子どもの安全ブログ

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[入学準備特集2017 Part1]新1年生の保護者が知っておきたい「防犯の基礎知識」

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セコムの舟生です。

犯行におよぶ手口を知り、対策を立てることがお子さんの防犯につながります。来年4月に向けて、小学校の就学前検診が行われている時期だと思います。
小学校での新しい生活のスタートが迫っていますね。

これまでは保護者の送り迎えで幼稚園や保育園に通っていたお子さんも、4月からは子どもだけで小学校に通うことになります。
保護者の方はご心配がたくさんあることでしょう。

これから入学まで約5カ月。
少しずつ準備を進めておけるといいですね。

そこで、新入学の心構えや安全のための知識などを、[入学準備特集2017]と題して、月に1回程度お伝えしていこうと思います。

初回の今回は、「子どものための防犯の基礎知識」についてまとめます。
子どもの防犯について、お子さんに何からどうやって教えればいいか迷うという保護者の方は少なくありません。

子どもの防犯は、大切なポイントをおさえて、シンプルに、具体的に伝えることが大事です。
お子さんにあれこれ、いっぺんに教えてもうまく伝わりません。
教える方も大変です(^^)

お子さんの防犯の入り口として、わかりやすくまとめていきますので、ぜひご一読ください。


* * * * * * * * *


▼ まずは小学生が被害にあいやすい犯罪の手口を知る
「子どもの安全NEWS」でも取り上げているように、小学生が被害者になる暴行や連れ去りなどの事件がたびたび発生しています。

また、各地域の警察署が公開している不審者情報を確認すると、児童への声かけ、つきまといなど、犯罪行為にあたらない事案が連日のように発生していることがわかります。

わいせつ目的で、低学年の子どもが狙われることも少なくありません。
小学生が狙われる犯罪は、どのようなきっかけで行われるのでしょうか。

大きくわけて、手口は2つ
(1)声をかける
声かけをきっかけに連れ去りや、暴行などの犯罪に発展するケースがあります。
声かけの内容は巧妙で、「お菓子をあげる」なとど子どもが好きなもので誘うものや、「駅までの道を教えて欲しい」などと助けを求めるもの、「お母さんが事故にあった!」などと緊急をよそおうものなど、さまざまです。
なかには「君のせいでケガをした」と因縁をつけたり、警察を語って連れ去ろうとしたりする悪質な手口もあります。

(2)強引な犯行
ひと目がない場所でタイミングを見計らって、無理やり犯行におよぶ手口です。
犯行には車が使われることもあり、子どもが通りかかったときに引っ張り込む、暴力をふるって言うことを聞かせるなど、手段は悪質で強引です。

これらの犯行の多くは、下校時間や帰宅時間にあたる午後3時~午後6時に集中しており、ひとりでいるときに狙われるケースが非常に多いです。


▼ 新1年生が最初に覚えたい2つの「防犯ポイント」
どんなふうに犯行が行われるかを知れば、危険を回避する手段も具体的にわかります。
保護者の方は、犯罪被害の現状を把握したうえで、必要な防犯知識を子どもに教えてください。

まずは2つのポイントに絞って、子どもの防犯教育をスタートしましょう。
(1)「知らない人」はどんな人か具体的に教える
「知らない人」の定義を親子で確認し、具体的に教えましょう。「知らない人についていってはダメ」と教えているご家庭は多いと思いますが、小さなお子さんの場合、親しげに話しかけてきた人や、ときどき見かける人を「知っている人」と判断して、警戒心を解いてしまうことがあります。
声かけがきっかけとなる犯行が多い現状からも、「知らない人」について正しく理解することはとても大切です。具体的に教えましょう。

お子さんには、「こういう人は"知っている人"かな?"知らない人"かな?」と質問してみてください。自分の頭でイメージして、考えることが理解の近道です。

<こんな人は「知らない人」>
□ 見たことがない人
□ 名前を知らない人
□ 住んでいるところを知らない人
□ お父さん、お母さんが知らない人

<こんな人も「知らない人」>
□ ときどき挨拶するが、名前や住んでいるところを知らない人
□ 近所でよく犬の散歩をしているが、名前を知らない人
□ よく行くお店で働いている人だが、お父さん、お母さんの知り合いではない人

もちろん「知っている人」であっても、親が事前に了解していない場合にはついて行ってはいけないことを、しっかりと教えておきましょう。

(2)「ひとりになってはいけない」を理解させる
ひとりでいることは犯罪被害のリスクを高めます。ひとりにならないことの重要性を教えましょう。子どもを狙う犯罪の多くは、ひとりになったときに発生しています。
ひとりにならないことを意識して行動するだけでも、狙われるリスクは軽減されるはずです。

入学後は保護者の目が届かない時間が増えてきますので、「ひとりにならない」ことの重要性は、入学前のいまのうちによく教えておく必要があります。
一緒に買い物に行ったときなど、日常生活から「ひとりで行動しない」ということを徹底させましょう。

ただ「ダメ!」と言っても子どもの心には届きません。
なぜダメなのか、どのように行動すればいいのかを、子どもにわかるよう繰り返し伝えることがポイントです。


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お子さんに防犯のことを教えるときは、あまり怖がらせすぎないよう気をつけてください。
せっかく楽しみにしている小学校生活への期待がしぼんでしまうかもしれません。

最初のきっかけとしては、クイズやゲームを取り入れて興味を持たせる方法が役立ちます。
親子でやってみよう ぼうはんクイズ」もぜひ活用してくださいね!

2016.10.31

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