子どもの安全ブログ

<2018年版>子どもが気をつけるべき防犯・安全のまとめ

あけましておめでとうございます。
セコムの舟生です。

今年も、子どもたちの安全に役立つ情報をたくさん発信していきたいと思いますので、引き続きご愛読をよろしくお願いいたします。

さて、昨年もいろいろな事件や事故がありました。
子どもが被害者になることも多く、私たち大人がしっかりと現実と向き合って対策を考える必要があると感じています。
子どもを取り巻く社会環境もとどまることなく変化しています。
スマートフォンの普及による新しいリスクにも対応が必要ですね。

そこで2018年最初の記事は、2017年の犯罪傾向を振り返りながら、気をつけたいことをまとめます。
お子さんと一緒にお読みいただき、新年の防犯・安全対策にお役立てください。


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▼ 松戸の女児殺害事件 「知っている人」による犯行
昨年3月、千葉県松戸市で小学3年生の女の子が殺害される痛ましい事件が起きました。
通学路の見守りをしていたという容疑者と女児は顔見知り。事件の背景が報じられるたびに大きな衝撃を受けました。

「いったい何を信じればいいのか」「子どもを守る方法はあるのか」という不信感や不安を募らせた方が多いのではないでしょうか。

この事件から学ぶべきは、「知っている人でも油断してはいけない」ということ。
多くの場合は、子どもが好きで見守ってくださっている方だと思います。しかし、今回のような事件を見ると、世の中には親切な大人の仮面を被って子どもに近づく者もいて、見た目や普段の様子からではわからないこともあるということに気付かされます。

お子さんとのコミュニケーションのなかから、親御さんの知らない人との交流がないか、異変はないか、困ったことがなかったかなどを探るようにして危険の予兆を見逃さないようにしましょう。


▼ 「知っている人」による犯行をどう防ぐか
「知っている人」による犯行は、他にもいくつか起きています。
昨年6月には、地域の子どもたちに自宅の倉庫を開放していた男が、小学生女児に対するわいせつ犯罪で逮捕されました。
また、公園で声をかけて顔見知りになった女児2人を車で連れ去った事件なども起きています。

子どもは、話しやすい人に対しては警戒心を解いて、すぐに懐いてしまうようなところがあります。
たとえ顔見知りでも、親切にしてくれる人でも、ついていったり、車に乗ったりしては絶対にいけません

このことを子どもにしっかりと話して聞かせてください。

一度親しくなると、誘われれば断りにくく感じることもあると思いますが、相手の要求に言われるがまま従うことは危険。
考えたり躊躇したりしていると、どんどん付け込まれてしまうので、きっぱりと「イヤです」と断る練習をさせましょう

断りにくいときは、「お母さん(お父さん)がダメっていっているから」と断るようにさせるといいでしょう。
気持ちが優しくてNOを言うのが苦手なお子さんも、断る理由を親にゆだねることができるので心理的なハードルが下がると思います。

普段から付き合いのある、仲のいいご家庭の方からの誘いでも、「一度家に帰って聞いてみます」と言わせるようにしましょう。
子どもの判断に全て任せるのではなく、親が介在することを習慣化しておくと、「誘われてついていく」といったリスクを減らせるはずです。


▼ 増え続ける「児童ポルノ」被害
警察庁の発表によると、2017年上半期に児童ポルノ事件の被害者は594人。前年同期に比べて減少しましたが、検挙件数は過去最高の1,142件で、前年の同時期より123件増加しました。

児童ポルノ被害の約4割を占めているのが「自撮り」です。
SNSなどを通じて知り合った相手に、だまされたり脅されたりして自分で撮影した裸の画像などを送るもので、さらなる脅迫の材料として利用されたり、児童ポルノとしてインターネット上に出回ったりするなど悪用されるケースも多くなっています。
友情の証として裸の写真を要求されて送ってしまう、相談した悩みをばらすなどと脅されて送ってしまうなど、子どもの知識不足、未熟さも背景にはあるようです。

被害が相次いでいる状況を深刻に見た警察庁が、被害経験がある子を対象とした調査に乗り出すなど、社会的に大きな問題になっているのが現状です。「自画撮り」要求に対する規制の条例化も各地で動き出しています。

私も数年前から、講演などでSNSの安全対策について話していますが、小学生でもSNSを利用している子が増えているのを実感しています。
初めて手にしたケータイがスマホで、SNSをコミュニケーションツールとして当たり前に使っている子も多いです。

成長してからSNSの文化に触れた大人とは違って、子どもはSNSの利用に躊躇(ちゅうちょ)がなく、新しい機能の利用やネットで知り合いを増やすといった使い方にも積極的といえます。
子どもは柔軟性があり、好奇心も旺盛ですから、なんの制限や危険性に対する知識もなくスマートフォンを渡したらどうなるかは想像に難くありません。
これからもっとスマートフォンが普及していきますので、自撮り被害はさらに増えるかもしれません。

子どもにスマートフォンや携帯電話を持たせるときは、使い方については十分に話しあい、ルールをしっかりと決めておく必要があります。
子どもに委ねるのではなく、親が管理する意識を持ってください。


▼ 「個人情報」について子どもも学ぶ時代に
知らない人に自分の写真を送ったり、実名などをSNSに投稿してしまったりするのは、インターネットの怖さをよく理解していないことのあらわれだと思います。

誰もがSNSを気軽に使うようになり、個人が情報を発信できる時代ですが、インターネット上に発信された情報は、簡単に消せないということを忘れてはいけません。

プロフィール用の写真を児童ポルノなどに悪用されたり、住所や小学校を特定されて狙われたりすることも十分に考えられます。
個人的なメッセージのやりとりでも、相手に悪意があれば、どんな使い方をされるかわからないのです。たとえ友達でも、安易に個人の情報に当たることを発信しないように教えてください。

個人の情報は、名前や住所、写真だけではなく、部分的でも組み合わせれば個人を特定できるものも該当します。
SNSに投稿した写真に特徴的な建物が写っていれば居場所を特定できますし、「今日は塾の日」など個人的な話を投稿すれば、悪意のある人に行動パターンを把握されてしまう可能性もあるのです。

これらは大人でもやってしまうことがよくある行為ですが、実際にインターネット上に投稿された情報から犯罪被害につながったケースもありますので、特に子どもには十分に注意させなくてはなりません。

また、普段から子どものインターネットの利用状況を把握してください。
どんなサイトやアプリを利用しているのか、どんな使い方をしているのか、どんな情報を発信しているのかを定期的にチェックしましょう。
プライバシーの侵害ではないかと心配される親御さんもいますが、間違った使い方が当たり前になってしまうほうが怖いことです。
自由に使わせるのは、リスクを十分に理解して、安全に使えるようになってからでも遅くありません。

慣れないうちは親御さんが確認しながら使うということを習慣にしましょう。


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子どもが被害にあう事件は、いつの時代もなくなりません。
弱い存在である子どもが狙われることは、絶対にあってはならないことですが、保護者が目を光らせていなければ、被害にあう可能性を低くすることはできないのです。

ひとつの大きな事件が起きると、類似した事件が続くことがあります。
今年も子どもに関連するニュースに関心を持ち、どんな対策ができるかをご家庭で話しあうようにしてください。

このブログからも、子どもの安全に関する最新情報をお届けしていきます。

2018.01.04

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