マイナンバーカードの申請時の写真
公的な身分証明書としても利用できるマイナンバーカード。マイナンバーカードを申請する際は、写真の準備が必須です。ここでは、マイナンバーカードの申請に添付する写真について解説します。
マイナンバーカードに使用できる顔写真
- 縦4.5cm×横3.5cm(一般的に使われている証明写真と同じサイズ)
- 最近6カ月以内に撮影したもの
- 正面、無帽、無背景のもの
- 白黒の写真でも可
- 裏面(貼付面)に、氏名、生年月日を記入
適切な写真の規格
マイナバーカードには、縦2.75cm×横2.2cmに縮小して貼付されます。
不適切な写真の例
マイナンバーカードの有効期間は10年です。(20歳未満は5年)10年間同じ顔写真を使用するので、撮影は慎重に。書類に不備がなくても、写真に不備があると、マイナンバーカードの交付までにさらに時間がかかってしまいます。用意した写真に下記のような不備がないか、必ずチェックしましょう。
指定の寸法や規格を満たしていないもの
- 顔の位置が左右どちらかに片寄っている
- 顔が横向き
- 背景に柄、絵、風景がある
- 家具などの背景がある
- 背景に影がある
- 顔が左右に傾いている
メガネや髪型などで、個人を特定できないもの
- メガネのフレームが目にかかっている
- メガネのフレームが非常に太く、目や顔を覆う面積が大きい
- 照明がメガネに反射している
- 帽子によって頭部が隠れている
- 幅の広いヘアバンドなどにより頭部が隠れている
- サングラスをかけている
- 顔や頭の輪郭が隠れる装飾品などがある
- 前髪が長すぎて目元が見えない/顔の輪郭が隠れる
- 顔の器官が隠れる装飾品等がある
- 頭髪のボリュームが大きく、顔の面積が小さいもの
人物を特定しにくいもの
- 瞳がフラッシュ等により赤く写っている
- 笑い顔など、平常の顔貌と著しく異なっている
- 顔に影がある
- ピンボケや手振れにより不鮮明
デジタル写真の品質に乱れがあるもの
- ノイズ(画像の乱れ)がある
- ドット(網状の点)やインクのにじみがある
- ジャギー(階段状のギザギザ模様)がある
- 変形やマスキング(縁取り)などの画像処理をしている
写真の用意や撮影に不安がある人は、マイナンバーカードが申請できる街中の証明用写真機から申請する方法もあります。この場合、写真撮影とマイナンバーカード申請が一度にできます。
その他の注意事項
乳児を撮影するポイント
乳幼児の顔写真については、以下の方法で撮影しましょう。
- 布団などの上に寝かせ、正面を向いた状態で撮影します。シーツ布地は白など、柄がないものを使用。
- 乳幼児を抱いて、撮影するのもOKです。白い布をかぶって乳幼児を抱けば、抱いている人が写らないようにできます。
やむを得ない理由によって、適切な規格の写真を撮影できない場合
障がいのある方または寝たきりの方など、やむを得ない理由により適切な規格の写真を撮影できない場合は、下記のいずれかの対応が必要です。
- お住まいの市区町村に電話するか、来庁して申請書IDを伝える。
- 交付申請書の表面の氏名欄に「障がいがある」などの理由を記載して、交付申請書を送付する。
- 個人番号カードコールセンター(TEL:0570-783-578)に電話して、申請書IDを伝える。
2016.09.05更新