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入学準備特集2010 [1] 親子で確認、”知らない人”ってどんな人?

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入学準備特集2010セコムの舟生です。

2月になり、幼稚園や保育園では卒園式に向けての準備が着々と進んでいるようです。卒園生のお父さん・お母さんにとっても、この時期は卒園や謝恩会の準備などで何かと気ぜわしいとき。役員に選ばれた方は、園と保護者の橋渡し役として大忙しの日々を過ごされていることでしょう。大変かと思いますが、きっとよい思い出になると思いますよ。頑張ってください!

思い出いっぱいの卒園式が終わると、いよいよ待ちに待った入学式です。新入学の準備のほうも、進んでいることと思います。しっかり準備を進めていれば、安心して桜咲く4月が迎えられますね。我が家の経験からも、両親が落ち着いて準備をしていくことで、子供も一年生になる心構えが少しずつできると思います。

そこで「子供の防犯」ブログでは、新入学のお子さんの安全・安心をしっかりとサポートするために、今回から4月にかけて「入学準備特集2010」と題し、小学校入学を控えたお子さんのママ・パパに知っていただきたい子供の安全に関する情報をシリーズでお届けします。

子供を守るために親ができること、子供に自分の身を守る力をつけさせるために親ができることについて、たくさんのヒントを盛り込んでいきます。ぜひお役立てくださいb(⌒o⌒)

第1回は、防犯の基本、"知らない人"を子供に正しく伝える方法についてお話します。

* * * * * *

"知らない人"について子供にきちんと説明する 小学生になると、お子さんの行動エリアが一気に広がります。自宅から学校への通学路はもちろん、お友だちの家や公園、児童館で遊んだり、習いごとに通ったりする場合もあるでしょう。外出時の防犯について、これからお子さんと話す機会を増やしていただきたいと思います。

さて、不審者が子供を誘うときに、「新しいゲームをやらせてあげる」「子犬を見せてあげるから一緒においでよ」といった言葉で、自宅や車の中、死角へと連れ込むという手口を使うことがあります。

多くの子供は、ご家庭で「知らない人にはついて行ってはいけません」と注意を受けていると思います。そのため、相手がまったく知らない人だったり、服装など見た目から「信用してはいけない」と子供自身が判断すれば、すぐに走って逃げたり、大声を出して助けを求めたりして自分の身を守ろうとします。

しかしその人が、いつも遊んでいる公園で話をしたことがある人だったり、ときどき一緒に遊んでくれたりする人だったらどうでしょう。ひょっとしたら、子供はついて行ってしまうかもしれません。

子供たちにとって、このような人たちは"知っている人"なのです。親からしてみれば"知らない人"ですが、子供と大人の間で、"知らない人"の認識が違ってくることは少なくありません

子供が地域の大人と関わりを持つのは喜ばしいことです。しかし、無防備について行ってしまうのは、防犯や安全面を考えると問題があります。

"知らない人"を子供に正しく理解させるためには、具体的な例を出して教えてあげることが大切です。

「知らない人」とはたとえばこんな人です
・見たことがない人
・名前を知らない人
・住んでいるところを知らない人
・お父さんお母さんが知らない人

お子さんに話をするときには、「いつもあいさつする人でも、名前を知らなかったり、お父さん、お母さんが知らない人は"知らない人"ね。近所の人とあいさつをすることはとてもよいことよ。だけど、ついて行ったり、物をもらって食べたりしては絶対にいけません」と、さらに具体的な説明をしてあげると理解しやすいでしょう。

こんな人も「知らない人」
・いつも遊んでいる公園であいさつをする人で、名前や住んでいるところを知らない人
・よく近所で散歩をしている人で、名前を知らない人
・お母さんと行くスーパーで働いている人で、お母さんやお父さんが知らない人

...など

これらは、子供に一度説明すれば大丈夫というものではありません。「知らない人」とはどんな人なのか例を挙げてくり返し言い聞かせ、きちんと理解させましょう。


「子供には子供だけの世界があること」を認識する
以前、知り合いのお母さんから、「小学1年生の息子と買い物に出かけたとき、突然、『ボクね、ラッキーっていう犬がいる家のおばさんとお友達なんだよ』と言われてとても驚いた」という話を聞いたことがあります。お母さんは、その犬のいるお宅がどこにあるか知っていましたが、大人同士の面識はまったくなかったとか。小学1年生でも、親が知らない人間関係ができあがっていたわけです。

子供には子供だけの世界があり、親が知らない人間関係ができていることもあります。しかしそこは親として、子供の人間関係を把握しておきたいと思いますし、知っておくべきです。こうした情報は普段の会話の中で自然と出てくるものですから、日ごろから子供とコミュニケーションを図り、何でも報告し合える信頼関係を築いておくことが大切でしょう。


"知っている人"でも油断は禁物
残念なことですが、実際には"知っている人"による犯罪も起こることがあります。特に性犯罪の場合、親戚やごく親しい大人が犯行におよぶケースもみられます。こういった場合、犯行を未然に防ぐのはなかなか難しいようです。

しっかりしたお子さんでも、「だれかについて行くときには、"知っている人だとしても"必ず親に確認をして許可を得る」といったルールを決めておくほうが安全でしょう。そして「もし変だと思ったら、知っている人でもすぐに逃げてよい」「怖いと感じたら防犯ブザーを鳴らしなさい」と教え、何かあったら、些細なことでも親に報告するよう話をしておくべきです。

特に小さな子供の場合は、家族以外の人が声をかけてきても決してついて行かないことを約束させてください。たとえ知り合いの人であっても、必ず家の人に確認することを子供に言い聞かせましょう。


○ ● ○ 今回のおさらい ○ ● ○

*「知らない人」を教えるときには、例を挙げてなるべく具体的に教える
*「知らない人」には絶対について行かないと約束させる
*「知っている人」でも、変だ、怖いと感じたらすぐに逃げるよう教える
*何でも報告し合えるよう、日ごろから親子のコミュニケーションをしっかりとる


「入学準備特集2010」第2回では、「子供を誘う手口について」ご紹介します。
公開は、2月5日の予定です。お楽しみに。

入学準備特集2010 記事一覧

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2010.02.03

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