子どもの安全ブログ

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もしも「ケータイ・スマホがほしい」と言われたら

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セコムの舟生です。

なぜ携帯電話やスマートフォンを持つのか、目的を明確にしましょう。明日2月7日で「子どもの安全ブログ」は11周年を迎えます。
これほど長く続けてこられたのは、読んでくださる皆さまの存在があってこそ。

これからも、子どもの防犯と安全の最前線から大切なことをお伝えし続けていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて今回のテーマは「携帯電話・スマートフォン」です。
進級を機に携帯電話やスマートフォンを持つようになるお子さんも多いのではないでしょうか?
統計でも、小学校中学年から次第に携帯電話やスマートフォンを持つ子どもが増えてきます。

けれどもご存知のように、携帯電話やスマートフォンは、便利で多様な使い方ができる一方、利用には危険がともなう場合があります。

本当に持たせる必要があるのか。持たせて大丈夫か。
持たせるなら何に注意したらいいのか。

携帯電話やスマートフォンを持たせる前に、知っておくべきこと、やっておくべきことを確認しましょう。


* * * * * * * * *


▼ 「何に使用するのか」をはっきりさせておきましょう
「友達が使っているから」「私だけ持っていないから」など、お子さんからの要望で「ウチもそろそろ...」と考えているご家庭は、ちょっと待ってください。

携帯電話やスマートフォンを持つなら、「何のために」という目的が大切です。
お子さんから「携帯電話やスマートフォンを持ちたい」と相談されたら、まずはなぜ携帯電話やスマートフォンがほしいのか、そしてどんな使い方をしたいのかを具体的に聞いてみましょう。

説明があいまいだったり、遊びにばかりかたよったりしていたら要注意。
お子さんにはまだ早いかもしれません。


▼ 携帯電話・スマートフォンに潜むリスクを自覚する
携帯電話やスマートフォンには、楽しいこと、便利なことが詰まっています。
外出先でも友達同士で連絡し合えたり、ゲームをしたりすることもできます。

SNSや無料通話アプリを使うこともできますし、インターネットで調べ物をしたり、動画を視聴したりすることもできますね。

こうした"楽しさ"や"便利さ"に触れることは決して悪いことではありません。
ただその裏側にはさまざまなリスクが潜んでいることを忘れてはいけません。

・長時間使用による睡眠不足など日常生活への影響
・勉強中や食事中も手放せず、手元にないと不安になる(ケータイ・スマホ依存)
・有害サイトやアダルトサイトにアクセスしてしまう
・見知らぬ人との出会いから犯罪に巻き込まれる
・ゲームなどを通じて高額請求トラブルに発展する
・SNSや無料通話アプリでのネットいじめ
・個人情報の漏洩(ろうえい)

ここにあげたのは、リスクの一例です。
子どもは自分をコントロールする能力が未熟で、携帯電話やスマートフォンの特性や、そこでの責任や判断力がまだ不十分。

インターネットを利用することで起きるトラブルが特別なことではないことを自覚したうえで、使い方を考えていきましょう。


▼ ケータイ・スマホの利用は"わが家のルール"を決めてから
携帯電話やスマートフォンを利用するうえでのリスクを理解できたら、「どうしたら安全に使えるか」をお子さんと話し合いましょう。

使いはじめてからではルールを受け入れにくくなりますので、必ず最初に決めておきます

親御さんが一方的に決めるのではなく「なぜそうしなければならないのか」をお子さんがわかっていることが重要です。ぜひ親子で話し合って決めてください。

<わが家のルールとして最初に決めておきたいこと>
・利用していい時間と場所
・利用してはいけない状況(食事中、勉強中、寝る30分前など)
・利用してもいいサイトやアプリ
・ルールを守れなかったときにどうするか

お子さんの性格やご家庭の状況に合わせて、具体的に決めましょう。
「自由に使わせすぎない」ことがポイントです。

フィルタリングや不要な機能の制限など、保護者ができる設定を必ずおこない、誤った使い方をしていないかどうかは保護者が管理する必要があります。
お子さんの通話・メールの履歴、よく利用しているサービスなどはオープンにさせ、定期的に保護者の方がチェックしましょう。


* * * * * * * * *


お子さんの携帯電話やスマートフォンの使い方を管理・監視して、使い方を指導することを「ペアレンタルコントロール」といいます。

ペアレンタルコントロールは、お子さんと同じ視線になってみることも大事。
保護者の方もお子さんが利用しているアプリや遊んでいるゲームを一緒に楽しんでみてください。

なぜ夢中になるのか、注意しなければならないことは何かが見えてくると思います。
お子さんの気持ちを知ることも、ペアレンタルコントロールをするうえで欠かせないことです。

2017.02.06

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