先輩ママ・パパにアンケート「子供の防犯どうしていますか?」 パート1
-
セコムの舟生です。
この時期、春から新一年生になるお子さんの行動を見て、「きちんと小学校でやっていけるのかしら」と不安になる親御さんも多いようです。そんななか、保護者の方から「どのように子供の防犯に取り組めばよいのかわからない」という声が寄せられました。
そこで「子供の防犯ブログでは、小学生の子供を持つセコム社員へ独自のアンケートを実施。日常生活の中での子供の防犯対策について回答してもらいました。今回は、アンケート結果をもとに、先輩パパ・ママの「子供の防犯」への取り組みをご紹介します。防犯対策に役立つヒントがたくさんありますので、ぜひ参考にしてみてください。
* * * * * *
■ セコムで働くパパ・ママにアンケート!「子供の防犯」の実態は? 今回アンケートに答えてもらったのは、現在小学生1年生~6年生の子供を持つセコム社員89名。小学生の子育て中である"先輩パパ・ママ"です。「子供の防犯」に関するオリジナルのアンケートを作成し、回答してもらいました。質問:小学校入学前に、お子さんと安全(防犯)についての話をしましたか?
この質問では、約76%の家庭が子供と安全(防犯)についての話をしたと回答。やはり、多くの家庭では、小学校に入って親から離れて通学することを機に、安全や防犯についてお子さんに話をするようですね。その際は、テレビ・雑誌からの情報や自分の知識を使って話をしたという回答が多く見られました。○ 先輩パパ・ママの声
・安全について、子供とよく話すことは大切だと思います。
・子供なので、防犯意識はすぐに身につかないかもしれません。何度も話をすることです。<舟生のアドバイス>
このブログで何度もお伝えしていますが、防犯を考える上で親子のコミュニケーションはとても大切です。入学前に、ぜひお子さんと安全や防犯について話し合ってみてください。一度だけでなく、繰り返し話をしてみましょう。テレビのニュースなどを見ながら、あまりかしこまらずに話題に取り上げられるといいですね。
質問:お子さんに防犯グッズを持たせていますか?また、どんな防犯グッズを持たせていますか?
子供に防犯グッズを持たせていると回答したのは約82%でした。そのうち、もっとも多かったのが防犯ブザーで約89%。そして「ココセコム」を持たせているという家庭も約26%に上りました。○ 先輩パパ・ママの声
・防犯ブザーを携帯させ、いざというときに使えるよう時々練習させています。
・一人目の子供が小学校に上がる時はとても不安でしたが、ココセコムが大変役にたちました。<舟生のアドバイス>
ほとんどの家庭でお子さんに防犯グッズを持たせているようですね。最近では自治体などが小学生に防犯ブザーを配布するケースもあると聞きますし、防犯グッズは小学生の"必須アイテム"となっているのかもしれません。さらに安心な防犯グッズとしてオススメなのが、アンケートの回答にもあった「ココセコム」。お手持ちの携帯やパソコンでいつでも「ココセコム」を持っているお子さんの居場所を調べることができるだけでなく、いざというときにはご家族の要請によりセコムがお子さんのもとへ駆けつけることができます。私も実際に子供の帰りが予定より遅いなと感じたときに、ココセコムで居場所を確認して安心することがたびたびあります。特に通学に慣れない一年生のお子さんがいる場合、パパ・ママの心配を解消してくれるアイテムです。
■ 子供の外出時の防犯対策
今回のアンケートでは、共働き(フルタイム・パートタイム含む)の家庭が約57%。そのため、子供の帰宅時、保護者が自宅にいないケースも多いようです。学校帰りやお友達の家に遊びに行ったときなど、子供の外出時の防犯対策はとても大切。先輩パパ・ママはどんな対策をしているのか、声を聞いてみました。質問:お子さんの外出先を常に把握されていますか?
この質問では、約78%が「子供の外出先を常に把握している」と回答してくれました。ほとんどの家庭で、お子さんの外出先を把握するように心掛けているようです。○ 先輩パパ・ママの声
・必ず行く先を告げてから出かけるようにし、行き先が変わる場合は自宅に知らせるよう約束させています。<舟生のアドバイス>
いつから子供だけで出かけても良いかは、そのお子さんの年齢や性格にもよると思います。まずは、お友達の保護者の方ともよくコミュニケーションを取り、事前に行く場所や帰る時間などについての約束をきちんとしてから、近い場所・安全な場所から出かけさせるようにしましょう。
質問:お子さんの門限(遊びから帰宅する時間)は決めていますか?
アンケートでは、約79%が「門限(遊びから帰宅する時間)は決めている」と回答していました。○ 先輩パパ・ママの声
・子供は遊びに夢中になると時間も約束も忘れることがあるので、意識付けをさせた方が良いです。<舟生からのアドバイス>
お子さんが出かけていくときには、かならず帰宅時間を確認しましょう。小学生の場合は、時計を身につけていないことも多いので、「公園の時計を自分で見るんだよ」、「夕方のチャイムがなったら遊びを終わりにして、すぐに帰ってくるんだよ」、「お友達のお母さんに帰る時間を伝えておいてね」など、約束を守らせるようにしましょう。家庭ごとに防犯のルールは違うものです。帰りが遅くなると、お父さん・お母さんが心配する、ということをお子さんに話してみてください。また、冬場になると暗くなる時間は早くなるので帰り時間も早めるなど、状況に合わせた約束をしましょう。
質問:保護者が仕事や用事で子供の学校終了時に不在の場合、どうされることが多いですか?
アンケートでは、「学童保育などを利用する」「親戚や知人にお願いする」が半分以上を占めました。皆さん、子供が自宅で一人にならないように工夫されているようです。しかし、「子供だけで留守番をさせる」と回答した社員も約4割。その場合は、留守番中のルールを決めて防犯対策をしているようです。○ 先輩パパ・ママの声
・低学年のうちは安心して預けられるところを確保した方がいいと思います。学童保育やアフタースクールなど、公的機関のサービスを調べて利用しています。
・なるべく子供だけで留守番をさせないようにしていますが、一人で留守番をしなければならない時は、訪問者が来ても出ないように指導しています。
・子供だけで留守番のときは、来客があってもインターホンで話し、玄関を開けないようにと言っています。<舟生からのアドバイス>
小学生になれば留守番をする機会もあるでしょう。子供に留守番をさせるときには、留守番中に起こりうることを具体的に想定し、特に訪問者や電話があったときの対応について家族でよく話し合い、お子さんのできることをよく見極め、生活環境や成長度合いに合わせたルールを決めることが重要です。* * * * * *
「遊んでいて小さなケガをしてしまった」「友達とケンカをした」といった経験は、子供が強く大きく成長していくためには必要な痛みかもしれません。しかし「犯罪に巻き込まれる」「大きな事故に遭う」といった経験は、決して子供に良い影響を与えません。そんな経験は絶対にさせたくないものです。子供が大きくなるにつれ、子供が一人で行動する機会はますます増えていきます。事件や事故に巻き込まれないためにも対策はしっかりと。家族でよく話し合い「わが家のルール」を決めて、それを家族で守るよう努力することが大切でしょう。
2010.03.12