過熱するカードゲーム人気!子どもが集まるアミューズメント施設の安全を考える
-
セコムの舟生です。
小学生の子どもたちを中心に大人気のカードゲーム機。
品薄で社会現象にまでなっているものもありますね。男の子向け、女の子向け、さまざまな種類があって、夢中になっているお子さんも多いのではないでしょうか?
アニメ人気やいろいろな商品とのタイアップなどで、カードゲームは身近な遊びのひとつになっているようです。
今回は、そんなカードゲーム機が置いてある場所に潜む危険や、子どもが健全に育つための適度な遊び方などについて考えてみたいと思います。
* * * * * * * * *
▼ 大人気のカードゲーム機。お子さんは節度のある遊び方をしていますか?
コインを投入することでカードを得て、そのカードでいろいろなゲームを楽しめる「アーケード用カードゲーム機」。ゲームセンターだけではなく、商業施設の玩具コーナーやゲームコーナーにも設置されているので、小さなお子さんも気軽に楽しんでいますよね。保護者の方が付き添って、節度ある遊び方をしている分には、とても楽しい時間を過ごせると思います。
しかし子どもだけでそうしたアーケードゲーム機がある場所に遊びに行くようになると、ちょっと心配です。
繁華街のゲームセンターのような場所には、警戒して足を踏み入れないかもしれませんが、小学生に人気のゲームは、スーパーやショッピングモールなど、気軽に足を運びやすい場所にも設置されています。
お小遣いを持ってそのような場所に遊びに行った場合、お子さんは自分をコントロールすることができるでしょうか?
お金が必要なゲームの適度な遊び方については、家庭でしっかりとルールを決めておき、もしも守れなかったときのことも約束しておくことをおすすめします。
▼ カードゲーム機に夢中になりすぎると何が起きるか?
警察庁が発表した「平成25年度 犯罪情勢」によれば、小学生が被害者となった犯罪で最も多いのは、「窃盗」です。次に「暴行」「傷害」「強制わいせつ」「恐喝」が続きます。被害にあうのは、おそらく保護者が近くにいないときでしょう。
何かを盗まれたり、脅されたりするのは、子ども自身がお金を持っているとか、人が欲しがるものを持っているときではないかと考えられます。人気のゲーム用カードが狙われる可能性も、ないとは言えません。
子どもが狙われるのは、大人より力が弱いこともありますが、スキを見つけやすいということもあります。ゲームなどに夢中になっていれば、身に迫った危険に注意が及ばないこともあるかもしれません。
また、盗難・恐喝などの犯罪に加えて、過去には、商業施設内のゲームセンターにいた小学生の女児が体を触られたという被害もありました。盗撮などの被害も報告されています。
子どもが集まる場所には、子どもを狙う者が紛れ込んでいる場合もありますから、くれぐれも身辺には注意していただきたいものです。
<アーケードゲーム機のある場所で遊ぶときは?>
● 必ず友だちと一緒に行動する
● ゲーム中もときどき周りを見回す
● 貴重品は肌身離さず持つ
● お金を多く持ちすぎない
● レアカード(人気がある・手に入りづらい)などを無防備に見せびらかさない
● 知らない人に話しかけられても応じない
● 危険を感じたらすぐに施設スタッフに知らせる
* * * * * * * * *
明るくて安全そうに見える、ゲームコーナー。
大抵の場合は、施設のスタッフや警備員などが安全を見守っていますが、大型のゲーム機が設置してある場所は死角も多いため、小学生だけで遊びに行くには不向きとも言えます。できれば保護者が付き添い、子どもの様子を見守っておくほうが良いでしょう。
2014.10.06