知らない人に声をかけられたら?対処法と子どもへの教え方

セコムの舟生です。

はじめに、ちょっと宣伝させてください(^^)
9月2日(土)、東京・渋谷区の代々木公園で開催される渋谷区防災訓練「SHIBUYA BOSAI FES 2017」のBOSAIトークステージに13時~13時45分の予定で私が出演します。
テーマは「親子で取り組む 防災対策 はじめの一歩」。お子さんのいるご家庭での防災対策について、わかりやすくお伝えします。

「SHIBUYA BOSAI FES 2017」では、このほかにも防災に関する展示やワークショップなど、イベントが盛りだくさんです。お近くにお住まいの方は、ぜひお越しください。

渋谷区防災訓練「SHIBUYA BOSAI FES 2017」
期日:9月2日(土)・3日(日)
ウェブサイト:http://shibuya-bosai.tokyo/


さて、子どもが不審者から声をかけられるという事案は、全国各地でたびたび起きています。
連れ去りやわいせつ犯罪などに結びつくこともあり、保護者にとっては特に気がかりなことのひとつです。

学校でもご家庭でも「知らない人から声をかけられたとき」の対応を教えていると思いますが、実際に知らない大人から声をかけられると、教えられた通りにはできないこともあります。

「相手の人に失礼かもしれない」
「怒らせてしまったらどうしよう」
「怖くて断れない...」

など、子どもなりにいろいろ考えて躊躇(ちゅうちょ)するものです。

どうしたらとっさに防犯行動を取ることができるでしょうか。
突然見知らぬ人に声をかけられても、ためらわずに身を守ることを優先できるよう、声かけのときの対処方法やお子さんへの教え方についてまとめます。


* * * * * * * * *


▼ 巧妙な声かけにだまされないために知っておきたいこと
子どもに悪意を持って近づく不審者は、あやしまれないためにさまざまな理由を考えて話しかけてきます。
「声かけ」がきっかけになった犯罪を読み解くと、声かけの種類はいくつかに分類できることがわかります。


・パターン1:助けを求める
「病院までの道を教えて」「財布を落とした。お礼するから一緒に探して」など、優しいお子さんや責任感の強いお子さんは、困っているふりをするこうした声かけを断りにくい傾向があるようです。
また、「服に何かついているよ」「家まで送ってあげようか」など、善意を装った言葉は、きっぱりと断りにくいものです。あいまいな返事が、しつこく付け回されるすきを与えてしまいます。

・パターン2:子どもが好きなもので気を引く
「お菓子を買ってあげる」「子犬を見に来ない?」「レアカードをあげる」など、子どもの流行や好みを狙って声をかけるパターンです。
顔見知りのケースもあり、子どもが心を許してしまうこともあります。
「そのゲームすごいね」「(滑り台にいる子に)受け止めてあげるから飛んでごらん」など、楽しく遊んでいるときなど、気分が高揚しているときに話しかけられると、つい心を許してしまいがちです。

・パターン3:緊急を装う/脅す
「お母さんが事故にあったから車に乗って」「さっき万引きしたでしょう?」など、子どもが動揺することを狙った声かけは、考えるすきを与えずに車に乗せるなど強引な手口が考えられます。

・パターン4:大人の世界に誘惑する
「きみ、可愛いねぇ、モデルとして雑誌に載せたいから写真を撮らせて」「向こうでアイドルがロケをやってるから紹介してあげる」など、ちょっと背伸びしたい子を誘惑する声かけです。



声かけはどんどん巧妙化していますので、新たなパターンが出てくるかもしれません。
警戒が必要なのは、「○○しない?」「○○はどこ?」など、子どもに何かしらの答えを要求する声かけ。
また、「○○へ行こう」「○○をしよう」といった、子どもに行動をうながす声かけも、邪な意図がある可能性があると覚えておいてください。

お子さんには、こうした知識をしっかりと教えることが大事。
知っていれば、戸惑うより先に「あやしい」「危ない」というセンサーが働きます。

危険が迫ったときは、とっさの判断力が非常に重要ですので、判断に役立つ情報は日頃からできるだけ教えておきましょう。


▼ 声をかけられたときの行動を身につける
知らない人から声をかけられたときの対応の基本は、「いやです」「わかりません」と大きな声ではっきりと断ること。

警察を装ったり、言いがかりをつけたりして、子どもが断りにくい状況をつくり、「一緒に来て」と声をかけるパターンも見られますが、「誰に何を言われても、一緒について行かない」ということを繰り返し教えておきましょう。

断りにくいときは、「お母さん(お父さん)に聞いてみます」と言い、すぐにその場を離れるようにしてください。
相手の返事や反応を待つ必要はありません。
子どもが戸惑い、迷うような質問をしてくること自体が警戒に値します。

危険かもしれない状況から、一刻も早く遠ざかることが何よりも大事だと教えてください。

また、腕や服をつかまれたりすると、子どもの力では逃げることが困難です。
どんな声かけをされても、相手との距離は大人が両手を広げたくらい取るようにして、少しでも近づいてきたらその分、身を引き一定距離を保ち続けるようにします。
これは言葉では感覚がつかみにくいので、親御さんが不審者役になって、実際に練習してみるといいでしょう。


▼ 大事なのは「声かけにあわないこと」
これまで声かけにあった場合の対処方法をお話してきましたが、より大事な防犯対策は、「不審者から声をかけられるような状況をつくらないこと」です。

子どもを狙う不審者は、声をかけるすきがある子を見極めて、人目につかないわずかな瞬間を狙って犯行におよびます。

「声をかけるすき」とは、以下のようなことです。

・ひとりで歩いている/遊んでいる
・人通りがないところを歩いている/遊んでいる
・何をするでもなく暇そうにしている
・ぼんやり考えごとをしている
・ゲームや本など目の前のものに気を取られている
・うつむいていてまわりを見ていない

周囲に対する警戒がなく、自分の世界に没頭していると不審者に狙われやすいです。
また、急いでいる人や忙しそうな人に話しかけにくいのは、不審者でも同じこと。
目的なく時間つぶしをしていると「何をしているの?」と話しかけやすいことは、想像に難くないでしょう。

屋外はもちろん大きな商業施設などではなるべくひとりにならないこと、周囲への警戒を常におこたらないことが肝心です。
ひとりになってしまったときは、不審者がつけ入るすきを与えないよう、しっかりと顔をあげてキビキビ歩くよう教えましょう


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声かけによる被害を未然に防ぐためには、防犯ブザーを身につけることも有効です。
危険が迫ったときに周囲に知らせる手段ですが、犯罪抑止にも役立つことがあります。

不審者は極力リスクを避けようとしますので、防犯ブザーをつけている子どもは「手を出しにくい」と考える可能性があります。
通学のときだけではなく、遊びに行くときや通塾や習いごとのときも、外出するときは常に防犯ブザーを身につける習慣をつけましょう。ただし、ただ持たせているだけでは身を守ることはできません。電池や故障の確認をして、ちゃんと使い方を練習しておきましょうね。

2017.08.24

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