・安全のためのグッズとして、携帯電話やスマートフォンをお子さんに持たせることを検討している方は、使用目的によって選ぶ機種を絞り込んでください。
いざというときの連絡手段なのであれば、通話やメールの機能が使いやすいものを、お子さんの居場所を確かめる目的ならば、位置検索サービスが充実した機種を選ぶといったような絞り込みが大切。
さらに、携帯電話やスマートフォンの利用には、危険がともなうことも忘れないでください。
親御さんが携帯電話やスマートフォンを持たせる目的を明確にし、お子さんと使い方を約束しておかないと意図に反した使われ方をする可能性があることを忘れてはいけません。
インターネットやアプリを自由に使わせるのは避け、不要な機能を制限したり、フィルタリングを利用したりするなど、保護者がきちんと管理することが欠かせません。
いわゆる「キッズケータイ」「キッズスマホ」では、あらかじめ子どもが安全に使用するための機能が充実しています。なかには防犯ブザーがついているものや、子どもの居場所を簡単に確認できるものなど、防犯対策が充実した機種も登場しているので、そうした機能を重視して選ぶのもいいでしょう。
たとえば先日もご紹介したauの「miraie f(ミライエ フォルテ)」。
インターネットトラブルや使いすぎといったリスクをおさえます。
また本体に防犯ブザーがついていて、ボタンを押すと位置情報が保護者にメールが届きます。
「ココセコム」にも対応しているため、ご契約いただけばセコムのオペレーターが状況を確認することも可能です。
大切なのは「なぜケータイ(スマホ)を持たせるのか?」という目的に沿っているかということ。
必要な機能の優先順位を決め、かつ使いやすいものを選ぶようにしましょう。
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携帯電話やスマートフォンを持たせる予定がある保護者の方は、学校での取り扱いについて確認しておくことも忘れないでください。
たとえ防犯のためでも、校内への持ち込みを禁止している小学校は少なくありません。
お子さんの居場所を確認するのであれば、セコムの位置情報提供システム「ココセコム」がおすすめです。
通話機能やメール機能、インターネット接続の機能がない、防犯に特化した端末です。
「ココセコム」は、パソコンや携帯電話で位置情報が確認できるだけでなく、いざというときはボタンひとつの簡単操作でセコムに通報することができ、保護者の方からの要請があればセコムの緊急対処員がお子さんのもとに急行します。
入学や進級を控えた今の時期は、4月からのお子さんの防犯・安全グッズを考えるのに最適です。
お子さんの成長や行動範囲、1日のタイムスケジュールを考慮して、必要なグッズを選んでみてくださいね。
→「miraie f(ミライエ フォルテ)」紹介ページ
→「ココセコム」紹介ページ2017.02.02