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残暑の季節の熱中症を予防するには?

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セコムの舟生です。

朝夕に秋の気配がまじる季節になりましたが、日中はまだ暑さのなごりが感じらる日もありますね。
気象庁によれば、9月の気温は全国的に平年より高めの予想です。

「スポーツの秋」と言われますがまだまだ「熱中症」への注意が欠かせません。
毎年この残暑の頃に、運動会の練習やクラブ活動などをしていて熱中症で搬送されるお子さんがたくさんいます。

今回は、あらためて残暑による熱中症の予防についてまとめます。
スポーツのときに熱中症にならないために知っておきたいことや、注意すべきことについてご紹介します。


* * * * * * * * *


▼ 9月は「急な暑さ」に注意!
9月は季節の変わり目で、気候が変わりやすい時期です。
急に暑くなったり、涼しくなったり、体への負担も大きくなります。

熱中症は、高温多湿の環境に体が適応できないときになるもの。
気候が安定しにくいこの時期も引き続き、熱中症への注意が欠かせません。

消防庁が発表した昨年9月の熱中症搬送者数を見ると、気温が20℃前後と低い日には搬送者数が少なく、急激に暑さ指数(気温・湿度・輻射熱を取り入れた温度の指標)が上昇した日に搬送者が急増しています。

曇りや雨で涼しい日が続いたあとに、急に晴れて気温がぐんとあがった日や、曇りでも湿度が高くて蒸し暑い日などは要注意。
熱中症にならないための対策」をお子さん自身にも徹底させましょう。

<子どももできる熱中症の予防法>
(1) のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をする
(2) 遊ぶときや運動するときは、こまめに涼しい場所で休憩する
(3) 歩くときや遊ぶときはなるべく日かげを選ぶ
(4) 汗をかいたらタオルでふく
(5) 体を締め付けず、汗が乾きやすい衣服を着用させる
(6) 帽子をかぶる


▼ 残暑で熱中症にならないための体づくりを
熱中症予防には体調管理も大切です。
お子さんの体づくりのサポートをしてあげてください。

早寝早起き、朝ごはんをきちんと食べるなど、規則正しい生活リズムをつくることは、熱中症予防のためには大切なことです。
「明日は休みだから...」などと例外をつくらないようにしてくださいね。

また、寝不足や体調不良のときは、無理をさせないこと。
場合によっては、運動に参加させない判断も必要かもしれません。
運動不足気味のお子さんは、急に運動会の練習などで長時間体を動かすと、熱中症のリスクが高いです。

夏休み中にエアコンの効いた環境に慣れてしまっていると、汗が出にくくなっていることもあります。日ごろから軽い運動などで体を動かして「汗をかける体」をつくることも大切ですね。


▼ スポーツ中の熱中症を防ぐには?
スポーツ中は体温が上昇するので、高温多湿の環境下では熱中症になりやすくなります。
「水分補給」と「体温を下げる」の2つを意識して、正しい熱中症対策を行うことが必要です。

(1) こまめに水分補給する
スポーツをするときは、普段以上に水分補給を意識することが大切。
のどが渇いていなくても、運動前と休憩のとき、そして運動後に水分をしっかり取らせましょう。もちろん、のどの渇きを感じたときはすぐに飲むことも大切です。
先生やコーチに早めに申し出るように教えておきましょう。
また、激しいスポーツのときの水分補給は、塩分や糖分を含むスポーツドリンクのほうがおすすめです。

(2) 適切に休憩を取る
運動時には、30分おきくらいに休息を取ることが適切とされています。
涼しい場所で水分補給をしたり、首筋を冷やしたりして、「水分補給」と「体温を下げる」を実施しましょう。
汗で体が濡れたままだと体温が下がりにくいので、タオルで汗をふいたり、着替えたりするのも効果的です。

(3) 無理をしない
運動中の熱中症は、ランニングやダッシュなどを繰り返したときに多く発生しているそうです。
激しい運動や長時間の運動で、たくさん汗をかいたときは要注意。
疲れやだるさを感じたり、気分が悪くなったりしたときは、早めに申し出るようお子さんに教えておきましょう。
運動を継続すると、急激に悪化して命の危険に関わることも考えられます。

(4) 体育館での運動や応援中も熱中症に注意
風のない締め切った体育館での競技や、室内トレーニングのときにも、熱中症になることがあります。
また運動だけでなく、仲間の応援で大声を出したり、炎天下に長時間立ったままだったりしても熱中症になることがあります。
熱中症になるのは屋外や運動中だけではありませんので、水分補給や休憩を忘れないよう、言い聞かせましょう。


* * * * * * * * *


運動会の練習やスポーツ活動のときは、学校や指導者も熱中症対策に気を配っていると思います。
けれども、それだけでお子さんの熱中症を完全に防ぐことはできません。
お子さん自身が熱中症を意識して予防を心がけると同時に、自分の体調変化を気にかけなくてはなりません。

早めに対処できるよう、お子さんに熱中症のことを詳しく教えてあげてくださいね。

2017.09.14

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