子供の事故は家庭のなかで起こっている ~その1~
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セコムの舟生です。
お子さんをお持ちのみなさんは、家の中でも何かしらヒヤリとした経験があるのではないでしょうか? 私も自分の子供が背の高い椅子から転落してヒヤリとした経験があります。子供の事故の多くは、実は家庭のなかで起きているんです。あるデータによると、家庭のなかで事故を経験した保護者の80%以上が「ほんの少しの気配りで防止可能」と答えています。
今回から数回に分けて、家庭内の事故から子供たちを守るということをテーマにお送りしたいと思います。統計から子供たちの行動パターンを知れば、防げる事故もたくさんあるのです。
初回の今回は、0~1歳児に多く見られる事故と、その対処法をご紹介します。
●転落によるケガ
寝返りをうつようになる頃になったら、ベビーベッドやソファー、テーブルからの転落に気をつけなければなりません。またハイハイができるようなら、階段からの転落にも気を配りましょう。階段の上下に柵を設けたり、階段に近づけないような工夫をしたりする必要があります。階段からの転落は大きな事故につながりかねませんので、とくに気をつけるポイントです。
●寝具による窒息
赤ちゃんは、自分の頭が重いため、うまく動かすことができません。うつぶせになり、苦しくなっても自分で頭を持ち上げることができないため、窒息してしまう恐れがあります。やわらかい布団や、毛布には注意しましょう。寝ているそばに、ぬいぐるみを置いておくのも危険。避けたほうが安全です。自分の力で動けるようになると、今度はビニール袋などによる窒息に注意する必要が出てきます。コンビニの袋などを無造作に床に置いておくと、赤ちゃんの顔にかかり、窒息の原因になりかねません。
床に置いておく物には、誤飲を防ぐという観点からも配慮が必要です。手にふれる物を口に持っていくのは、赤ちゃんの本能。子供のおもちゃだからと油断しないように見守ってあげましょう。もちろんおもちゃ以外にも、生活のなかにある雑貨やタバコなど、口に入りそうなありとあらゆる物に注意が必要です。
●やけど
幼い子供は、さまざまな物に興味を示します。そのなかにはとても危険な物がたくさんあります。ストーブやアイロンなどの熱源も危ないですが、テーブルクロスをひっぱり、テーブルの上にあるお湯などの熱い物でやけどをするケースも少なくありません。直接、熱い物にさわれない状況でも、何かが動いた拍子に熱いものが子供に近づいてしまうという状況にも配慮しておきましょう。
●溺水
日本では、外国に比べて、家の中での溺死が多いというデータがあります。ハイハイができるようになった頃からは、浴槽に残し湯をしないようにしたり、お風呂場に入れないよう、戸にカギをかけたりといった対策が必要です。幼い子供たちは、何が危険で、何をすると痛い思いをするのか知りません。子供たちを守りながら、危険や痛みを教えていくのは大人の役目。
子供たちが危ない目に遭わないよう、細心の注意を払ってあげてください。
参考:
東京消防庁<子どもの事故を防ごう>
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次回は、10月27日(金)に記事アップ予定です、お楽しみに。
2006.10.25