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小学校は安全?保護者がチェックしたいポイントはココ!

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セコムの舟生です。

2月に入り、これからが寒さの本番。寒い日が続きますね。
首都圏でも小雪がちらついた1月28日、福井市の通学路で小学生の列に雪でスリップした自動車が突っ込み、子どもがケガをする事故が起きました。

まだしばらくは降雪や路面凍結による事故が想定されますので、油断できません。登下校時は、周囲の状況にも十分注意して歩くようにしてくださいね。

さて、小学校入学を控えたご家庭では入学準備があわただしくなる時期かと思います。新入生の説明会などで、保護者の方が小学校に足を運ぶ機会もあるのではないでしょうか?

保育園や幼稚園とは異なる、小学校の建物。2001年の大阪の小学校で起きた児童殺傷事件をきっかけに、全国の学校で防犯・安全対策の強化が進められてきましたが、校内や学校周辺での事件や事故はたびたび起きています。

小学校でどのような防犯対策が取られているか、保護者自身がしっかりと把握しておくことをおすすめします
そこで今回は、「学校の防犯力」をチェックするポイントをご紹介したいと思います。


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▼ 学校の安全対策で見るべき4つのポイント
文部科学省による『学校施設の防犯対策事例集』によれば、学校施設の防犯対策に必要な視点として、「来訪者を確認できること」「視認性や領域性を重視していること」「各教室に通報システムが導入されていること」の3点が挙げられています。これらを踏まえて、具体的にチェックするポイントを考えてみましょう。

■ チェックポイント[1] 来校者チェックは十分か
学校が来校者をどのような手続きで校内に入れているか確認しましょう。
インターホンによる来校者確認、受付での記名や名札の着用、教職員による受付対応など、重層的な来校者チェックは行われていますか?
また、教職員が校内で見かけた来校者に「声かけ」をする習慣はあるでしょうか。あいさつしたり、訪問目的をたずねたりして、言動や様子をチェックすることも不審者発見につながります。そのようなことが習慣化されているかどうかも、学校側の防犯意識を確かめるポイントです。

■ チェックポイント[2] 校門の管理はどのようになっているか
来訪者確認や不審者の侵入防止には、出入口の集中管理が有効とされています。学校によっては、複数の門があることもありますが、必要性の低い門は常時閉鎖、施錠するなどして、来訪者の出入口を絞り込む対策は取られているでしょうか?
また、メインゲートも、時間帯に応じて施錠管理がきちんとなされているかどうかが非常に重要です。そのような対策が難しい学校では、教職員や警備員による見回りを頻繁に行うなど、代替策が用意されているかを確認しましょう。

■ チェックポイント[3] 校庭や校舎が見通せるか
防犯性を高めるためには、校庭や校舎からの見通しを確保し、死角となる場所をつくらないことが大切です。視認性や領域性の高い学校は、犯罪を意図する者が心理的に接近、侵入しにくいといわれています。
たとえば、大通りに面していない門や、雑木林が隣接する一角などがあれば、人の目につかずに壁や柵を乗り越えて入ってくることも可能です。このような場所が学校内のどこにあるかを、教職員だけではなく、保護者や子どもたち自身もきちんと把握するようにしましょう。
見通しのいいフェンスや視界を遮らない植栽などで囲われ、またそれらがよく手入れされた状態の学校は、防犯意識が高いといえるかもしれません。

■ チェックポイント[4] 校内の責任体制や非常時の通報システムは?
非常時連絡用の通報システムが備えられていることも大切ですし、教職員の間で、共通の意識があるかどうかというのも、学校防犯という見地では重要なポイントです。
万が一、学校に不審者が侵入するなど、予測しない危険が起きたときどうするのか、どの先生にたずねても明確に答えられるでしょうか?
教職員それぞれの役割分担や連絡体制が明確になっていることはもちろん、防犯意識の高い学校では、不審者に知られないように、他の教職員に知らせるサインやヘルプカードなどを準備しているところもあるようです。対応策を質問してみることをおすすめします。


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監視カメラや防犯センサーを設置する学校も増えていますが、そういった設備があったとしても「これで十分安心」というわけではありません

こうした防犯対策を校内だけで完結させず、地域と学校が連携をはかれば、より安全性が高まります。保護者も学校だけに安全・安心を委ねるのではなく、学校の安全を担う一員として"参加"する意識が必要なのです。小学校を訪れた際は、ぜひ厳しい目でチェックしてみてくださいね。


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