乳幼児の不慮の事故と「子供PSCマーク」

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セコムの舟生です。
誤飲や窒息など、家庭内事故を防ぐため、2025年12月から3歳未満向けのおもちゃには「子供PSCマーク」の表示が義務化されました。▼ 乳幼児期に多いおもちゃによる不慮の事故
乳幼児期の子どもは、触って確かめたり、口に入れたりする行動が多くみられます。
大人が思いもよらない行動を取ることもあり、不慮の事故は少なくありません。
誤飲や窒息など、命に関わるおそれのある事故の約9割は3歳未満の乳幼児です。
例えば、
・小さなおもちゃや部品を飲み込んで窒息
・尖った部分でケガをする
・隙間に指を挟んでケガをする
などがあげられますが、過去には、開腹手術に至ったケースなど、重大な事故も報告されています。こうした背景から、乳幼児向けおもちゃの安全性を高めるための新たな制度が整えられました。
▼おもちゃ選びで意識したい「子供PSCマーク」
「子供PSCマーク」は、3歳未満の乳幼児が使うおもちゃなどの製品について、安全基準に適合していることを示すマークです。
2025年12月25日以降に製造・輸入される対象製品には、「安全基準への適合」と「対象年齢や使用上の注意事項の表示」が義務付けられ、その基準を満たしている証として、「子供PSCマーク」の表示が必要になりました。
近年は、インターネットを通じて、海外製品を含むさまざまな製品を手軽に購入できます。
便利になる一方で、安全性が十分に確認されていない製品が流通するリスクもあるということ。
購入時には、「子どもにとって安全か」を判断するための目安として、「子供PSCマーク」が表示されているものを選ぶようにしましょう。
経済産業省HP : https://www.meti.go.jp/product_safety/kodomo/gangu_kisei.html
▼大切なのは「先回りして危険を減らす」こと
「子供PSCマーク」は、おもちゃを選ぶ際の大切な目安になります。
しかし乳幼児の不慮の事故は、おもちゃだけが原因で起きるわけではありません。
家庭のなかには、乳幼児にとって思わぬ危険が多いものです。
・小さな日用品を誤飲する
・ポットや炊飯器を倒してやけど
・家具やテーブルの角に頭をぶつける
・コンセントやコードによる乾田・窒息
・窓やベランダからの転落
乳幼児は、「触る」「引っ張る」「口に入れる」といった行動を通して世界を知ろうとします。
大人にとっては安全な環境でも、事故につながる危険性があることを忘れてはいけません。
事故を防ぐために大切なのは「起きそうな場面を先に想像して環境を整える」ことです。
・子どもの口に入る大きさのものが身近にないか?
・たばこや洗剤、石油、ライターなどの危険物に触れられる状態になっていないか
・年上のきょうだいのおもちゃの置き場所は安全か?
・倒れやすいものを手の届く場所に置いていないか?
・窓辺やベランダに、足場になりそうなものはないか?
おもちゃの安全を考えることは、家庭全体の安全を見直すきっかけになります。
「子供PSCマーク」の確認とあわせて、家のなかに潜む危険にも目を向けてみてください。* * * * * * * * *
乳幼児の不慮の事故は、環境と発達段階のミスマッチによって起こることが多いとされています。
「子供PSCマーク」をひとつの目安として、製品選びと家庭環境の両面から、安全を考えていきましょう。
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